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ドイツGDPがFX市場に与える影響度は大きい?過去チャートから実情を読み解く

GDP(国内総生産)はその国で生産された全ての商品やサービスの価格が計上されたもので、実体経済を把握する上で欠かすことのできない指標です。

ドイツはGDP世界第4位の経済大国で、ユーロ圏に対しては言うまでもなく世界的にも影響力を有している国家です。年4回発表されるGDPにも市場から注目が集まります。

ドイツGDPの発表には、ユーロの経済動向及び世界経済の動向を知っておく上でもチェックしておく必要がある指標と言えるでしょう。

この記事ではドイツGDPの規模や近年の推移、為替市場への影響度がどれくらいあるのかを過去の為替チャートからもご説明していきます。

GDPから実体経済を把握しておきたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

GDP(国内総生産)とは?

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GDPとは「Gross Domestic Product」の略称で、国内総生産のことです。1年間に国内で生産された全てのサービスや商品の付加価値の総額を表しています。

GDPの伸び率が経済成長率を示しているため、経済の実体を最もよく表している指標として重要視されています。

 

GDPについては下記記事でも詳細に記述されていますので、参考にしてみてください。

関連記事GDP統計をFXに活用する方法とは?過去チャートの動きから徹底解剖

関連記事国内総生産(GDP)と為替変動との関連性は?数値発表でこれぐらい価格が変動する!

 

ドイツGDPの規模と特徴

ドイツGDPは日本に次ぐ世界第4位であり、経済大国の一角を担っています。総額は3兆6213.6億ドル(2014年度)でユーロ圏では3割を占める規模であり、EU経済では要の存在と言えるでしょう。

先進国ではよく見られる比率ですが、部門別GDPでは第三次産業が7割超と圧倒的であり、農業に至っては1%に満たない状況となっています。技術全般に関して高い評価を得ており、IT部門では北米、日本に次いで市場規模が大きく今後ますますの発展が見込まれています。

取り分け、IOT(Internet of things)などの先進的な分野でも世界をリードする位置にあり、今後の世界経済をけん引するポテンシャルは十分に備えている国だと言えるでしょう。

ドイツは労働生産性が高いことでも知られていて、アメリカを100とした場合ドイツは90、日本は70程度だと言われています。

労働時間は日本より20%ほど少ないにもかかわらず、国民1人当たりのGDPでは日本より20%も高いというデータもあり、生産性の違いが浮き彫りになっています。

経済成長の質を考えた場合、ドイツの未来は明るいことがよく分かります。

ドイツGDPの推移

ドイツ経済は堅調であり、長年に渡って成長を続けてきました。実質GDPにおいては1993年以降2016年まで堅実に伸び続けています。唯一リーマンショックの影響があった2009年を除いて全ての年で成長を果たしています。

しかし、近年のドイツは旧東ドイツへの援助や難民問題、ユーロ圏内の通貨危機問題など
様々な外的・内的要因によって経済が疲弊しているとも言われており、ユーロ圏内の情勢には注意を払っていく必要があるでしょう。

ドイツの技術力や労働生産性の高さという国力そのものには今後も大きな問題なく成長を続けることが期待できますが、外部の問題や内部の政治的問題が経済成長に影を落とすことはあり得ます。

ドイツ国内の政治関連のニュースにも注意を払う必要はあるでしょう。

為替相場への影響

GDPは実体経済を最も顕著に表すため為替相場にも一定の影響はあるのですが、大きなインパクトはありません。これは発表時期に原因があると考えられています。GDPの数値が発表されるのは、速報値でも1か月遅れとなっていますので市場の反応もそこまで敏感ではないのが実情です。

予想と結果に大きな乖離がある場合や大きなGDP伸び率を記録した場合などは、大きな影響が出る可能性がありますが、平時には影響が少ないと考えておけば良いでしょう。

数値の使い方は、自分が経済動向で把握している状況が発表値とマッチしているかの確認作業としておくのが一般的です。

通常時では短期的な影響は限定的ですので、中長期のファンダメンタルズ分析として活用することをおすすめします。

過去チャートの値動きを検証

ここでは、ドイツGDP発表時の過去チャートを使って、為替市場への影響度がどれくらいかをご紹介していきたいと思います。

※画像は全て、ユーロ/米ドルの5分足チャートを使用

【2016年5月13日】ドイツ第1四半期GDP(速報値)発表時のチャート

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まずは、2016年5月13日のドイツ第1四半期GDP(速報値)発表時のチャートから見ていきましょう。このチャートでは発表直後に市場が反応しやや大きな下落を見せています。その後も下落は続いてトレンドを形成してから半値ほど戻した後、レンジ相場へと移行していきました。

発表直後5分間で20pipsほどの下落を見せました。その後も1時間以上かけて下落を続け、ここまでのトータルで40pips以上の変動がありました。その後は半値ほど戻してからもみ合いの局面へと移行するという相場でした。

この時のドイツ第1四半期GDP発表の内容は前期比ベースで、予想が【+0.6%】、結果が【+0.7%】でした。予想よりも結果が良く成長度もプラスであったにも拘わらず、下降トレンドとなってしまったのは、市場予想が相場に織り込み済みであったことが影響していると考えられます。

また、GDP発表前から下落につながる兆候もあり、その流れを踏襲していると見るのが妥当でしょう。前後の状況から見て、発表による短期的な影響は少なかったと考えられます。

【2016年8月12日】ドイツ第2四半期GDP(速報値)発表時のチャート

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続いては、2016年8月12日のドイツ第2四半期GDP(速報値)発表時のチャートをご覧ください。このチャートからは発表直後はほとんど値動きがないことが分かります。その後は下落してからやや大きな上昇に転じ、その後は上下動を繰り返すレンジ相場へと推移していきました。

発表直後はわずか3pips程度の値幅で、その後は8pips程の下落から20pips程のやや大きな上昇トレンドを形成しています。それから15pips程の値幅でのもみ合い局面へと移行する相場となっています。

この時のドイツ第2四半期GDP発表の内容は前期比ベースで、予想が【+0.2%】、結果が【+0.4%】でした。予想と結果にさほど乖離もなく内容も平凡であったため、市場の反応は限定的でした。値幅も小さくもみ合いが続いたことからも、判断材料には乏しい内容であったことが窺えます。

このチャートからも内容にサプライズがなければ、市場への短期的な影響は少ないことがよく分かります。発表時の利益を狙うメリットは少なく、経済動向の定点観測的な使い方
が一般的であると言えるでしょう。

まとめ

ここまで、ドイツGDPの規模や近年の推移、為替市場への影響度などについてご紹介してきました。

ドイツが世界屈指の経済大国であり、EUになくてはならない存在であることがお分かりいただけたかと思います。

また、純粋な国力や成長力では申し分ありませんが、外的政治的要因が複雑に影響することが考えられるため、ヨーロッパのニュースには十分に注意を払わなければならないこともご理解いただけたことでしょう。

短期的な影響は少ないため年4回のGDP発表時のトレードはあまりお勧めできませんが、経済動向を確認し修正する意味では役立つ指標です。

特にヨーロッパ全体が先ゆく不透明な要素を孕んでいますので、ドイツGDPの発表も随時チェックして波乱が起こった時も落ち着いてトレードができる態勢を整えておきましょう。

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