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景気動向指数と為替の関連性を過去チャートから調べてみました!


日本経済の動向を知るための指標には様々なものがありますが、景気動向指数もその一つです。内閣府が毎月発表しているこの指標は、日本景気を表すバロメーターの一つとして用いられています。

景気動向指数には「先行指数」「一致指数」「遅行指数」の3カテゴリに分かれており、景気を先取りして動く「先行指数」には市場からも注目が集まります。

この記事では景気動向指数がどのようなものか、為替相場への影響はどの程度あるのかをご紹介していきます。日本の経済指標に興味がある人は、ぜひ参考にしてみてください。

 

景気動向指数とは

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景気動向指数とは内閣府経済社会総合研究所が公表している、総合的な景気を表す指標のことです。「速報値」「改定値」が毎月公表されています。

複数の指標を合成して景気局面の方向性を判断する「DI」と、景気動向を量的に把握する「CI」の2つに分類されます。さらに、「DI」と「CI」それぞれに、景気動向の流れに合わせて「先行指数」「一致指数」「遅行指数」の3つがあります。

市場では景気動向に先駆けて動く「先行指数に」注目が集まりやすい傾向にあります。用語が多く出てきましたので、整理の意味も込めてそれぞの用語についてご紹介しておきます。

 

CI(コンポジット・インデックス)

CIは景気動向における変化の大きさや量感を表す指標です。生産・消費・在庫などの項目を前月と比較した変化量を計算して、基準年を100とした比較値を表示します。

景気がどれくらい良いのか、景気減退の勢いはどれくらいなのかなど量感を表せる指標として国際的にも広く取り入れられている指標です。

 

DI(ディフュージョン・インデックス)

DIは景気動向のおける変化の方向性を示す指標です。上昇・拡張・改善など景気が良くなっているのか悪くなっているのかを表します。生産・雇用などの景気に敏感な指標3か月前の値と比較して、割合がパーセンテージで表示されます。

主に景気局面の判断材料として用いられています。

 

先行指数

景気動向を数か月先取りした指数を表します。全部で12項目あり、新規求人数や製造業の投資環境指数などが含まれます。市場からの注目度は最も高い指数です。

 

一致指数

景気動向と並列して動く指数のことです。項目は11あり、鉱工業の生産指数や製造業の稼働率指数などが含まれます。

 

遅行指数

景気動向から遅れて動く指数を指します。項目は全部で7つ。完全失業率や法人税収入などが含まれています。

 

景気動向指数の見方

内容が専門的でやや難しい印象のある景気動向指数ですが、まずは見方を覚えてしまいましょう。「CI」「DI」ともに基準値を覚えてしまえば理解も容易になりますので、特に問題はないかと思います。

 

CIの見方

CIは景気の変化の大きさを表しています。基準年が100で表されますので、指数が100を超えていれば景気拡大、100を下回れば景気減退となります。それぞれ数字の大小が景気変動の大きさを表しています。

 

DIの見方

DIは景気の方向性を示しています。50%を超えていれば景気拡大の判断となります。逆に50%を下回ると景気減退を意味します。

 

為替相場への影響

ここからは、景気動向指数が為替にどのような影響を及ぼすのかをご紹介します。この指標は日本経済動向の方向性と量感を把握できますので、経済の全体像をつかむことができます。

先行指数は経済動向に先行して公表されるため速報性も高く、軽微ではありますが短期的にも市場に影響を与える指標です。為替相場への影響という意味では、この先行指数を判断材料として使うのが良いでしょう。

景気が上向きという判断になれば、金利を引き上げる可能性が高まりますので通貨は買われやすくなり円高局面となります。

逆に景気が下向きという判断であれば、金利は引き下げられる可能性から通貨は売られやすくなり円安局面を迎えることとなります。

景気動向とその国の通貨価値は連動しますので、景気を表す経済指標には可能な限り注意を払わなければならないでしょう。

 

過去チャートの値動きを検証

ここでは、景気動向指数発表時の過去チャートから為替市場への影響度をご紹介していきたいと思います。指数は先行指数を使います。

※画像は全て、米ドル/円の5分足チャートを使用

 

【2016年9月22日】景気動向指数発表時のチャート

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最初に、2016年9月22日の景気動向指数発表時のチャートから見ていきましょう。発表直後にやや上下に動き、その後も上下動をゆっくりと繰り返しながら、レンジ相場へ移行していき方向感を失った市場となりました。

発表直後は15pips程度の変動で、その後も緩やかな変動に留まり、最大の値幅も20pips程度に留まっています。その後はおよそ8時間ほどのレンジ相場へと移行し、判断材料に乏しい相場であったことが窺えます。

この時の景気動向指数発表は前月比ベースで、予想が【0.0%】、結果が【-0.2%】と微減でした。

終始おだやかな相場で、その後もかなり長くもみ合いが続くレンジ相場となったことからも、今回の指数発表はトレンドの形成に至るまでの情報という判断はされなかったということになると考えられます。

 

【2016年10月20日】景気動向指数発表時のチャート

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続いては、2016年10月20日の景気動向指数発表時のチャートをご覧ください。こちらのチャートでは、発表直前から上昇トレンドが形成されつつあり、発表後もその流れが継続していった相場と考えられます。その後も上昇は続き、104円近辺で長いもみ合いが続く局面となりました。

この時の景気動向指数発表は前月比ベースで、予想が【0.2%】、結果が【0.2%】と全く乖離がなかったため、市場へのインパクトはなかったと思われます。

この相場は景気動向指数発表に対しての影響ではなく、アメリカの新規失業保険申請件数公表の影響によるものでしょう。

このように、景気動向指数は発表内容が平凡なものであれば市場に影響を与えることはあまりなく、他の指標の影響に飲み込まれることもあるのです。

 

【2016年11月18日】景気動向指数発表時のチャート

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最後は、2016年11月18日の景気動向指数発表時のチャートになります。こちらのチャートでも、発表直前から上昇トレンドが形成されていていて、発表後もそのままトレンドが継続している相場となっています。

この時の景気動向指数発表は前月比ベースで、予想が【0.1%】、結果が【0.1%】と全く平凡な内容でした。

そのため、市場への影響はほとんどなく発表前からのトレンドがそのまま続くだけの相場となっています。

景気動向指数は予想と結果にある程度の乖離がないと市場へのインパクトはほとんどないと言って良いでしょう。市場予想は相場に織り込まれるケースが多いため、予想通りの展開であればチャートもほとんど変化しないということです。

ただ、今後の経済の流れを把握しておくことは重要ですので、毎月の指標はチェックしておいて経済動向に備えるようにしておきましょう。

 

まとめ

ここまで、景気動向指数がどのようなものか、為替相場への影響がどの程度あるのかをご紹介してきました。

経済を方向性と大きさ両面から捉えられる重要な経済指標であることはお分かりいただけたかと思います。発表時のインパクトは小さいですが、予想と乖離がある際は短期的な相場でも注意が必要ということもご理解いただけたことでしょう。

景気動向指数は日本経済の全体像を把握できる指標ですので、経済への理解を深めトレードに有効活用できるようにしていきましょう。


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