FXに必勝法はあるの?初心者でも取り組みやすい手法とは?
ちまたにはFX必勝法と銘打った手法があふれていますが、実際にそのようなものは存在するのでしょうか。
結論から言うと難しいと「必勝法はありません!」
相場は生き物ですから、その行動を完璧に読み切るということは予知能力でもない限り不可能です。
しかし、行動には一定のパターンがありますので、それを分析することで失敗を減らしたり、前もってリスクヘッジをすることはできます。
この記事では、初心者にオススメの「負けにくい」「リスクの少ない」手法をお伝えしていきます。是非自分に合った手法を見つける参考にしてみてください。
この記事の目次
FX初心者が負けないために必ず守るべきこと
具体的な手法の前に、まずはFXで負けないために理解しておかなければならないことがあります。FXは決してギャンブルではなく、資産を増やしていくための投資です。資産を増やしていくためには、継続して勝ち越しトータルでプラスの利益を得なければなりません。
これを踏まえた上でFX初心者が必ず守るべきことは、徹底してリスクを回避するということです。これはFXをしていく上で、最も重要なことです。これを守れない人はFXをしても資産を増やしていくことはできません。
リスクの少ない方法で資金を着実に増やし、積み上げた利益が飛ばないようリスクをコントロールしなければならないのです。
リスクの少ないFX業者を選ぶ
FX業者の選択はリスクヘッジをする上で重要な要素となります。取り分け、デイトレードやスキャルピングトレードでポジションを保有する場合は、非常に大きな意味を持つことになります。
取引手数料やスプレッド幅は業者ごとに異なり、これは取引回数が多ければ多いほど資金に影響してきますので、FX業者の選定は慎重に行いリスクを軽減するようにしましょう。
ここでは、初心者にもおすすめできるリスクの少ないFX業者をご紹介しますので、参考にしてみてください。
FX会社 | 取引手数料 | 往復コスト (米ドル/円で1万通貨取引した際のコスト) |
スプレッド | ||
米ドル/円 | ユーロ/円 | ユーロ/米ドル | |||
SBIFXトレード | 無料 | 27円 | 0.27銭原則固定 | 0.69銭原則固定 | 0.48pips原則固定 |
インヴァスト証券 | 無料 | 30円 | 0.3銭原則固定 | 0.5銭原則固定 | 0.3pips原則固定 |
GMOクリック証券 | 無料 | 30円 | 0.3銭原則固定 | 0.5銭原則固定 | 0.4pips原則固定 |
ご紹介したのは、全て取引手数料が無料で主要通貨のスプレッド幅が小さい(原則固定)業者ばかりです。1日に何回もトレードしていると手数料もばかになりませんので、これらの業者ならその点安心して取引できるでしょう。
取り分け、米ドル/円は値動きが安定していて初心者でも扱いやすい通貨ですので、最安のスプレッド幅で取引できるSBIFXトレードはオススメです。米ドル/円をメインにトレードしたい人は、口座を持っておいて損はないでしょう。
FX初心者が徹底するべき手法
安定して利益を出し続け、その利益を守っていくためには徹底して実行しなければならないことが3つあります。基本的なことですが、頭に叩き込んでおきましょう。
リスク管理
これができなければ、たとえ勝率が良かったとしても利益を簡単に飛ばしてしまうことになります。せっかく勝ち続けていても、大負けしては何にもなりません。そうならないためにリスク管理が必要なのです。
ここで言うリスク管理は、ズバリ「損切り」です。負けトレードでは、損失をいかに少なくできるかが非常に重要になってきます。
適切な損切りラインを設定した上でエントリーをし、一度設定した損切りラインは変更しないことです(トレールでの変更はOK)。損切りしたくないからと言って、値戻りを待つようなことは絶対にしてはいけません。
損切りをして、損失を抑えることはトータルでの利益を積み上げることにつながります。損切りでのリスク管理ができない人は、遅かれ早かれ破産することになるでしょう。
資金管理
資金を増やすためにFXをするのですから、これも避けては通れないことです。しかし、資金管理を疎かにしているトレーダーは意外に多いようです。勝率が良くて損切りもできているのに、資金が増えないという人は資金管理ができていないことになります。
資金管理はそれほど難しいことではありません。1トレード当たりの損失額が適性額に収まるよう、トレードをコントロールすれば良いだけです。口座資金の1~2%が、投資における一般的な適性額となります。
トレードごとにエントリー基準も違ってくるでしょうから、それに伴って損切り幅を変更することはあるでしょう。大事なのは、ロスカットしたときに損失額が適正であることです。ここをしっかり守れば、利益を飛ばすことなく堅実なトレードができるようになるでしょう。
資金管理については、下記記事の「適切な資金管理を実施する」も合わせてご参照ください。
関連記事FX初心者がよくやる失敗とは?その原因と解決策を徹底解説
ルール遵守
上記のリスク管理と資金管理の基準を定めたら、絶対にこのルールを守るようにしましょう。頭では分かっていても、いざリアルマネーが動き出すと感情でトレードをしてしまう人は非常に多いのです。
負けが続くと基準を超える金額で勝負しようとしたり、含み損が大きくなると損切りラインを無視して値戻りを待ったり、とかくその場の感情に流されルールを破ってしまう人が本当に多いということを心に留めておいてください。こうなると破産は免れません。
決めたルールは必ず守るということを誓ってトレードに励んでください。
初心者におすすめの取引手法
初心者は、当然ながら知識もスキルも十分ではありませんので、実践しながら実力をつけていく必要があります。ここでは、初心者でも利益を出しやすく且つレベルアップも図れる具体的な手法をお伝えしていきたいと思います。
ラインブレイク手法
初心者に最もおすすめできるのはラインブレイク手法です。これは王道の手法であり実践しやすく、チャートパターンを理解する上でも最適な手法です。これはチャートの値動きの把握が比較的容易でシンプルなため、初心者が実践していくにはうってつけの手法と言えるでしょう。
ラインブレイクとは、節目となるサポートラインとレジスタンスラインを抜けて(ブレイクして)一気に値が動くことです。この特性を活かした手法をラインブレイク手法と言います。
これをマスターするには【節目となるレジサポラインの引き方】【トレンドの状況把握】などが必要になってきますが、ラインブレイクの場合は特徴が顕著に出やすいため基本的な部分を押さえておけば問題ないでしょう。これらの考え方については、別の機会にご紹介していきます。
この手法の良いところは、チャートが分かりやすいだけではなく、値動きのおいしい部分を取れるところにもあります。FXは全ての値動きを追いかけても、リスクが増すだけで負ける可能性が高くなります。
その点ラインブレイクは大きな値動きになることが大半ですので、エントリーポイントもエグジットポイントも明確であり、成功すれば大きな利益に結びつくことが多いのです。
もちろん、ラインブレイクでもエントリー時の損切りポイントはしっかり定めておきましょう。
スワップ収入狙いのナンピン手法
低リターンでも良いからリスクを極力なくしたい人には、この手法をおすすめします。これは、レバレッジを極小にして高金利外貨の買いポジションを持つやり方です。
レバレッジを低く設定しておけばロスカットの危険性はほぼなく、毎日金利差によるスワップ収入も得られますのでローリスクで資金を増やしたい人にはおすすめです。
投資後に円高となって含み損が出れば安く買い増しをしても良いですし、大きな円安になって含み益が出れば売ってしまって為替利益を得るのも良いでしょう。
肝心の通貨ですが、リスクをとにかく減らしたい人は豪ドルかNZドルをおすすめします。国としては政情不安等もなく経済的にも安定していますので、デフォルトなどの心配はありません。スワップ収入もそれなりに得られるでしょう。
少しリスクを取っても良いのなら、南アランドかトルコリラにチャレンジしてみましょう。地域的には不安定な要素を幾つか抱えていますので、金利は高くスワップ収入も多く得られます。
デフォルトの可能性はゼロではありませんが、基本的にはかなり低いと考えて問題ありません。そうなっても事前にロスカットしておけば良いのです。
いずれにしても、日々のチャートに振り回されず着実に資金を増やしたい人には間違いなくおすすめできる手法と言えるでしょう。
まとめ
ここまで、FX初心者が取り組みやすい手法についてご紹介してきました。
FXには必ず勝てる手法はなくても、リスクを極限まで抑えて利益を守っていく手法があることはご理解いただけかと思います。
まずは足場固めをしてから取り組みやすい手法にチャレンジし、着実にレベルアップしていけるように頑張りましょう。
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