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景気ウォッチャー調査は街角調査?FXトレードに活かすには?

経済の動向を示す指標は数多くありますが、それらには自分たちが感じている景気が反映されていないと思う人は少なくありません。

このような指標はマクロ統計で出されているものですが、細かい部分では正確なデータが反映されにくのです。

そのような意見を踏まえて違う視点で集計した指標があります。それが「景気ウォッチャー調査」です。

この記事では景気ウォッチャー調査がどのようなものか、為替市場にも影響があるのかご紹介していきます。リアルな生活目線で日本経済を見たい人は、ぜひ参考にしてみてください。

 

景気ウォッチャー調査とは?

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景気ウォッチャー調査とは、内閣府が2000年から導入している経済動向調査のことです。

現場目線でのリアルな景況感を図るために毎月実施されており、調査集計から1週間後には発表されるという速報性が特徴の1つです。

対象者はおよそ2000人で、タクシーの運転手や百貨店・スーパーなどの小売店業界の人、、飲食店経営者など、景気を肌で感じやすい業界の人たちにアンケート調査を実施しています。

現況を示す現況判断DI、2~3か月先の景気動向を示す先行き判断DIがあり、それぞれ家計動向や雇用などの部門別に集計されています。DIは50を基準として、上回れば景気拡大、下回れば景気減退という判断になります。

調査では数値で表されるDIだけではなく、「高額商品が多く売れ始めた」「タクシーが捕まりにくくなった」「予約客が非常に多くなった」などの自由コメントの内容も公表されるため、現実感のある景気動向が把握できるでしょう。

どの業界が景気が良さそうかなどもデータからつかめる可能性が高く、有望な投資先を見つけるヒントが転がっているかも知れません。

景気ウォッチャー調査では街の企業や家庭の体感的な景気が分かるため、マクロ統計では表れにくいリアルな街角の景気を示す指標として重要視されているのです。

 

為替相場への影響

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ここからは、景気ウォッチャー調査が為替市場に与える影響度についてご紹介します。現況判断DIと先行き判断DIの2つが為替市場では注目されています。

DIは50が横ばいで、これを上回ると日本景気が上向きの判断となり円が買われやすくなります。よって、円高の局面になりやすくなります。50を下回ると景気減退の判断となって円が売られやすくなります。つまり、円安になりやすくなります。

 

短期的な影響

景気ウォッチャー調査の発表時は、為替市場において短期的なインパクトは大きいとは言えません。本指標は主に株式市場で良く用いられている指標であり、為替相場においては補助的な役割として考えておくのが良いかも知れません。

特に短期的な影響はかなり限定的であり、発表前からのトレンドがそのまま継続する相場となることが大半です。ただし、数年ぶりに数字が改善したなどのサプライズ的な内容であれば、市場が反応することもありますので、数値の変化には注意が必要です。

 

中長期的な影響

中長期的にはやや影響があると言えるでしょう。先行き判断DIの数値を追いつつ、日銀短観などで詳細に景気動向をチェックしていけば為替相場にも役立でることができます。

各経済指標との組み合わせを意識しつつ、長い目線で景気ウォッチャー調査の数値を活用するのが良いでしょう。

 

過去チャートの値動きを検証

ここでは、景気ウォッチャー調査発表時の過去チャートを用いて、為替相場がどれくらいの影響を受けたのかをご紹介していきたいと思います。

※画像は全て、米ドル/円の5分足チャートを使用

 

【2016年11月9日】景気ウォッチャー調査発表時のチャート

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まずは、2016年11月9日の景気ウォッチャー調査発表時のチャートから見ていきましょう。発表直後に大きく反応して、その後急激に値を下げました。その後は上昇トレンドに転じ円安局面を形成していきました。

発表直後はかなり激しく動き70pips程度の上下動がありました。その後急激に値を下げたかと思えば、今度は上昇トレンドに推移していきます。この間の値幅は200pips以上と非常に激しいものとなりました。

この時の景気ウォッチャー調査の現状判断DI(季節調整値)は、前回発表が【46.3】、今回発表が【49.3】とプラス3ポイントの改善でした。先行き判断DI(季節調整値)は、前回発表が【49.6】、今回発表が【51.4】と前月比1.8ポイントの上昇でした。

景気ウォッチャー調査の数値は4か月連続の上昇、先行き判断DIにいたっては約1年ぶりの50ポイント超えと好材料が並びました。

にもかかわらず円安となっているのはなぜかというと、この日はアメリカ大統領選挙でトランプ氏が当選確実となった翌日であり、相場が落ち着かない日でもあったからです。

関連記事国内総生産(GDP)と為替変動との関連性は?数値発表でこれぐらい価格が変動する!

当選直後はドル売りがすさまじく一時101円台まで円高が進みましたが、その後は円安局面に進んでいったのは記憶に新しいところでしょう。これは、その反発で円安に向かう真っ最中のチャートなのです。

景気ウォッチャー調査発表の影響は他の大きな流れに簡単に飲み込まれてしまうという見本でもあります。今回のチャートでは、本指標は市場にインパクトを与えるまでには至らなかったと考えられるでしょう。

 

【2016年12月8日】景気ウォッチャー調査発表時のチャート

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続いて、2016年12月8日の景気ウォッチャー調査発表時のチャートを見てみましょう。発表直後はあまり反応はなく、その後も上昇下降を繰り返すやや値幅の広いレンジ相場のような展開となりました。

発表直後は5pips程度の値動きとなり、その後は上昇下降を繰り返しながら緩いもみ合いの相場となっています。この間の値動きは最大で40pips程でした。

この時の景気ウォッチャー調査の現状判断DI(季節調整値)は、前回発表が【49.3】、今回発表が【52.5】とプラス3.2ポイントの改善でした。先行き判断DI(季節調整値)は、前回発表が【51.4】、今回発表が【53.0】と前月比1.6ポイントの上昇でした。

景気ウォッチャー調査の数値としては5か月連続の上昇でプラス幅もまずまずですので、好材料が揃いました。ただ、市場の反応としては大きくはなく、発表前の相場の流れが継続している展開であると言わざるを得ないでしょう。

短期的なインパクトはやはり乏しいですので、中長期的な考え方でジワジワ来ているこの好景気の波をどう捉えるかにフォーカスを置くのが良いでしょう。現在のトランプ効果によるドル高がどこで頭打ちになるかも見極めつつのトレードをする必要があります。

 

まとめ

ここまで、景気ウォッチャー調査がどのようなものか、為替市場への影響度がどれくらいかを過去チャートを交えてご紹介してきました。

景気ウォッチャー調査がマクロ視点ではなかなか見えにくい、景気に敏感な部分を洗い出している調査であることはお分かりいただけたかと思います。

どの業界が景気が良さそうかなど株式投資に有用な情報が転がっている一方で、為替市場への短期的なインパクトは限定的であることもご理解いただけたことでしょう。

この指標を為替相場に役立てる場合は、中長期的な目線で日銀短観景気動向指数などの経済指標を合わせて活用することが必要でしょう。経済動向関連のデータを多角的に分析し、トレードに取り入れてみてください。

経済動向をマクロからもミクロからも把握することで、為替トレードにおいて的確な判断を下すことができるようになるでしょう。

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