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FXで一番重要な指標「米雇用統計」を徹底解説!実践的な戦略は?


FXトレードをしている人はその手法がどうあれ、米国の雇用統計は無視できない要素となっていることでしょう。世界経済に大きな影響を及ぼすアメリカは、その経済動向にも大きな関心が集まります。

取り分け雇用統計は、アメリカ経済を端的に表すものとして非常に注目が高い指標の一つです。米国雇用統計の発表前後は、為替レートにも非常に大きな影響が出ることも多く、テクニカル派もファンダメンタルズ派も注視する指標となっています。

この記事では米国雇用統計を用いたFX戦略について詳しくご紹介していきます。雇用統計をFXトレードに取り入れてみたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

 

米国雇用統計とは

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まず、米国の雇用統計がどのようなものかをご説明します。これは、アメリカ国内の失業率や雇用者数、週労働時間など雇用に関連するあらゆる情報を統計した経済指標の一つです。

毎月第一金曜日の8:30(日本時間 22:30、サマータイム 21:30)に発表され、為替市場に絶大な影響力を持つ指標として知られています。

 

なぜ雇用統計は重要なのか

なぜ雇用統計が重要視され世界経済にここまでのインパクトを与えるのか、それはアメリカのFRB(Federal Reserve Board:連邦準備制度理事会)が、金融政策を決定する基準として「物価」と「雇用」を重要視しているからです。

このうちの「雇用」については雇用統計が最重要の判断材料となり、金融政策において金利を上げるも下げるもこの発表にかかっていると言っても過言ではないのです。

また、世界経済をリードするアメリカの経済動向が各国に影響を与えることは当然で、雇用統計の数字が悪ければそれはアメリカ経済の先行き不安を示すものであり、為替が敏感に反応するのは想像に難くないでしょう。

アメリカ金融政策と経済動向に直結する雇用統計発表がいかに重要かお分かりいただけるかと思います。

 

非農業部門雇用者数と失業率

雇用統計の中で特に重要視される指標が「非農業部門雇用者数」と「失業者数」です。

米国GDPのおよそ7割が個人消費となっており経済の支柱となっています。個人消費を活発化させるには、個人がいかに安定した収入を得られるかにかかっています。

そのため、「非農業部門雇用者数」の増加は個人消費を見込める労働力の増加を意味し、アメリカ経済が好調であることを意味するのです。

「非農業部門雇用者数」の一つの基準として、アメリカ経済の現状維持に毎月10万人の増加、アメリカ経済の成長に毎月20万人の増加が必要となっています。アメリカ経済を象徴する重要な数字として覚えておく必要があるでしょう。

失業率はどこの国でも経済を示す重要な指標であり、もちろん米国も例外ではありません。失業率の明らかな上昇はすなわちアメリカ経済の減退を意味し、マーケットではドル安の傾向が顕著に出やすくなります。

 

米国雇用統計発表前後は為替が乱高下する

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雇用統計が発表されると、投資家の思惑が交錯し為替相場に影響を与えます。アメリカの経済規模は世界GDPのおよそ2割を占めており、マーケットへのインパクトは特大です。

 

政策金利の引上げと引下げ

先にも述べましたが、雇用統計の改善は個人消費の増加、景気改善の判断となり、政策金利引上げにつながります。そのため、世界の投資家がメリットのある米ドルをこぞって購入しドル高基調に推移します。

逆に雇用統計の悪化は政策金利引下げにつながるため、米ドルは売られドル安となるのです。

膨大な数の投資家たちがインパクトの大きい米ドルの売買をすることで、マーケットに大きな影響を及ぼし為替が乱高下することになります。

 

事前予想と発表の乖離

雇用統計発表前に、それぞれの指標がどれくらいの数値になるのか予想値が毎回発表されます。この事前発表がされると相場はそれらの数値を織り込んだ動きとなることが多いので、発表された正式な値と予想値があまり変わらなければ相場が大きく変動しないこともあります。

しかし、双方の値が乖離していた場合はマーケットは大きく動きます。比較的穏やかな値動きの米ドル/円であっても、発表直後に1円以上動くこともあり影響の大きさがよく分かるでしょう。

たとえば、「非農業部門雇用者数」の予想値が15万人で実際の値が25万人だったとしたら、一気にドルが買われドル高が進むことになります。

ですので、事前発表と本発表どちらも注視することが米国雇用統計の戦略を立てる上では重要になってくるのです。

 

米国雇用統計を用いた戦略

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米国雇用統計の重要性と値動きの仕組みが分かったところで、これらの特性を活かした戦略を考えていきたいと思います。

ここでは、事前予想と発表の値で乖離がある場合とない場合に分けた戦略をご紹介します。乖離のあるなしの判断は主観になりますが、一つの基準として「非農業部門雇用者数」が3万人以上離れていたら乖離としておきましょう。

通貨ペアは、まずはドル/円を推奨します。慣れてきたら値幅の取れるユーロ/ドルに挑戦しても良いでしょう。

 

事前予想と乖離がない場合

事前発表の予想値と乖離がない場合でも、マーケットはある程度反応し値動きがあります。ほとんど動かないことも稀にありますが、ケースとしては少ないです。

エントリーする際に現時点のトレンド傾向とレジサポラインを把握しておきます。たとえば、ダウントレンドで雇用統計が悪化している場合は、その後もダウントレンドが継続する可能性が高いです。

そして、レジスタンスライン付近のストップ狩りを巻き込んで相場が一時的に上昇する初動になる傾向が強く、この初動が終わるのを待って逆張りエントリーするのがおすすめです。

初動で上昇した後の第2波で、相場が逆転しその後もダウントレンドが継続していく可能性が高いためこの反転時の値動きを狙います。

この例でいくと、まずレジスタンスラインを見極めておき、そのレジスタンスラインから+20pipsに指値注文を入れておきます。注文が約定したら、エントリーポイントから+30pipsで利確と-20pipsで損切りの両方に決済注文を入れておきます。

利幅はそこまで取れませんが、手堅い方法です。利確の方はその後のチャートの動きを見て、ズルズルと利益を伸ばしていくのが理想ですが、ある程度この雇用統計の乱高下の動きに慣れている人でないとおすすめできません。

通常のチャートの動きと異なることは頭に入れておく必要があります。

 

事前予想と乖離がある場合

予想値と大きく数値が異なる場合、最終的には予想値と逆の値動きをしていくことが多いのですが、発表当初はどちらにも大きく動くことが特徴です。

相場が行ったり来たりを繰り返すことが多いため、ややリスクは高くなりますが利幅は大きく取れる可能性が高いです。

これも基本的には、初動が終わった第2波を狙う方法です。値動きが大きくなるため、pipsも大きく取っておき対応します。同じくダウントレンド発生時に雇用統計が悪化の方向に大きく乖離していた場合を想定します。

レジスタンスラインから+30pipsに指値注文を入れておきます。注文が約定したら、エントリーポイントから+50pipsで利確と-30pipsで損切りの両方に決済注文を入れましょう。

値動きが荒い分、大きな利幅を取ることが可能です。

 

注文方法

雇用統計が発表してからその内容に合わせた注文を入れていたのでは、間に合いませんのでどのような発表がされても対応できるように事前に注文を2通り用意しておく必要があります。

雇用統計が改善の方向に備えて、サポートラインから-20~-30pipsのところに「エントリー注文」と、そこから+30~50pipsに利確と-20~-30pipsで損切りの両方に「決済注文」を入れておきます。これは「IFD OCO注文」をすることによって、可能になります。

さらに雇用統計が悪化の方向に備えて、レジスタンスラインから+20~+30pipsのところに「エントリー注文」と、そこから+30~50pipsに利確と-20~-30pipsで損切りの両方に「決済注文」を入れておきます。こちらも同じく「IFD OCO注文」注文をしておきます。

これら2パターンにおいて「IFD OCO注文」をすることで、雇用統計がどちらの転んでも利益を取りに行くことができます。ぶっつけ本番で実践は難しいでしょうから、デモや少額取引などで事前に他の経済指標などで練習してみると感覚がつかめるでしょう。

 

関連記事雇用統計発表時のFX相場にはOCO注文が欠かせない!その理由を徹底検証

まとめ

ここまで、米国雇用統計を用いたFX戦略についてご紹介してきました。

雇用統計が世界経済に与える影響、為替市場に与えるインパクトがいかに大きいかがよくお分かりいただけたことと思います。また、そのために発生する為替の乱高下を用いた戦略についてもご理解いただけたことでしょう。

FXで非常に重要な指標である雇用統計を用いた戦略を身に付ければ、FXの楽しさをまた一つ理解できますので、積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。


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