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ECB政策金利発表がFX市場に与える特大のインパクトを徹底的に検証!


ユーロは世界第二位の基軸通貨として世界経済の動向にも大きく関わってきます。そのため、ユーロ圏の政策金利には為替市場からも高い関心が集まります。

このようなユーロ圏の金融政策を担っているのがECB(欧州中央銀行)です。ECBは金利の引き上げ引き下げを決定する権限を持っており、政策金利発表に対しては常に注目が集まっています。

ユーロの動向のみならず、世界経済の流れを変える影響力を持っているため、しっかりチェックしておく必要があるでしょう。

この記事ではECB(欧州中央銀行)やECB政策金利発表がどのようなものか、為替市場への影響がどの程度あるのかを過去の為替チャートからご説明していきます。

ユーロ圏の経済動向に関心のある人は、ぜひ参考にしてみてください。

ECB(欧州中央銀行)とは?

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ECBは「European Central Bank」の略称で、欧州中央銀行のことを指します。ユーロ圏17か国の金融政策を担う金融の最高意思決定機関であり、世界的にも非常に重要な位置づけをされている中央銀行です。

前身となっているのはEMI(欧州通貨機関)で、1998年6月1日に設立されました。ECBの組織はドイツ連邦銀行とドイツ州立銀行がモデルになっており、本店もドイツのフランクフルトに置かれています。

EU圏のいかなる国からも政治的介入を受けず、独立性を維持しながら業務遂行にあたっています。

ECBの最大の目的は、ユーロ圏における物価を安定させることです。分かりやすいのはインフレーション率で、目標では1年の上昇率を2%以内と設定しています。

ECB政策金利発表とは?

ECBでは通貨の動向を決める上で重要な金融政策決定の権限を有しており、政策金利発表には市場関係者から多くの関心が寄せられます。

ユーロ圏の政策金利は、ECB役員6名(総裁・副総裁を含む)とユーロ圏の各中央銀行総裁によって編成されているECB理事会によって決定されます。理事会は月2回開催され、第1回目の理事会(第1木曜)閉会後に発表される運びとなっています。

政策金利の引き上げと引き下げに関する発表がなされるため、金利の変更が声明に含まれる場合は市場も敏感に反応します。時には非常に大きなインパクトをもたらすこともあるため、常に注視すべきイベントと言えるでしょう。

為替相場への影響

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ここからは、ECB政策金利発表が為替相場に与える影響力をご紹介していきます。政策金利はその国の通貨を購入する際の最も分かりやすい基準ですので、ここに関連する発表は為替市場にダイレクトに反応すると考えておけば良いでしょう。

これは非常にシンプルな話で、投資家は通貨を購入する際にリターンを求めますので当然金利の高い通貨を好んで買います。これは中長期のスパンで購入している投資家であるほどその傾向が強くなります。

ですので、ECB理事会で政策金利の引き上げが決定されればユーロは買われてユーロ高となり、政策金利の引き下げが決定されればユーロは売られてユーロ安になるということです。

市場予想が相場に織り込まれている場合もありますので一概には言えませんが、金利に変動があれば基本的には大きなインパクトがあると考えておいて間違いありません。市場が金利据え置きと予想して結果が金利変動であれば、大きな影響が出る可能性が高まります。

短期的な影響

金利の引き上げ若しくは引き下げが決定されれば、短期的にも影響が出ます。声明発表後にECB総裁の会見があるのですが、このコメントの内容次第でも大きなインパクトがあります。

発表時のエントリーで利益を狙うのであれば、事前の市場予想などとすり合わせて複数のシナリオを用意した上でトレードに臨みましょう。

中長期的な影響

中長期的にも影響は続くと考えておいた方が良いでしょう。

金利の引き上げと引き下げがEU経済にどのような影響を与えているのか、景気は良くなったのか消費は改善されたのか、インフレは抑制されたのかなど、他の経済指標と絡めながら投資をしていけば利益に結びつけることができるでしょう。

過去チャートの値動きを検証

ここでは、ECB政策金利発表時の過去チャートを使って為替市場がどのような反応を示したのかをご紹介していきたいと思います。

※画像は全て、ユーロ/米ドルの5分足チャートを使用

【2016年3月10日】ECB(欧州中央銀行)政策金利発表時のチャート

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まずは、2016年3月10日のECB政策金利発表時のチャートから見ていきましょう。このチャートでは発表直後に大きな下落を見せ市場が敏感に反応したことが見て取れます。

その後も下落を続けてから、発表から約1時間後には急激な上昇を見せ、発表前のレートをはるかに上抜けていく非常に荒れた相場となりました。

発表直後5分間で110pips以上の下落を見せ、その後も1時間かけて下落しトータルで150pips以上の変動がありました。その後はこれまでの下落幅を全て埋めて、それをはるかに超える上昇幅を記録する荒れた展開となりました。

2時間弱での上昇幅はおよそ340pipsという、市場にかなり大きなインパクトを与えたことが分かる相場でした。

この時のECB政策金利発表の内容は、予想が【0.05%据え置き】、結果が【0.00%(0.05%引き下げ)】でした。市場予想に反して金利が引き下げられたことで市場に動揺が広がり、これが発表直後の大幅下落につながったと言えるでしょう。

今後はさらなる金利引き下げになるのではないかとの憶測が市場に広がり、大きな下落につながったと考えられます。

その後に今度は特大の上昇となったのには、ドラギECB総裁の会見が影響したものと思われます。ここで、今後の追加利下げに否定的な見解を示したことから、市場に安心感が広がり一気にユーロ買いが進みユーロ高の局面に推移したと考えるのが妥当でしょう。

このようにECB政策金利発表は、短期的にも非常に大きなインパクトを与える指標ですので常にチェックしておく必要があります。また、その後のECB総裁の発言も非常に注目されていますので、ここまでをセットで考えてトレードをするようにしましょう。

【2016年10月20日】ECB(欧州中央銀行)政策金利発表時のチャート

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続いて、2016年10月20日のECB政策金利発表時のチャートを見てみましょう。こちらのチャートでは、発表直後はほとんど反応していないことが分かります。その後ももみ合いが続き、発表からおよそ1時間後に激しい上下動から下降トレンドへと推移しています。

発表直後は7pips程度の変動、その後も10pips以内で小刻みにもみ合いを続けました。しかし、発表からおよそ1時間後に急激な上昇を見せ、10分間で70pips以上の上昇がありました。

さらにそこから急激に下降し、40分ほどで100pips以上変動するという荒れた相場となりました。

この時のECB政策金利発表の内容は、予想が【0.00%据え置き】、結果が【0.00%据え置き】で予想通りの結果となっています。これを反映して発表後も市場は穏やかな相場が続いていました。

発表から1時間たってからの急激な乱高下はドラギECB総裁の会見が影響したのでしょう。この会見で注目すべき発言は「QE(EUの量的緩和)については議論しなかった。突然終了することはない」というものです。

一時的に上昇を見せましたが、これは仕掛け的なユーロ買いが入ったものと考えられます。その後は、ゼロ金利と量的緩和の金融政策を市場が否定的に受け止めたことが反映され、ユーロ売りの流れとなりました。

ECBの政策金利発表は、金利変動がなければ短期的には大きな影響はありません。しかし、その後のECB総裁の発言内容によっては乱高下する局面を迎えますので、この一連のイベントは常時注視すべきだと言えるでしょう。

まとめ

ここまで、ECB(欧州中央銀行)やECB政策金利発表がどのようなものか、為替市場への影響がどの程度あるのかを過去の為替チャートも使ってご紹介してきました。

通貨の売買にダイレクトに関係するECB政策金利発表が非常に重要な指標であることはご理解いただけたことでしょう。また、市場に与えるインパクトも絶大で発表後のECB総裁の会見内容でも相場が荒れることがあるのもお分かりいただけたことと思います。

荒れた場合の相場の動き方は仕掛け的なものもあって一筋縄ではいきませんが、過去のデータを収集すれば一定の法則は見つかるかと思います。

ECB総裁の会見は数値ではありませんので、市場の判断に揺れがあり不規則であることが多いため、政策金利発表時点のエントリーで利益を得ることをおすすめします。

ユーロはボラティリティも大きいですので、発表前後の情報を的確に収集してターゲットを絞れば大きな利益を得るチャンスをつかめるでしょう。


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