FX初心者がトレードに難しいイメージを持つのはなぜ?その理由と解決策を徹底解剖
FXは取引方法も儲かる仕組みも非常にシンプルです。通貨を安く買って高く売る、ただそれだけです。なのに、FXが難しい、勝てないと言われるのは何故なのでしょうか。
それはFXのリスクが正しく認識できていないからです。また初心者が陥りがちな失敗を前もって分析できていないことも関係しています。しっかり準備を立てて挑めば、極度に難しい印象を受けることはないはずです。
少なくとも、やるべきことをやって万全の態勢でトレードに臨むくらいの心構えは欲しいところです。
この記事では、FX初心者が難しいと思いがちな場面と、その解決法などをご紹介していきます。FXは難しい、勝てる気がしないと弱気になっている初心者の人は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
初心者がFXを難しいと思う理由
初心者がFXトレードをしていく中で難しいと思ってしまうのは、基本的には準備不足や経験不足によるところが大きいと言えます。そのため、様々な罠にはまったり失敗したりしてしまい、FXは難しい、勝てないという結論になってしまうのでしょう。
ここでは、初心者が難しいと思ってしまう原因となるケースをいくつか挙げていきましょう。
損失を取り返そうとする
ギャンブルなどでもよくあることですが、負けてしまうと次のレースで取り返そうと賭け金を多くしてしまう人がいますよね。FXでも同じような心境になってしまう人がいるのです。
負けを引きずって、この負けを次で取り返そうとする行為です。熱くなって通貨量を通常の倍の値に設定するなどして、無謀なトレードをしようとします。結局また負けて、損失を膨らませることになるのです。
このようなトレードをしている人が市場で生き残ることは絶対にありません。
レートの変動が気になって寝れなくなる
スイングトレードやポジショントレードなど、長期間に渡ってポジションを保有し続けるタイプのトレードスタイルがあります。
これらのトレードでは日を跨いで取引をすることになるため、就寝中もレートの値動きが気になり中々寝れなかったり、つい気になってスマホでレートをチェックしたりと睡眠がしっかり取れなくなる人が少なくありません。
トレードに対するストレスやプレッシャーだけが積み重なり、勝てなくなっていきます。
相場分析の勉強を怠る
経験不足の前に勉強不足の初心者の人が圧倒的に多いです。ローソク足の値動き、天井圏・底値圏での値動き、レジサポラインの使い方、レンジブレイク時のエントリータイミングなど、基本的な分析方法を勉強せずにトレードをしてしまっている人も少なくないようです。
完全に素人丸出しのトレードでは、カモにされるだけで勝たせてもらえることはないでしょう。
なんとなくポジションを持つ(ポジポジ病)
初心者の人は根拠もなくエントリーしてポジションを持ってしまうことが多いです。稼ぎたい気持ちが強くなりすぎ、とにかくポジションを持っていたい衝動に駆られます。いわゆるポジポジ病と呼ばれる症状です。
やみくもにエントリーして勝てるほどFXの世界は甘くありません。エントリー回数が無駄に増え負けも同じ割合で増えるため、FXは全然勝てない難しいという判断となってしまうのでしょう。
損切りできない
初心者の人に最も多く見られがちなのが、損切り決済ができないというものです。
値が下がっているのにまた戻ってくるという根拠のない自信で保有し続けたりや、あまりにも含み損が増えすぎたため決済のタイミングを逃しそのまま強制ロスカットされるなど、損切りの決断ができない人が非常に多いようです。
これは、人は目の前の利益はすぐ取りに行く傾向があるのに対して、損失は確定をしたがらないという本来持っている性質によるものです。これは「プロスペクト理論」でも証明されています。
プロスペクト理論については、下記記事の「FXは負け組が9割以上」でも紹介していますので合わせて参考にしてみてください。
関連記事FX初心者が負ける共通項を洗い出す!意外に簡単な負けない対策とは?
適切なトレードをするための対策
ここでは、初心者の人がFXを難しい・勝てないと苦手意識を持たないようにするために、適切なトレードを実行できるようにするための対策をご紹介します。
相場分析の基礎知識を叩き込む
まずは、トレードのベースとなる相場分析の基礎知識をしっかり吸収するようにしましょう。少なくとも、ローソク足の組み合わせや基本のチャートパターンは記憶しておくことをおすすめします。
その上で、レジスタンスライン・サポートライン付近での戦い方、ラインブレイク時のエントリー方法などを実践できるようにしていきましょう。過去チャートなどで類似の形がないか検証してトレードのイメージを膨らませるのも効果があります。
刻一刻と変化する相場で戦っていけるように土台作りをしっかりしておくことが必要です。
トレードをする上での鉄板ルールを決める
何となくでトレードをしていると、トータルで勝っていくことはまず不可能です。たまたま大勝ちしたりする場合もあるかも知れませんが、長くは続きません。そのようなトレードでは、遅かれ早かれ市場から撤退する日がやってきます。
そんなことにならないようトレードをする上での明確なルールを作っておき、自信のある時のみエントリーをするような形を取れるようにする必要があります。
たとえば、レンジブレイクを狙う際は上位時間軸を2つ確かめて、同じ方向にブレイクした時のみエントリーするとか、レジサポラインを抜けたときは第2波が実体を抜けた時のみエントリーするとか、そのような自分が絶対的に自信を持てるルールを作るようにしましょう。
そして、そのエントリールール以外の場面ではエントリーをしないと決めておくのです。絶対の自信がある時のみのエントリーにしておけば余計なポジションを持つことはありませんし、勝率の高いトレードができるようになるでしょう。
損切りラインをエントリー前に明確にする
損切りがしっかりできるように、エントリー前にラインを決めておきましょう。
レジスタンスラインのブレイクを狙う時に、ラインの下5pipsに損切りラインを入れると決めてエントリーするとか、上昇トレンド発生中に押し目買いを狙う時に、直近安値の下3pipsに損切りラインを決めてエントリーするなどです。
エントリー前にシナリオを決めておいて、STOPを設定した上でエントリーしてしまえば、損切りできないことはなくなるでしょう。言うまでもなく、一度設定した損切りラインは変更してはいけません(利益を確保するためのトレールはOK)。
エントリー前のシナリオに損切りラインを組み込んでおくことで、成り行きで損切りができなくなるようなことはなくなります。初心者の最初の壁とも言われている損切りは、必ず的確に実行できるようにしておきましょう。
まとめ
ここまで、FX初心者が難しいと思いがちな場面と、その解決法についてご紹介してきました。
初心者が勝てないとか難しいとか思うのは、準備不足や経験不足によるものだということがお分かりいただけたのではないでしょうか。また、損失を出すシーンや失敗する内容に共通点があることもご理解いただけたことでしょう。
ただ、解決法はしっかりありますので、下記3点を徹底するようにしてください。
- 相場分析の基礎知識を叩き込む
- トレードをする上での鉄板ルールを決める
- 損切りラインをエントリー前に明確にする
準備を怠らず経験を積んでいけば、FXへの難しいイメージはきっと払しょくできることでしょう。
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