イギリスショックまさかのEU離脱でポンド円で200万円の損失確定

このページは、イギリスのユーロ圏離脱ショック時のポンド円のFX取引によって、かなり多額の損失を出した方の体験談です。真似はできませんが、参考にしてくださいね。
6/24(金)に向けての市場動向
この日はイギリスの国民投票であり、EU離脱するかどうかの決定を下す日でした。
それまでポンド円の日足は残留派が優勢という形で少し落ち着きを取り戻していたと私は感じていました。つまりその日に向けて円安ポンド高という形で伸びて行っていたのです。
実際に6/13(月)に149円台をつけ、6/16(木)に146円台をつけましたが、そこから運命の日の前日である6/23(木)には高値として158円台をつけました。
つまり、市場参加者はみんなイギリスがEUから離脱するはずないと思っていたわけです。終値も157円台であり、みんな安心しきっていました。流れるニュースも残留は優勢、ブックメーカーのオッズもそれを表していました。
私のポジションはポンド円のLポジを20枚で平均単価約155円を持っていました。だからその前日には約40万円の含み益があった訳です。うはうはです。
でも、ここで利益確定をしてしまうのはもったいないと思ったのです。ほんとうに馬鹿なことをしました。
保有ポジションの155円でも私は十分安いと思っていたので、そのまますぐに160円、170円に戻ると考えていました。このもしかしたらEU離脱するかもしれないという理由でどんどんポンド安になっていたのが正常な状態に戻ると考えた訳です。
運命の日、当日の私行動
サラリーマンである私は今思うと、のほほんとのんきに、いつものように出勤していたことになります。当時の状況を踏まえると離脱するはずがないと誰もが思っていたとおり、私も思っていたのです。
出勤前に確認したときはポンド円は160円近くまで伸びていたので、どんどん行け行けと思いました。含み益はさらに増え100万円近くになっていたことになります。
そして、私の癖というか、なんというか仕事中は相場が気になって仕方ないのにも関わらず、チャートを見ることをせずに、お昼休憩時にポジションがどうなっているか見るのが好きでした。わくわくするような気持ちが好きだったのだと思います。
お昼ご飯を同僚と社食を食べ、非喫煙者の私はいつものようにひとり外に散歩をしに行きました。そこで意気揚々とチャートを初めて見たのでした。160円がもう165円になっているかとうきうきしていたのを覚えています。
驚愕した数字
そこで見た数字は160円にはほど遠く、なんと140円台の文字でした。心臓がバクバクし、なにが起きているのかよくわかりませんでした。
思わず、地面にスーツのままスマホ片手に座り込んでしまいました。自分のポジションを見ずにはいられませんでした。でも、指が震えてうまくIDとパスワードを打ち込むことができません。
ようやく画面を開くことができたとき、自分の保有資産に-がついているのが見えました。そうです、マイナスの意味です。もちろん私のポジションは存在していませんでした。
体が動かないとはこのことです。
呆然としてほんとうになにも動かないのです。結局私はその日に200万円以上の損失を出すことになったのです。ただ、普通に働いていただけで200万円をなくすという日。
何百万、何千万の世界から見たら小さな世界かもしれませんが、それでも私に取ってこの200万円は大金でした。少ない給料のなかで貯めて、そして投資という世界を楽しんでいたのです。その代償としてはあまりに大きな損失でした。
やがてお昼休憩が終わり職場に戻ることになります。その日の午後はなにをしていたのかと言いますと、思わず体調不良で早退してしまいました。
体調不良は事実であり、別に嘘でないのですが、そのまま24時間営業している居酒屋でお酒を飲みました。飲む以外に私を救い出してくれるものはなかったと今でも思います。
みなさんも、投資はいいことばかりではないので注意して取り組んでほしいと思います。
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