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ドイツ小売売上高とFX市場との関連性とは?ユーロ/米ドルへの影響を徹底的に検証

ドイツ経済を牽引する上で重要な役割を担っているのが個人消費で、これがドイツGDPの大きなウエートを占めています。個人消費が冷え込めばドイツ経済の先行きに不透明感をもたらし、ユーロ圏全体に影響が出るのは避けられません。

ドイツ小売売上高の発表は、このような個人消費の動向を図るバロメーターの一つの指標として重宝されています。ドイツ経済、ヨーロッパ経済にも影響を及ぼす経済指標ですので、チェックしておきましょう。

この記事ではドイツ小売売上高がどのような内容のものか、為替市場にどれほどの影響力があるのかを過去の為替チャートも交えてご紹介していきます。

ユーロ圏の経済動向を適切に把握しておきたい人は参考にしてみてください。

ドイツ小売売上高とは?

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ドイツ小売売上高とは、デパートやスーパー、レストランなどの小売り・サービス業を対象に売上高を集計して指数化したものを指しています。

多種多様な種別や規模の小売店をサンプリングで抽出し、販売商品すべてを対象に測定しています。結果は毎月上旬にドイツ連邦銀行によって公表されています。

国民の経済活動が反映されやすく、ドイツ経済の中心である個人消費の動向が把握できる指標として市場の関心を集めています。個人消費はドイツGDPの大半を占めており、ドイツ経済の動向を左右する力を持っています。

さらにドイツGDPはユーロ圏の3割以上を占めているため、ユーロ通貨への影響も大きくドイツの指標は特に注目される傾向にあるのです。

ただ、データが公表されるのは集計から翌々月の初旬となっており、速報性に欠けることから短期的な市場への影響は小さいとも言われています。

為替相場への影響

ここでは、ドイツ小売売上高が為替市場にどの程度の影響を及ぼすのかについてご説明していきます。本指数と為替市場との関連性はシンプルであり、難しいものではありません。

小売売上が堅調であれば個人消費が活発であり景気が良いということになりますので、ユーロが買われやすくなりユーロ高になります。

逆に売上が芳しくなければ個人消費が冷え込んでいることを意味しますので、景気が悪いという判断を市場から下されユーロは売られやすくなります。よってユーロ安の相場となるのです。

指数は前年比と前月比のパーセンテージで表されます。前月比ベースで3か月連続+1%以上の売上アップなどの好材料が出れば市場はかなり好意的に受け止めるでしょう。

短期的な影響

発表直後の短期的な相場で影響が出やすいのは、他の経済指標と同様で予想と結果に大きな乖離があった場合です。市場予想はある程度相場に織り込まれていますので、予想通りであればインパクトは薄いと言わざるを得ません。

特にドイツ小売売上高の発表はデータ集計から発表まで2カ月程度を要しますので、短期的な観点から言うと市場の反応は小さいと言えます。

積極的にエントリーするのであれば、過去データを詳細に洗って市場予想に疑問がある場合などに狙いを絞ってトレードするのが良いでしょう。しかし、この手法はある程度経験が必要でデータ解析にも長けていないと難しいため初心者にはおすすめできません。

よほどのことがない限り大きなインパクトはないため、スルーしてしまうのが得策でしょう。

中長期的な影響

市場予想と結果の数値を毎月追っていくことは、中長期的な視点から意義があると言えます。小売売上高は個人消費の動向、ひいてはドイツ経済全体の動向が把握できる重要な指標です。

この数値を適宜チェックすることで、経済動向の現状把握が間違っていないかの確認と修正が可能になります。この作業の繰り返しがファンダメンタルズ分析には不可欠ですので、経済動向を適切に把握するのであれば是非積極的にデータを活用してみてください。

過去チャートの値動きを検証

ここでは、ドイツ小売売上高発表時の過去チャートから、為替市場へどの程度のインパクトがあったのかをご紹介していきたいと思います。

※画像は全て、ユーロ/米ドルの5分足チャートを使用

【2016年7月29日】ドイツ小売売上高発表時のチャート

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まずは、2016年7月29日のドイツ小売売上高発表時のチャートから見ていきましょう。このチャートでは発表直後から市場は薄い反応で、緩やかに上昇しながらおよそ1時間後にやや大きく上昇し、その後半値ほど戻してから再び上昇するという相場でした。

発表直後5分間では4pipsほどの上昇で、あまり動きはありませんでした。その後は1時間ほどかけて上昇し13pipsの上げ幅。

そこからやや大きな上昇を見せ15分間で13pipsの変動がありました。その後は上昇下降を繰り返すレンジ相場の局面へと移行しています。総じて変動の少ない相場であったと言えるでしょう。

この時のドイツ小売売上高発表の内容は前月比ベースで、予想が【+0.1%】、結果が【-0.1%】でした。乖離はほとんどありませんでしたが、プラス予想がマイナスに転じています。それにも拘わらずユーロが買われたのは、発表直前からのトレンドを継続したためと考えられます。

当発表が市場へはさほど影響がなく、従来の相場の流れが続いたと考えるのが自然でしょう。乖離がもう少し大きければ市場への動揺が広がり下落へ動いたことも考えられますが、今回の発表はそこまでのインパクトがなかったため平凡な相場になったと思われます。

【2016年8月31日】ドイツ小売売上高発表時のチャート

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次に、2016年8月31日のドイツ小売売上高発表時のチャートを確認してみましょう。こちらのチャートでも発表直後の反応はほとんどありませんでした。その後もみ合いながら下降トレンドとなり、半値戻してから再度下降。その後全戻ししてからレンジ相場へと移行していきます。

発表直後5分間では3pipsほどの下落で、ほとんど変動はありませんでした。その後は50分ほどかけて下落し値幅は20pips程度。その後は30分ほどかけて半値戻して再下落となっており、値幅は12pipsほどでした。

そして発表後の下落を全て戻してからは、レンジ相場へと移行しもみ合いの局面となりました。トータルの値幅は20pips程度で、相場としては平凡なものだったと言えます。

この時のドイツ小売売上高発表の内容は前月比ベースで、予想が【+0.5%】、結果が【1.7%】で、乖離としてはやや大きなものでした。結果が上方修正されてはいますが市場は逆に下降トレンドとなり、その後レンジ相場でのもみ合いとなっています。

当発表も市場からの関心が薄く、トレンド転換となるまでのインパクトはなかったと考えられます。発表前からの下降トレンドを継続した、通常の相場であったことがよくわかるチャートと言えるでしょう。

まとめ

ここまで、ドイツ小売売上高がどのような内容のものか、為替市場にどれほどの影響力があるのかを過去の為替チャートも交えてご紹介してきました。

当指数がドイツ経済のカギを握る個人消費と深く関係している重要な指標であることはお分かりいただけたかと思います。また、ドイツ経済に依存するユーロ圏にも影響のある指標であることもご理解いただけたのではないでしょうか。

短期的な指標としてはインパクトは弱いですが、中長期的な視点で数値をチェックすることは意義のあることです。自分が掴んでいる経済動向の確認修正ができるメリットがありますし、これにより今後の経済動向を予測する力も身に付くことでしょう。

経済を見る力を養いトレードに活かしていきたい人は、こまめなデータ収集と分析をしてみることをおすすめします。

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