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FX初心者でも「両建て手法」は簡単?米雇用統計に活かす手法


FXには実に多くのトレード手法がありますが、その中の一つに両建て手法と言うものがあります。買いポジションと売りポジションを両方保有しながらトレードをしていく、やや高等テクニックを要する手法です。

この手法は米国雇用統計にも応用できます。含み損となってもうまく相殺できる効力もあることから、一部のトレーダーでは人気を集めています。しかし、デメリットを把握せずこの手法を実行して、通常のトレードより大きな損失を出してしまうトレーダーもいるようです。

この記事では両建ての注意点やメリット、両建てを米国雇用統計の相場へ当てはめる手法などをご紹介していきます。雇用統計に両建てを応用することに興味のある人は参考にしてみてください。

 

両建てとはどのような手法か

FXにおける両建ては、買いポジション(または売りポジション)を保有しながら、売りポジション(または買いポジション)を追加で保有する手法のことを言います。

現在の保有ポジションが含み損を抱え損切りをできない局面となった時に、逆のポジションを保有することでそれ以上の損失を拡大させないための手法としてよく知られています。

精神的なプレッシャーを緩和するための手法としても有名です。

 

両建てのメリット

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両建てのメリットは、損切りすれば計上していたはずの損失額を抑え、その後の立ち回り次第では利益に転じさせるのも可能となることでしょう。

たとえば、米ドル/円の買いポジションを105円時(画像チャートの①)に持っていて、その後値はどんどん下がり103円時(画像チャートの②)に売りポジションを持つとします。

この時点で損失は200pipsですが、ここから値がさらに下がったとしてもこれ以上の損失拡大は防げます。

画像のチャートではその後101.2円まで下降しましたが、損失は200pipsを維持したままでその後上昇に転じます。103円も力強く抜けていくのを確認して103.1円で売りポジションを決済(画像チャートの③)して-10pips、その後105円を抜けて106円まで上昇していきました。

元の買いポジションを105.8円の時点で決済(画像チャートの④)して+80pips、トータルで+70pipsのプラス収支とすることができました。本来であれば200pipsの損切り決済となっていたところを、+70pipsの収支に転換することができるのです。

含み損が拡大するストレスをなくし、その後の対応次第でプラス収支に転換させることもできるのは、トレーダーにとって大きなメリットと言えるでしょう。さらに、当初のポジションが順調に推移しているときに逆のポジションを同時に持つこともできます。

これはトレンドが上げ下げを繰り返しながら進んでいく特徴をとらえたもので、ところどころ相場が反転するシーンで逆ポジションを持って決済することで、利益をさらに積み上げていく「うねり取り」という方法です。

効率よく利益を積み重ねていくこの方法が使えるのもメリットの一つでしょう。

 

両建て注文時に注意すべきこと

魔法のようで簡単にできそうな手法ですが、注意しておかなければならないことがいくつかあります。

 

両建てを使いこなすには高等テクニックが必要

両建ては買いポジションと売りポジションをそれぞれ複数所有し、全てのリスク・リワードを把握したうえでトレードを進めていきますので、管理が難しくトレードそのものが非常に複雑になる傾向が強いです。

ポジション1つ1つと全体の相場とのバランスを考慮し、それぞれの利確・損切りポイントを組み立てながらのトレードを意識しなければなりません。

通常のトレードと比較して難易度は非常に高いと言わざるを得ないでしょう。

 

1度に大きな損失を抱えてしまうリスクがある

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両建てのタイミングが合いうまくポジションを手仕舞っていけば、損失を利益に変えることが可能ですが、逆になってしまうパターンも多々あります。

画像は米ドル/円の例で、105円の時点で買いポジションを所有(画像チャートの①)し、その後両建てで103円の時点で売りポジションを所有(画像チャートの②)します。その後チャートが上昇局面になったのを見て103.7円で決済(画像チャートの③)して-70pipsの損失。

その後下降局面に転じたのを確認して再び103円で売りポジションを保有(画像チャートの④)した後、上昇に転じていきました。

その後、一時的な下降局面となった104.4円(画像チャートの⑤)で元の買いポジションを手放してしまい-60pipsの損失を計上。その後も103円で購入した売りポジションは保有していますので含み損は拡大し続け、-300pips以上となっています。

このように、立ち回りを間違うと損失が拡大し続ける結果となることも多いため、チャートの現状把握と今後の展開を読む力は高いレベルで要求されるのです。

 

口座残高には細心の注意を払う

口座残高が少ない状況で両建てを行うと、証拠金維持率がギリギリとなり他のポジションが保有できなくなります。買いポジションと売りポジションが複数あると、相場の展開次第では口座残高が日に日に減少し、最悪の場合は強制ロスカットと言う可能性も出てくるでしょう。

このように身動きが取れない状態では、最悪の結末を迎えることにもなりかねませんので、口座残高が少ない状態での両建ては避け、次のチャンスを待つようにしましょう。

口座残高には常に余裕を持った状態での取引をすることが大切です。

 

雇用統計発表時の両建て手法

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両建ての特徴が分かったところで、これを雇用統計発表に応用する手法をご紹介します。

雇用発表直前に現在のレートで買いポジションと売りポジション両方を所有しておき(画像チャートの①)、それぞれに利確ポイントと損切りポイントを設定しておきます。

雇用発表が予想値とどれくらい乖離しているかにも依存しますが、利確ポイントの目安は30~50pips、損切りポイントの目安は20~30pipsあたりが手堅いでしょう。

損切りポイントは動かしませんが、その後のチャートの動き方を見つつ利確ポイントはズルズルと動かして利益を最大化できればベストです。

雇用統計が発表されてチャートが動き出したら、逆方向に保有しているポジションがロスカットされます。あらかじめ設定している損切りポイントにかからない場合は、手動でロスカットしてしまいます。

画像チャートの例ですと、下降局面となっていますので買いポジションをロスカットします。その後も下降局面が続き、売りポジションは自動で利確決済されます。

このチャートのように下降トレンドが強く出ている場合は、利確ポイントを変更して+20~30pipsの利益上乗せを狙っても良いでしょう。

この場合はトレールを使いながら、一定の利益を確保しつつ利益の拡大をしていければ良いかと思います。

 

関連記事雇用統計発表時のFX相場にはOCO注文が欠かせない!その理由を徹底検証

 

まとめ

ここまで、両建ての注意点やメリット、両建てを米国雇用統計の相場へ当てはめる手法などについてご紹介してきました。

両建ては損失を利益に変えることもできる素晴らしい手法である反面、一歩間違えると巨額の損失を被る可能性もある諸刃の剣であることがお分かりいただけたことと思います。

また、高度な手法であるため、適切に運用できれば利益を大きく取れる手法であることもご理解いただけたことでしょう。

雇用統計に適用するには両方のポジションを保有し、大きく動いた方の利益で逆方向の損失をカバーして利益を得ることになります。ポイントをつかんで手堅く運用すれば、勝率の高い手法ですので試してみるのも良いかと思います。

両建ても雇用統計のチャートも双方奥が深いですので、慎重なトレードで損失を限定しつつチャレンジをすれば良い結果が得られるのではないでしょうか。


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