【FX失敗体験談】「自動売買でラクして稼ぐ!」を試した結果が衝撃的!?
「デイトレードって疲れるし時間がとれないわ!」
「ほったらかしで楽して稼ぎたいな!」
そんな方の味方になるのが、機械が売買してくれる自動売買という方法です。ほったらかしで自分はほとんど何もしなくて良いのですから楽に違いありません。
しかし、それは自動売買が本当に稼げるならの話です。
「【FX初心者が陥る失敗】負ける理由は取引手法のせい!?【前編】」のお話で、わたしが手法ジプシーになってしまったということも紹介しましたが、その時に実は自動売買にも手をだしていたのです。
今回はわたしが実際に自動売買をやって失敗してしまった話をご紹介していきます。
この記事の目次
【FX初心者が陥りやすい失敗 2.自動売買】ほったらかしで楽して稼ごう♪
とことん行きづまって自動売買を知る
前回のお話のとおり手法を探して探して悶々としていた時に、前回は書かなかったのですが、体調を崩してしまったのです。当時の睡眠時間は3時間から4時間でした。会社へ行っていましたから会社でも何度か居眠りをしてしまったことがありました。
ただ正しい方向へ努力していたなら結果は違ったのでしょうが、そうではなくただこの手法はだめ、あの手法もだめといった典型的な手法ジプシーだったので、無駄な努力でした。
そこでネットで「最初の設定以外は特に何もせずほったらかしでOK!」というセールスレターを目にしました。見ると「あとは毎日が給料日!あなたはにやにやしながら口座残高を見るだけ!」と…なんてことだと思いました。
裁量トレードでは勝てない、むしろ負けてばかりだったわたし。なら優秀な自動売買ソフトを買えばいいのでは?という結論に達してしまいました。
毎日が給料日!のはずが…
毎日が給料日!と謳った自動売買のソフトは価格が98,000円くらいしました。1か月でほったらかしでお金は3倍!それ以上も十分見込めます!というセールスレター。「ちょっと高いけれど今後はずっと楽ができるなら安いものだ!」とまた騙されてしまいました。
いま考えると信じられないくらいただ騙されやすい人なんですが、FXに熱くなっている状態であれば問題なく感じてしまうのでしょう。
結果、大幅なマイナスに。そこで販売者に聞いてみることにしたのです。すると「そういう時もあります。様子をみられてはいかがでしょうか?」と。
セールスレターには最大ドローダウンについて一切書かれておらず、あとから見直してみると購入した時期の1年前のデータしか記載されていなかったのです。おそらく一番いい時期のデータを載せただけでしょう。
しばらくロットを低くして様子をみてみましたが、やはり最終的にはゼロになってしまうようなソフトでした。
【FX初心者が陥りやすい失敗 2.自動売買】他の自動売買ソフトを探してみるも…
ブラックボックスには要注意
毎日が給料日!のソフトはどんな手法なのかを一切明かさないブラックボックスでした。販売者に聞いてももちろん「それは言えません」との回答でした。
手法を一切明かしてくれなかったので、いま考えてみてもどんな戦略をとっていたものなのかわかりません。ですから検証しようがないのです(当時のわたしはできても検証しなかったでしょうけど)。
他の自動売買ソフトを色々探してみたのですが、ピンとくるものはありませんでした。一度騙されたせいか、むしろどれもあやしく見えてきたのです。
そこで自動売買をあきらめれば良かったのですが変にあきらめきれず、ついに自分で考えた手法を自動売買にしようという方向へ向かってしまいました。
自動売買ソフトの作成依頼をした
「自分の手法なら後からでもいろいろ調整できるからいいわ」と、プログラミングをしてくれるという業者に自動売買ソフトの作成依頼をしました。びっくりするくらい簡単な手法でしたが、8万円くらいかかったと思います。
自動売買ソフト完成のお知らせがきて納品された自動売買ソフトを過去データで運転してみると…
「うそーーー!」
見事に資金が限りなくゼロに…しかも早い時期に資金が大幅減となっていました。チャートをみて考えたときは良さそうだったのに、実際に運転してみると結果は違いました。今わたしがこのソフトを修正できるなら、トータルプラスにできますが…
ですが当時のわたしには考えつかなかったのでしょう。そこからどうすることもできず、お蔵入りになりました。また懲りずに、いくつかレビューを見ながら新たなソフトを購入しようとしていました。
結果はわかりますね。何がだめだったのかということを次でお話しします。
【FX初心者が陥りやすい失敗 2.自動売買】自動売買で稼げなかった単純な理由
自動売買がだめなの?
ここまで書くと自動売買のすべてがいけないように誤解されてしまったかもしれませんが、自動売買がだめなのではないです。事前にどんな売買ルールなのかを知って、それが本当に稼げるトレードルールなのかを検証しておく必要があったということです。
自動売買のソフトを購入する際は、売買ルールが全くわからず想像もつかないようなものは注意してください。継続しては稼げない自動売買ソフトの多くは、直近のいい成績だけを公開していることが多いのです。
よほど信頼できる作者のソフトなら良いかもしれませんが、売買ルールが基本的に全く公開されていない場合は直近の成績だけではなく、長期的な成績も見せてもらうと良いでしょう。購入してから後悔しては遅いのです。
自動売買だからだめなのではありません。自動売買ソフトのいくつかがトレードルールを公開していない、または一部のみ公開しているがルールの概要を全く想像することができないなど、トレーダー側で検証することが極めて困難な場合が多いためです。
購入してからなら過去データでいくらでも検証はできますが、購入する前に稼げる可能性が高いトレードルールなのか否かを知っておかなければ、無駄なお金をどんどん落としていくことになります。
自動売買でも裁量トレードと同じと考えておくべし
裁量トレードにおいて信頼できないトレードルールは、途中で信じられなくなって投げ出してしまう可能性が高いのです。そうならないために検証をしておく必要があるとお話ししました。自動売買も同じと考えたほうが良いでしょう。
自動売買のメリットは時間的な拘束もなくトレードルールを破ってしまうということがないという点です。だからこそどこまで信じられるかですが、信じるためには膨大な過去データによる検証を重ねるのが一番なのです。
有料の自動売買ソフトならば、購入前にある程度の売買ルールを知って検証しておく必要があります。たとえば損小利大型のトレードルールで公開されている勝率がこれくらい、リスクリワード比がこれくらい。
注意しなければいけないのは、薄利多売型なのに勝率が50%という場合です。また損小利大型なのに勝率が80%などという場合も良いところを切り取って、そこだけ公開している可能性がありますので要注意です。
【FX初心者が陥りやすい失敗 2.自動売買】自動売買の仲間であるトラップ系トレードはどう?
以前にも紹介したトラップ系トレードの口座は今どうなったか?
以前にご紹介したトラップ系トレードの口座ですが、30万円からはじめて今いくらになっていると思われますか?約半年ちょっとで、現在524,362円になりました。
含み損が約2,000円ありますが、一度だけ設定をかえたのみで基本的には放置しててここまで増えたので「楽して」稼げたことになります。トラップ系トレードにも確かにコツがあるため、相場状況に応じて戦略は変えていく必要があります。
日足など大きな足でレンジを抜けた場合はトレンド方向に進む可能性を考えて片張りにする、もしくは売買比率を変えるなどの工夫が相場状況に応じて必要となります。
わたしはポンド円のみで運用していますが、上昇後のもみあいであった日足レンジ中は売り買いそれぞれ行っていました。売買比率は上昇後のレンジ中ということで、再上昇を想定し買いを多めに入れていました。
日足のレンジを抜けてからは、売りの比率をさらに減らして運用しています。日足レンジを抜けたときにはいくつかの売りポジションがロスカットにかかりましたが、買いポジションで利益確定を積み重ねているという状況です。
トラップ系トレードって難しそう…
トラップ系トレードで稼ぐためには、確かに通貨ペアの癖やボラティリティを知っておく必要がありますし、それにあった戦略をたてていく必要がありますし、ある程度チャートを読めなければいけません。
チャートの読み方は当サイトでも何度かお話ししていますので、ぜひご参考にしていただければ幸いです。フラッグやペナントなどの攻め方など、どの時間足でも使えるものですし知っておいて損はないです。
FX初心者の方は「トラップ系トレードって難しそう…」と感じられたかもしれません。しかしトラップ系トレードは、設定を自動することもできますので、一度デモトレードで試してみてはいかがでしょうか。
【FX自動売買で失敗した話】まとめ
わたしに限らず自動売買で失敗するパターンは、その自動売買ソフトがどんなものかもわからない状態で運用している方が多いのではないでしょうか。例えばトレードルールが全く公開されていないブラックボックスであったり、長期的な成績が公開されていなかったり。
できることならソフトを運用する前(有料のものなら購入する前)にある程度、自分で検証するか作者に長期的な成績を尋ねるかしてみてください。作者の「儲かります」「勝てます」を決して鵜呑みにしないようにしてください。
わたしのようにお金を失ってからでは遅すぎますので、リアルマネーで運用する前にぜひこれらを実行してください。
自動売買はいちいちチャートをみて注文してという手間が省けますので身体的な負担が軽くなります。そしてトレードルールをついつい破ってしまうという方にもってこいの方法なのです。
楽な面ばかりがクローズアップされてしまいがちですが、ぜひ自動売買のリスクも知ったうえで自動売買ソフトの選び方にもご注意ください。
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