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ZEW景況感指数とユーロ通貨との関連性とは?過去のFXチャートから考察してみる

ドイツはEUで最も経済力のある大国であり、ユーロ通貨の行方を大きく左右する力を持っています。そのためドイツに関連する経済指標には為替市場からも大きな注目が集まります。

ドイツ発信の経済指標の一つにZEW景況感指数というものがあり、Ifo景況指数の先行指標として有名な指標があります。ユーロの今後を知る上でも重要な指標のため、要点をしっかり抑えておきましょう。

この記事ではZEW景況感指数がどのようなものか、その目的や役割をご説明しています。また、為替市場への影響度などを過去の為替チャートを用いてご紹介していきます。

今後のユーロ圏経済の行方に興味のある人は、ぜひ参考にしてみてください。

ZEW景況感指数とは?

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ZEW景況感指数とは、ドイツの民間調査会社であるZEW(欧州経済センター)が今後6カ月間の景気見通しを調査したものを指します。対象となっているのは経済アナリストや機関投資家などおよそ350人で、アンケート調査によって実施されています。

ドイツ経済を熟知した専門家からの回答だけあって、今後の景気動向を知る上で貴重な指標と言えるでしょう。

ZEWは「Zentrum fur Europaische Wirtschaftsforschung」の略称で、ドイツ連邦共和国マンハイムに位置する民間調査会社のことです。

ZEW景況感指数は毎月2つのタイプが発表されていて、1つはドイツ、もう1つはユーロ圏を対象にした指数です。(本記事では、影響力のあるドイツの指数を扱っています。)

アンケート調査の結果は楽観的回答から悲観的回答を引いた指数で表され、「50」が景気判断の基準となっています。一般的な見方として、「50」を上回ると景気拡大、下回ると景気減退という見方となります。

最大の特徴はIfo景況指数の1週間前に発表されることで、重要指標であるIfoを予想する上でも注目が集まりやすい指標です。ECB(欧州中央銀行)の金融政策に大きく影響を与えることもあり、市場の関心も高いと言えるでしょう。

 

Ifo景況指数についてはこちらの記事をご参照ください。

IFO景況感指数はユーロ圏経済を占う最重要指標!FXチャートからも徹底検証!

 

為替相場への影響

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ここでは、ZEW景況感指数が為替相場に与える影響についてご説明していきます。本指数はEU経済全体に影響を及ぼすドイツの景気動向を占う指標であることから、為替相場にも一定のインパクトがあります。

景気判断の基準は「50」となっていますので、これを上回ると好景気と判断されることからユーロが買われやすくなりユーロ高に、下回ると不景気との判断からユーロが売られやすくなりユーロ安の展開になりやすくなります。

短期的な影響

短期的にはそこまで大きな影響はありませんが、市場は反応します。取り分け、50を超えると市場には好意的に取られやすくユーロ高の局面となります。インパクトを与えやすいのは予想と結果の乖離が大きい場合でしょう。

為替相場のパターンとして、市場予想は相場に織り込まれながら推移していきますので、結果の数値に大きな乖離がある場合はポジション修正などの意味合いから相場が大きく動く傾向にあります。

発表前後の数値にはしっかり注意を払うようにするのが賢明でしょう。

中長期的な影響

本指数は向こう6カ月先の景気動向を調査したものですので、中長期的な影響があることも念頭に置いておきましょう。ファンダメンタルズ分析の際は、Ifo景況感指数や市場予想などと合わせてより精緻なデータを得ることができるでしょう。

ユーロ経済の動向を中長期目線で追っていきたい場合は、重視するべき指標と言えます。

過去チャートの値動きを検証

ここでは、ZEW景況感指数発表時の過去チャートから、為替市場にどれくらいのインパクトがあるのかをご紹介していきたいと思います。

※画像は全て、ユーロ/米ドルの5分足チャートを使用

【2016年9月13日】ZEW景況感指数発表時のチャート

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まずは、2016年9月13日のZEW景況感指数発表時のチャートから見ていきましょう。発表直後に小さく上昇し、その後上下動をしながら2時間後には大きく上昇して直後に大きく下落して、そのままユーロ安の局面へと移行しました。

発表直後は5pips程度の上昇を見せ、その後の上下動の値幅は15pips程度と影響はあまりありませんでした。発表から2時間後のやや大きな上下動では、1時間弱で30pipsの変動幅がありました。その後はそのまま下降トレンドの相場へと推移していきます。

この時のZEW景況感指数発表時は、予想が【+2.5】、結果が【+0.5】で微減でした。数値としては非常に悪いため本来であれば下降局面へ展開するはずですが、市場ではすでに織り込み済みの公算が高く、大きな反応はありませんでした。

発表前からの相場が継続された可能性が高く、発表から2時間後の大きな上下動はアメリカの指標「NFIB中小企業楽観視数」の発表が影響したものと考えられます。

予想と結果に乖離が少なく、ユーロ全体の景気が悪い状況は市場としては予測通りということで、短期的にはインパクトが少ないチャートだったと言えるでしょう。

【2016年10月11日】ZEW景況感指数発表時のチャート

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続いて、2016年10月11日のZEW景況感指数発表時のチャートを見ていきましょう。発表直後はほとんど動きがなく、その後もしばらくもみ合いの続くレンジ相場となりました。

発表のおよそ40分後から下落トレンドを形成後、3分の2ほど戻してからまた下落するという慌ただしい相場となっています。

発表直後から30分ほどは3pips程の値動きしかなくもみ合いが続いていましたが、その後は大きな下落と上昇を繰り返す相場となり、この間の変動幅は最大で40pips程度となっています。

この時のZEW景況感指数発表時は、予想が【+4.0】、結果が【+6.2】で微増でした。数値としては引き続き悪く下降局面へ展開するはずですが、あまり目立った反応はありませんでした。こちらも市場ではすでに織り込み済みであったと考えるのが妥当でしょう。

発表からしばらくして大きく上下動したのは、こちらも「NFIB中小企業楽観視数」の指標に影響を受けたものと考えられます。ZEW景況感指数発表に対するインパクトはこのチャートでも限定的だったと思われます。

総括

2つのチャートを検証してみて、やはり予想と結果に大きな乖離や発表の内容にサプライズがない場合は、短期的な影響が少なく市場も神経質な反応はしないと考えるのが賢明でしょう。

発表時に利益を狙いに行く場合は乖離が大きい時だけで十分と考えられ、それ以外のパターンでは神経質になる必要はないと言えます。Ifo景況指数の予想として活用するか、もしくは他の重要指標も合わせて中長期的な景気動向を探る使い方が良いでしょう。

いずれにせよ、ファンダメンタルズ分析的な活用に向いた指標だと言えます。

まとめ

ここまで、ZEW景況感指数がどのようなものか、その目的や役割、為替市場への影響などをご紹介してきました。

本指数がドイツ経済動向の今後を占う上で重要な指標であることはお分かりいただけたかと思います。また、Ifo景況指数を予想する上で欠かせない指標であることもご理解いただけたことでしょう。

市場への短期的なインパクトは小さいですが、中長期的な目線で役立てることが可能な指標ですので、ユーロを中心にトレードをしている人はデータ収集しておくと良いでしょう。

ドイツ経済とユーロ経済の動向を追っていきたい人は、ぜひ活用されることをおすすめします。

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