【詳細データ付き】mt4対応OANDAの口コミや評判は?スプレッドはどう?
OANDAは1996年にアメリカで設立されたFX業者です。OANDAはmt4(Meta Trader4)を使用できるFX業者ですが近年では希少な存在となってしまいました。
わたしの知る限りでは取り扱い通貨ペア数は業界1位ですし、使うトレードツールや選べるコースによっては最低取引単位がよくある1000通貨ではなく1通貨からとなっています。
ただ、全てのトレーダーにオススメできるかといえば、そうでもありませんので、スプレッドやスワップについての詳細を交えながら、OANDAを実際に使ってみた本音を書いていきます。
この記事の目次
OANDAの特徴は?
OANDAにはどんなコースがある?
OANDAには以下の基本2コースに加えてオプションコースのOANDA Japan FX 東京サーバーがあります。それぞれに特徴がありますので、自身のニーズにあったコースを選んでおく必要があります。
●ベーシックコース
●プロコース
◎OANDA Japan FX 東京サーバー
- 全てのコースで「NDD採用のため優れた約定力」「Meta Trader4の使用可能」
(ただしベーシックコースでは2016年10月31日よりmt4による自動売買は不可に) - 建玉制限なし
- 一日の新規取引数量制限なし
●ベーシックコース
- 71通貨ペアのトレードが可能
- 最低初回入金額10万円
- 最低取引単位が1通貨より(mt4使用の場合は1,000通貨より)
- 1回あたり最大発注10万通貨
- プロコースよりもスプレッドが有利(ドル/円は0.4銭、ユーロ/ドルは0.5pips)
- API(アプリケーションプログラミングインターフェース)を利用した自動売買対応不可
(これについても2016年10月31日より変更となりました)
●プロコース
- 71通貨ペアのトレードが可能
- 最低初回入金額20万円
- 最低取引単位が1通貨より(mt4使用の場合は1,000通貨より)
- 1回あたり最大発注300万通貨
- プロコースよりもスプレッドが不利(ドル/円は0.8銭、ユーロ/ドルも0.8pips)
- APIを利用した自動売買対応可能
◎OANDA Japan FX 東京サーバー
- 24通貨ペアのトレードが可能(トルコリラ/円と南アフリカランド/円の追加済)
- 最低初回入金額10万円
- 最低取引単位が10,000通貨より
- 1回あたり最大発注100万通貨
- スプレッドは変動制
- APIを利用した自動売買対応可能
OANDAのスプレッドは狭い?
実際にMeta Trader4でトレードした時の配信レートをキャプチャしておきました。全部で71通貨ペアもあるので見づらいかもしれませんが、お気に入りの通貨が見つかると思いますよ。
時間帯は0時すぎの配信レートです。OANDAはNDD(ノンディーリングデスク)の形をとっているので約定力については問題ありません。NDDはディーラー(調整役)を介さないため透明性、正確性において信頼できるレートでトレードすることができます。
以下は主な通貨ペアのスプレッドになります(ベーシックコースの場合)。
- ドル/円 0.4銭
- ユーロ/円 0.7銭
- ポンド/円 2.4銭~4.6銭
- ユーロ/ドル 0.5pips
- ポンド/ドル 1.1pips
ドル/円、ユーロ/ドル、ポンド/ドルに関しては業界最狭水準のスプレッドと言えます。ポンド/円は少々スプレッドが広めではありますが日に何度もトレードするトレーダーでなければ問題はありません。
アクティブなトレーダーに人気のポンド/豪ドルのスプレッドはさきほど4.5pipsでした。ポンド/豪ドルに関していえば、ヒロセ通商のLION FXかJFXのMATRIX TRADERが業界最狭スプレッド(1.7pips※)を提供していますよ。
※2016年11月現在
続いてOANDAのスワップポイントについて解説します。
OANDAのスワップポイントは?
スワップポイントといえば基本的には日跨ぎする場合に付与される(引かれる)ものですが、OANDAはベーシックコースとプロコースではなんとスワップポイントが毎秒付与される(ひかれる)のです。
OANDA Japan FX 東京サーバーでは、毎秒ではなく日跨ぎする場合にスワップポイントが付与され(引かれ)ます。高水準のスワップポイントがつく3社(※)と東京サーバーのスワップポイントとを比較してみましょう。以下1万通貨あたりのスワップポイントです。
- 豪ドル/円 【OANDA】28円【3社】 50円
- NZドル/円 【OANDA】34円【3社】 60円
- 南アフリカランド/円 【OANDA】14円【3社】 15円
- トルコリラ/円 【OANDA】74円【3社】115円
※LION FX、MATRIX TRADER、岡三アクティブFX
決して良くはないスワップポイントと言えます。そしてドル/円については1万通貨あたり買いの場合2円もらえますが売りの場合59円も引かれてしまいます。ポンド/円については買いの場合でも売りの場合でもスワップを支払うことになります。
OANDAではスワップ目的のトレーダーはもちろん、長期保有予定のポジションにおいては注意が必要と言えます。他社よりも不利なスワップポイントを引かれ続ける可能性があります。
OANDAのその他の特徴は?
OANDAはNDDを採用と公表していますが、取引手数料は無料となっています。NDD採用の業者は手数料が高いイメージがありますので、これは嬉しいことです。ただし一括して実行された建玉の決済の総額が一定数になればスプレッドとして上乗せされることがあります。
取り扱い通貨ペアは現在71種となっているため取り扱い通貨ペア数においては業界トップクラスです。東京サーバーでは2016年9月にトルコリラ/円と南アフリカランド/円の2種が追加されて、現在は計24種の取り扱いになります。
ダイレクト入金(クイック入金)に対応しており、メンテナンス時を除き24時間即口座へ資金が反映するのでトレードチャンスを逃すことはありません。ダイレクト入金対応金融機関は7行です。ダイレクト入金における振込手数料はかかりません。
ユーザーの資金はOANDA Japanの固有財産とは区別して管理されます。三井住友銀行と顧客区分管理信託契約を締結しているため、万が一OANDA Japanが破綻することになってもユーザーの資金は返還されることになります。
もともとは海外の業者だから…と心配な方も信託保全されていれば安心できますね。
公式サイトOANDAの公式サイトはこちら
OANDAの取引ツールを実際に使ってみた感想
PC版トレードツール
PC版トレードツールには「Meta Trader4」や「OANDA fxTrade」のほか、自動取引にも対応しています。「Meta Trader4」と「OANDA fxTrade」を紹介します。
まずは個人的にわたしが愛用しているMeta Trader4です。上の画像はそのプラットフォームをキャプチャしたものになります。
Meta Trader4は世界中のトレーダーに使われており、テクニカルインジケーターの数は無数にありますが、ほとんどが無料で使えます!今表示しているインジケーター3種のうち2種はダウンロードして使っているものですが、素晴らしいインジケーターに出会えることがあります。
画像の下部分にはポジション一覧がありますが、決済する場合はポジション右側の×印をワンクリックするだけで決済できます。
次にOANDA fxTradeです。
(わたしのPCのJavaが作動しないため申し訳ありませんがキャプチャ画面がありません)
Meta Trader4との最大の違いは最低取引単位が1通貨からであることです。5秒足・10秒足といった短期足もあります。またOANDA fxTradeは東京サーバーでは使えません。
スマートフォン用アプリ
スマートフォン用アプリも「Meta Trader4」と「OANDA fxTrade」が用意されています。アプリもどちらか選べるとは嬉しいですね。コースによりますが、気に入ったほうが使えます。
まず、Meta Trader4アプリの画面です。Meta Trader4アプリはPC版に比べると低評価を受けることがありますが、そんなことはないですよ。確かにインジケーターをインポートすることはできないですが、チャート機能はスマートフォン用アプリにしては秀逸です。
赤丸部分をタップするとフィボナッチリトレースメントや図形(□○△)、トレンドライン等を描くことができます。実際に□でもみ合いゾーンを囲み、直近のスイングに対してフィボナッチリトレースメントを引いてみました。
思ったよりも簡単に引くことができますよ。スマホアプリのチャートとは思えない高機能さではないでしょうか?これを使用できるというだけでもOANDAを使うメリットはあります。
次はOANDA fxTradeアプリのチャートと通貨ペア一覧です。チャートには5秒足・10秒足・30秒足という短期足もあり、スキャルピングをする方には参考になる足かもしれませんね。
成行注文画面になります。同時にリミットオーダーやストップオーダーを入れておくことができるので便利です。該当箇所をタップすると入力画面が出てきます。
その際も約定レートとpipsのどちらかの選択ができるので「128.00円にストップ」もしくは「30pips下にストップ」といったいずれかの注文を入れることができます。
チャートを見ながら決済することも可能です。ポートフォリオ画面とチャート画面を分ける線は可動式になっているため、チャートをもう少し縦に長くすることもできます。
総合して、Meta Trader4アプリとOANDA fxTradeアプリは、少々慣れが必要ではありますが使いやすいアプリには間違いありません。
OANDA fxTradeアプリのチャートは個人的にはあまり好きではありません。その理由は搭載されているテクニカルインジケーターが有名なものというよりも見慣れないものが多いからです。
チャートはMeta Trader4のチャートを使いながら、OANDA fxTradeアプリで注文するというのも良いと思います。切り替えは面倒ですが2タッチで切り替えできるようにしているため、わたしはその方法で落ち着いています。
まとめ
NDDであり豊富な取り扱いペア数で手数料もかからないうえ、スプレッドも通貨ペアによっては業界最狭水準です。コースによっては1通貨からトレードができることもあり、少額トレーダーから大口トレーダーまで幅広く対応しているFX業者です。
長期トレーダーにとってはスワップポイントはじわじわと効いてきます。もらえるスワップは少なく支払うスワップはとても多いため、長期トレードする場合は他のFX業者を検討するのも良いでしょう。短期トレーダーにとっては使いやすいFX業者と言えます。
Meta Trader4やOANDA fxTradeの高機能ツールを使えることからOANDAを使うメリットは大きいです。OANDAについて詳しくはこちらよりどうぞ。
公式サイトOANDAの公式サイトはこちら
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