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FOMCがFX市場に与える影響とは?声明発表前後の過去3か月分データを徹底検証!


FOMCの声明発表が為替市場に大きな影響を及ぼすことは、投資家の間では広く知られています。世界経済の中心であるアメリカ経済の今後を表す重要な指標ですので、それは至極当然のことと言えるでしょう。

しかし、具体的にどのようなインパクトがあるのかを知っているトレーダーはあまり多くないようです。過去のデータを検証し為替チャートにいかに反映されているのかを知っておくことは、トレードを有利に進める上で非常に重要な要素となります。

この記事ではFOMCが為替相場にどれほどの影響を及ぼすのか、過去3か月分のデータからご紹介していきます。FOMC声明発表後もトレードに参加したい人は、ぜひ参考にしてみてください。

 

FOMC声明発表前後の為替チャートの特徴

具体的なデータをご紹介する前に、FOMC関連の基本的なチャートの動き方をご紹介します。当然ながら声明の内容によって動きは異なりますが、共通している部分がありますのでそこを抑えておきましょう。

FOMCは政策金利発表が最大の目玉で、ここの金利の上げ下げで為替相場は大きく反応することになります。声明発表前から、今後の金利がどうなるかの予想に基づいて緩やかにチャートに表れてくる傾向があります。

金利が上がる予想であればドル高、金利が下がる予想であればドル安ということですね。

声明発表後は金利の上下にかかわらず、激しく動くことが多いです。声明の内容が市場の予想と異なるものであったり、サプライズを含むものであればかなり荒い値動きになることは容易に想像がつくでしょう。

そして、直後の激しい相場から落ち着きを取り戻した後は通常の値動きに戻り、FOMCの声明を反映した相場になる傾向にあります。

チャートもそれに沿った形を形成し、声明発表が平凡なものであれば発表前のトレンドを引き継ぎますし、市場の予想に反したものであれば声明発表の内容を色濃く踏襲したチャートになるのです。

たとえば、金利の据え置きが市場の大半の予想であったのに引き上げが決定されればドル高になりやすく、逆に引き下げとなればドル安になる可能性が高くなります。よって、事前の予想と声明発表後の内容を注視することで、的確なトレードをすることができるようになるでしょう。

 

【2016年7月27日】FOMC声明発表時のチャート

ここからは、FOMC声明発表後の過去データを用いて具体的なチャートの動きを見ていきましょう。

※画像は全て、米ドル/円の5分足チャートを使用

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まずは、2016年7月27日のFOMC声明発表時のチャートです。発表直後に大きく乱高下していることが、一目でお分かりいただけるでしょう。およそ5分間で150pips以上の値動きがあったことが確認できるかと思います。

金利の据え置きは市場の予想通りでしたが、ここまで大きな値動きがあったのは9月の利上げについての言及がなかったことだと考えられます。

雇用情勢の改善と景気向上の見通しが述べられたものの、それでも9月の利上げについて何ら語られなかったことが市場では落胆として受け止められたのかも知れません。

それを示すかのように、チャートはその後下降トレンドを形成しドル安の局面となりました。労働市場が6月の雇用統計で大幅に増加したものの、まだまだ楽観視できない状況が続くのではないかという見通しと、9月の金利も据え置きの可能性が強くなったことで相場に落胆する声が強まったことがドル売りにつながったのでしょう。

不安要素が少しでもあると通貨は売られやすいという、分かりやすい見本とも言えるかもしれません。

 

【2016年9月21日】FOMC声明発表時のチャート

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続いては2016年9月21日のFOMC声明発表時のチャートを確認してみましょう。

声明では金利は据え置きの発表となり、大方の予想通りとなりましたが為替は発表直後5分間で50pips程度の変動を見せました。発表1時間前くらいから利上げを望むかのように、やや上昇トレンドを形成しつつありましたが結果は据え置きということになりました。

その後も緩やかな下降トレンドを形成しながら、相場が落ち着きを取り戻してからはレンジ相場に推移しております。

声明の内容では、強い労働市場など利上げの根拠となるものはある一方で、小売売上高や鉱工業生産などが前月比でマイナス成長となるなど芳しくない経済指標もあるため、利上げには慎重になるべきという結論になったとありました。

利上げに向けては、より確実な根拠を求めつつ進展を見守りたいとのことで、金利は据え置きするという結論に至ったようです。

ただ、FOMCメンバーの中には利上げすべきとの意見もあることが触れられ、年内利上げの可能性には含みを持たせています。

労働市場の持続や経済成長の拡大、リスクがなければ年内に1度の利上げを実施するなどのイエレン議長のコメントも発表され、このコメント直後にも相場は一時ドル高に向かいました。

ただ、11月の大統領選後にどのような経済政策になるか不透明な材料も残っているため市場は様子見の受け止め方が強く、そのためレンジ相場のもみ合いに推移していったものと思われます。

 

【2016年11月2日】FOMC声明発表時のチャート

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最後に2016年11月2日のFOMC声明発表時のチャートを見てみましょう。この日は大統領選挙の直前ということもあり、為替市場は利上げの予想はされておらず、据え置きと捉えていました。

その予想通り声明も金利据え置きとなり、相場は動いたものの5分間で30pips前後と、発表直後にしてはやや小幅な値動きだったと言えるかもしれません。

その後は最大で40pips前後の上下動を見せつつ緩やかな上昇トレンドとなってから、レンジ相場へと移行しました。

声明では金利据え置き、さらに12月の金利引上げについての言及もありませんでした。ただし、これは大統領選挙直前であったことから無難な発言に留められてものと考えられています。「インフレについては今年初めから強まっている」という発言があったことから、利上げの可能性に触れていることは窺えます。

利上げの根拠は強まっているという主旨の発言もあり年内利上げの可能性は非常に高くなっていると言えますが、大統領がトランプ氏になると国政がどのように動くのか分からないという不安感もあり、市場は楽観視一辺倒ではなかったというのがこの時点での見解と言えるでしょう。

恐らくクリントン氏が圧倒的に優勢という世論であれば、不安要素はさほどなくドル高の局面を迎えた可能性が高かったのかもしれません。

しかしながら支持率が拮抗していたことや、特にトランプ氏が勝利してしまうと金融市場が混乱する可能性が高いという懸念もあり、相場は少し難しくなっていたと言えるでしょう。

為替チャートもそれを反映してかレンジ相場となり、方向感に欠ける値動きとなっていきました。

 

まとめ

ここまで、FOMCが為替相場にどれほどの影響を及ぼすのか、過去3か月分のデータから考えてきました。

FOMCの声明発表が為替相場に与える影響と、それをチャートが忠実に反映していることがお分かりいただけたのではないでしょうか。声明発表前の市場予想と実際の発表内容を照らし合わせれば、トレードに活用できることもご理解いただけたことでしょう。

これらの過去データとチャートの動き方をしっかり分析することで、より確実なエントリーポイントを探し出し利益に結びつけられるようになるでしょう。


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