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非農業部門雇用者数をFX初心者が活用するには?過去チャートの動きも徹底検証


FXトレードにおいて経済指標は欠かせないものとなっています。ファンダメンタルズ派の人は当然ですが、テクニカル派の人にとってもその影響の大きさから無視はできない存在と言えるでしょう。

その重要な経済指標の中でも、月に1度発表される雇用統計は最重要の指標として知られています。そして、雇用統計には様々な数値が並びますが最も経済動向に影響を与えると言われているのが「非農業部門雇用者数」です。

この数値の大小で為替相場には絶大なインパクトがあり、比較的穏やかな米ドル/円であっても数分間に1円以上の値動きを見せることも珍しくありません。

この記事では非農業部門雇用者数の数値がが為替相場にどのような影響をもたらすのか、チャートはどのように動くのかをご紹介していきます。非農業部門雇用者数のデータをトレードに活用したい人は、ぜひ参考にしてみてください。

 

非農業部門雇用者数とは

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非農業部門雇用者数は、アメリカの雇用統計で発表されるデータの一つで労働に従事している人から農業従事者を差し引いた数値を指します。製造業や小売業、サービス業などに就業している人を指しています。短期的には、為替相場に最も影響及ぼす数値の一つと言えるでしょう。

 

なぜ重要なのか

なぜインパクトが大きいかというと、それはアメリカが移民国家であることに由来しています。アメリカGDPの7割が個人消費であり、この数値を伸ばしていくためには消費のベースとなる労働者の数が増えることが必要です。

移民国家のアメリカは、移民を受け入れ労働者を増やすことで経済発展をしてきた歴史があり、それは現在にも受け継がれているのです。

非農業部門雇用者数が増加すれば個人消費が増え、GDPが伸び、経済が成長するということにつながります。そのため、この数値が非常に重要視されるのです。

 

調査方法

この数値は失業率とは性質が異なり、給与の支払い有無で決定されます。事業者や雇い主側が作成した給与の支払い帳簿をベースとして集計され発表されます。

数値の信頼性は高く、雇用統計で同時に発表される失業率と逆のベクトルであったとしても、非農業部門雇用者数の数値が信用されます。

これは失業率が6万世帯を調査対象としたサンプル調査であることが原因と思われます。また、失業率が経済に影響を与えるのは2,3か月後とも言われており、短期的には非農業部門雇用者数の数値が相場に影響を与えるのも納得できるでしょう。

 

経済成長の目安

経済成長の目安として、非農業部門雇用者数の増加が10万人であれば現状維持のライン、20万人であれば経済成長のラインと言われています。市場に影響を与えるボーダーラインとして念頭に置いておきましょう。

非農業部門雇用者数については、下記記事でも触れていますので参考にしてみてください。

関連記事FXで一番重要な指標「米雇用統計」を徹底解説!実践的な戦略は?

 

非農業部門雇用者数の予想と結果

非農業部門雇用者数は予想があまり当たらないことも広く知られています。そして、予想と結果で数値に乖離があると為替チャートは乱高下し、荒れた相場になることもトレーダーの間では有名です。

下記に示したのは2015年度12か月分のデータです。ほとんど予想が違っているのがお分かりいただけるでしょう。

2015年1月 2015年2月 2015年3月 2015年4月 2015年5月 2015年6月
予想値 +24.0万人 +23.0万人 +23.5万人 +24.5万人 +22.8万人 +22.6万人
発表値 +25.2万人 +25.7万人 +29.5万人 +12.6万人 +22.3万人 +28.0万人
乖離 +1.2万人 +2.7万人 +6.0万人 -11.9万人 -0.5万人 +6.6万人
2015年7月 2015年8月 2015年9月 2015年10月 2015年11月 2015年12月
予想値 +23.3万人 +22.5万人 +21.7万人 +20.1万人 +18.5万人 +20.0万人
発表値 +22.3万人 +21.5万人 +17.3万人 +14.2万人 +27.1万人 +21.1万人
乖離 -1.0万人 -1.0万人 -4.4万人 -5.9万人 +8.6万人 +1.1万人

5万人以上の乖離は珍しくなく、10万人以上異なる数値のこともあるのです。当たらないことが分かっていても、予想とあまりにも違っていると市場は大きく反応します。

非農業部門雇用者数をトレードに活かす場合は、事前に予想値を入手しておき統計が発表されたときに数値との乖離に素早く対応できるようにしておきましょう。

そのために過去データを用いて検証しておくことが大事になってきます。

 

為替相場へ与える影響

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非農業部門雇用者数をトレードに活用していくためには、実際に為替相場へ与える影響がどのようなものなのか知っておくことが必要です。

この数値が増加すればアメリカ経済にとってはプラスに作用するため、ドル買いの傾向が強まります。増加幅で20万人を超えてくると、はっきりと経済成長のラインに乗ったということでドルは買われやすくなります。

逆に10万人を割り込むと経済維持のラインを下回ったことになりますので、ドル安になりやすということを覚えておきましょう。

最も重要視しておきたいのが、先述した通り予想と結果の乖離が大きいときです。市場はある程度予想値を元に動いていきますので、実際に発表された値が予想と大きく異なると変動が激しくなります。

雇用統計発表時は、サプライズがなくても十分な変動がありますので、予想を裏切られた発表になるとそれに輪をかけた乱高下となります。このような荒れた相場になった場合は、むやみに飛び込むのは非常に危険です。値動きに慣れないうちは静観するのが無難かもしれません。

挑戦したい場合は事前準備をしっかりして、取引に臨むようにしましょう。下記記事で具体的なトレード手法をご紹介していますので、興味のある人は参考にしてみてください。

 

関連記事雇用統計発表時のFX相場にはOCO注文が欠かせない!その理由を徹底検証

 

チャートの動き方

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非農業部門雇用者数の数値がどれほどのインパクトを与えるか、分かりやすいチャートをご紹介しましょう。

画像は2015年11月の雇用統計発表時のチャートです。画像は米ドル/円の5分足チャートですが、一瞬で110pips以上の上昇があったことが見て取れます。

米ドル/円は比較的穏やかな値動きで安定した通貨として知られていますので、数分の間に100pips以上も動くことがいかにすごいことかがお分かりいただけるでしょう。

この時の予想値は【+18.5万人】、発表された数値が【+27.1万人】で乖離は【+8.6万人】と大きなものでした。市場は予想段階でドル買いに動きながらも雇用統計発表までは様子見をしていたこともあり、前日から長い間レンジ相場でのもみ合いが続いていました。

それが、結果の数値が大きく乖離しているのを見るや否や激しい上昇となったのです。レンジで溜まっていたパワーも合わさって大きな値動きを見せることになりました。その後も上昇を続け、この時にできた高値付近は長くサポートラインとしても機能することになったのです。

このように非農業部門雇用者数は、市場の短期的な変動をもたらしその後のトレンドを形成するきっかけを作ることもありますので、常に重視すべき指標と言えるでしょう。

 

まとめ

ここまで、非農業部門雇用者数の数値が為替相場にどれほどのインパクトがあるのかをご紹介してきました。

この数値がアメリカ経済にとって重要な指標であること、また為替相場にも大きな影響を与えるものであることがお分かりいただけたことでしょう。数値が乖離した時はその影響は絶大で、細心の注意を払うべきものであることもご理解いただけたことと思います。

トレードに取り入れる際は事前情報の収集を怠らず、取り入れない人も雇用統計発表前はポジションを手仕舞うなど、適切な対応をとって取引をするように心がけましょう。


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