1. ホーム
  2. 経済指標と為替の動き
  3. 日本の経済指標と為替の動き
  4. ≫国内総生産(GDP)と為替変動との関連性は?数値発表でこれぐらい価格が変動する!

国内総生産(GDP)と為替変動との関連性は?数値発表でこれぐらい価格が変動する!


日本経済の実体を最も正確に表している指標は何でしょうか。それは国内総生産(GDP)です。この指標を確認すれば、1年間の生産活動や消費活動が一目で分かります。

そして、四半期ごとに発表される国内総生産は為替市場にも影響があります。経済の大きさをよく表しているため、GDPの伸び率は国の経済成長率として重要視されるからです。

この記事では国内総生産がどのようなものか、為替相場への影響がどれくらいあるのかをご紹介しています。国内総生産を重要経済指標として取り入れたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

 

国内総生産とは

fx_%e5%9b%bd%e5%86%85%e7%b7%8f%e7%94%9f%e7%94%a3_004

国内総生産(GDP:Gross Domestic Product)とは一年間に国内で生産された総付加価値額のことをいいます。簡単に言うと、国民全員の総収入額とも表現できます。

ここで言う「付加価値」とは、完成した商品から原材料費などの費用を差し引いたもので、元の材料からモノやサービスとして完成したことによって生じた価値のことを意味しています。

この「付加価値」を合計したものが国内総生産(GDP)なのです。前回の数値と比較することで何%増減したかを示したものがGDP伸び率であり、前年からの伸び率と比較したものは経済成長率として取り上げられます。

国の景気を判断する指標として常に注目される数値だと言えるでしょう。GDPには名目GDPと実質GDPの2種類があります。

 

名目GDP

名目GDPは額面通りに経済活動によって生み出された生産額を足したものです。物価変動などによる価格の調整は行われておらず、シンプルに合計金額を算出した数値となります。

 

実質GDP

名目GDPからインフレなどによる物価変動を加味して算出された指標となります。経済の実体や成長を的確に示した指標であり、実際の経済規模を把握できる指標として用いられます。経済成長率はこちらの実質GDPから算出されることになります。

ちなみに、日本は1990年代以降のおよそ20年間で平均名目成長率は年率【-0.7%】、平均実質成長率は【-0.6%】と低迷を続けています。

 

為替相場への影響

国内総生産は経済活動の実体を示すものであり、また経済成長率として用いられるだけあって、市場の関心は非常に高いと言えるでしょう。日本はGDP世界第三位の経済大国ですので、四半期ごとのGDP発表時には世界中から注目が集まります。

発表される内容次第では、為替相場へ短期的な影響ももたらされますので、事前の情報収集はしっかりしておいた方が良いでしょう。

日本は近年の成長率は思わしくなく、過去10年で4度もマイナス成長となっており見通しが良いとは言えません。また、前期比でも大幅なプラスとなることは珍しく、2%を超えてくると明るい兆しと受け取っても良いでしょう。

基本的に経済好調の兆しがあれば通貨が買われやすく、円高基調となる可能性が高くなります。逆に経済後退の兆しであれば通貨は売られやすく、円安基調となるのでs。

そして、経済指標ではおなじみですが、発表時に予想との乖離が見られた場合は相場が荒れることもあります。この際も事前にシナリオを立てておいて落ち着いてエントリーするようにしましょう。シナリオ通りにトレードできるのであれば問題ありません。

ただ、慌てて勢いに任せて飛び乗ることだけは絶対にしないようにしましょう。

 

過去チャートの値動きを検証

ここでは、四半期GDP(速報値)発表時の過去チャートから為替市場への影響がどれくらいあるのかをご紹介していきます。

※画像は全て、米ドル/円の5分足チャートを使用

 

【2016年5月18日】第1四半期GDP発表時のチャート

fx_%e5%9b%bd%e5%86%85%e7%b7%8f%e7%94%9f%e7%94%a3_001

まずは、2016年5月18日第1四半期GDP発表時のチャートから見ていきましょう。発表直後から上下に激しい値動きを見せているのがお分かりいただけるかと思います。

その後下落を見せるも発表から1時間半後には上昇トレンドを形成しています。相場が落ち着いてからも、波はあるものの1日かけて上昇を続け円安局面となっていきました。

発表直後に30pips以上の値動きを見せ、直後に半値戻してから下落の局面となっています。この80分間ほどで、最大50pipsほどの値幅がありました。さらに、その後は上昇に転じ発表から3時間弱で70pips以上の変動となり、慌ただしい相場となっています。

この時の第1四半期GDPは月次ベースで、予想が【+0.1%】、結果が【+0.4%】と微増でした。初動では肯定的に受け止められたものの、前月のマイナス成長を打ち消せるほどのものではないという市場の反発がその後の円安局面につながったように思われます。

瞬間的に大きく動いて上下に荒い値動きをすることは、四半期GDP速報値の発表ではままあることですので、エントリーする際は事前の市場予想の情報分析やシナリオ作成を怠らないようにしましょう。

 

【2016年8月15日】第2四半期GDP発表時のチャート

fx_%e5%9b%bd%e5%86%85%e7%b7%8f%e7%94%9f%e7%94%a3_002

次に、2016年8月15日第2四半期GDP発表時のチャートを見ていきましょう。こちらのチャートでは発表直後に小幅な値動きを見せてから、その後も上下動を繰り返しながら長いレンジ相場を形成していきました。

発表直後が8pipsほどの変動で、その後も小さく上下動を繰り返しており値幅は最大でも20pip程度にとどまりました。その後はレンジ相場を形成し、やや方向感に欠ける相場となっていきました。

この時の第2四半期GDPは月次ベースで、予想が【+0.2%】、結果が【±0.0%】と微減でした。市場にインパクトを与えるほどの発表ではなく、市場も比較的冷静に受け止めたことと判断材料として弱いことから、その後の長いもみ合いの局面に移行していったものと考えられます。

 

【2016年11月14日】第3四半期GDP発表時のチャート

fx_%e5%9b%bd%e5%86%85%e7%b7%8f%e7%94%9f%e7%94%a3_003

最後は、2016年11月14日第3四半期GDP発表時のチャートです。こちらのチャートでは、発表直後はほとんど動きがなく25分後に急激な上昇を見せその後は1日かけて上昇トレンドが続き円安の局面となりました。

発表直後は5pipsほどの変動でしたが、25分後からは激しい上昇を見せる展開となり発表からの1時間で70pips程度の値幅となりました。

この時の第2四半期GDPは月次ベースで、予想が【+0.2%】、結果が【+0.5%】と微増でした。市場の受け止めは楽観視できるほどの材料ではなかったということと、むしろこの発表の前の週に次期アメリカ大統領に指名されたトランプ氏の経済政策に注目が集まっていたと思われます。

発表前からのわずか1日で200pipsほども上昇し円安局面を形成しています。これは、四半期GDPの発表に反応しているわけではなく、前の週から続いているトランプ氏への期待から発生しているドル高円安局面を反映したものと考えるのが自然でしょう。

このように、方向感に乏しいときは他の判断材料に押されることはよくあることですので、情報分析は随時行うようにしましょう。

 

関連記事日銀短観がFXの為替市場に与える影響は大きい?世界的に注目される指標

まとめ

ここまで、国内総生産がどのようなものか、為替相場への影響がどれくらいあるのかをご紹介してきました。

国の経済規模を表し経済成長率にも用いられる国内総生産が、非常に重要な指標であることはお分かりいただけたかと思います。発表直後も市場にはそれなりのインパクトがあり、トレードする際は注意が必要なこともご理解いただけたことでしょう。

少なくともメインに扱っている通貨国のGDPについては把握しておき、経済動向の中長期的な目線を持つようにしておくのは賢明なことです。


コメント

この記事へのコメントはありません。

コメントする


※メールアドレスは公開されません。

私がメインで使っているFX口座はこちら

ユーザー数が日本1でのFX口座
DMMFX
5
運営会社株式会社DMM.com証券
特徴FX口座数日本一&50万口座
スプレッド0.3銭(USD/JPY)
サポートあり
スマホツール使い易いツールが充実
DMMFX

DMM FXは、FX口座数が日本1で、その数50万口座を突破した、日本で一番メジャーなFX口座です。私もFX初心者の頃から使い続けている口座です。

スプレッド(手数料)が狭いのはもちろんのこと、スマートフォン取引でも使い勝手がいいツールが充実していて、初心者からベテラントレーダーまで幅広い層に使われています。

取引上の不安やトラブルにも対応するサポート体制も充実しているので、1番最初に開設する口座としてはベストの口座と言えます。

 

今なら口座開設&取引で20,000円キャッシュバック

DMMFXの口座開設でキャッシュバックを申込む

 

GMOクリック証券
FX取引高が4年連続世界1
GMOクリック証券
4
運営会社GMOクリック証券株式会社
特徴資産保有残高と取引量が世界一
スプレッド0.3銭(USD/JPY)
サポートあり
スマホツール使い易いツールが充実

GMOクリック証券も、DMMFX同様、業界最狭のスプレッドにより、デイトレーダーからスイングトレーダーまで、幅広いユーザーに利用されている口座です。

また、iPhoneやAndroidでも使い易い取引ツール「FXネオ」が使えるのが人気で、スマートフォンで取引する方には強い武器になるでしょう。

取引量と資産保有残高が世界第1位のFX口座。

 

今なら口座開設&取引で25,000円キャッシュバック

GMOクリック証券の口座開設でキャッシュバックを申込む