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2017年度の豪ドル為替予想!今後の見通しは安定しない?

1人当たりGDPが日本の1.5倍以上と経済的に豊かで且つ成長が続いており、それでいて高金利でもあるオーストラリア。特にスワップポイントを目当てに豪ドルを購入する投資家が多いことでも知られています。

そんな人気の高い豪ドルですが、2017年はどのような値動きになるのでしょうか。不安定な世界情勢の中どのように推移していくのかを考えていきたいと思います。

この記事では、2017年の豪ドルの推移についてオーストラリアの経済事情やこれまでの値動きの推移なども交えながらご紹介していきます。

2017年度の豪ドルに対してどのようなトレードをすべきか検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。

オーストラリアの経済事情

オーストラリアは経済的に非常に裕福な国です。1人当たりGDPは日本が【32,485米ドル】に対して、オーストラリアは【50,961米ドル】とおよそ1.56倍となっています。

にもかかわらず、経済成長は依然続いており実質GDP成長率は例年2%以上の高水準を保っているのです。さらに公的債務比率が低いため財政は安定傾向にあり、投資先としてリスクの低い国として知られています。

経済は従来の外需主導だったものが内需の堅調さも際立つようになり、非常にバランスの良い経済体系であると言えます。

オーストラリア最大の輸出国である中国の経済成長に陰りが見える近年においても、GDP成長率は高い水準を維持。オーストラリア経済の安定感は突出していると言えるでしょう。

経済的に安定しているオーストラリアは財政面でもその傾向があり、それは17~18%という非常に低い公的債務残高にも表れています。

そのためムーディーズなどの世界的な格付け会社の評価では、全てAAAのランクとなっており財政面での健全性に強みを持った国でもあります。

安定した財政基盤を背景に高水準の経済成長を続けるオーストラリアは、投資先として世界中から信頼されている国と言えるでしょう。

豪ドルを通貨ペアに組み込む際に押さえておくべき特徴

オーストラリアが財政的にも経済的にも安定していることは、ここまでで述べた通りです。にもかかわらず豪ドルは非常に高金利であることが最大の魅力です。

先進国の政策金利は軒並み低い水準にあり、日本は0.1%、利上げ直後のアメリカで0.75%、イギリス0.5%、EUに至っては0.05%となっています。

そんな中でオーストラリアは1.5%と先進国の中では群を抜いた高金利となっており、安定した高金利通貨として世界中の投資家から注目を集めているのです。

高金利通貨はスワップポイントを得る際にメリットがあり、豪ドル/円であれば1万通貨で1日50円ほどのスワップを得られる会社もあります。

これは年間で18,250円の利益になる計算です。そのため、このスワップポイントだけを狙って取引する人もいるほどです。

マイナス金利に突入した日本からすると非常に魅力的な通貨であることがお分かりいただけるでしょう。そのため、国内では米ドル/円、英ポンド/円に次いで豪ドル/円が3番目に取引量の多い通貨ペアとなっています。

経済成長率が高く財政リスクの低い国において、このように金利の高い通貨は豪ドルを置いて他にはなく、安定した投資先として根強い人気を誇っているのも頷けるでしょう。

2016年豪ドル値動きの推移から見えるトレンド

ここからは豪ドル/円の直近1年間の値動きの推移を確認していきましょう。画像は豪ドル/円の週足チャートです。

2016年度は71円台後半~88円の間で推移していました。年初めの大きな下落から4月まではレンジ相場。その後5月に再び下落して6月には一時的に大きく下落して再びレンジ相場に推移しています。

10月にかけては上昇トレンドとなり、11月には一時的な下落を見せるもすぐに上昇トレンドに戻り現在に至るという感じです。

2015年末から2016年初にかけての大きな下落

細かく見ていくと2015年末~2016年初にかけては、ロシアとトルコの関係悪化や中東情勢不安による原油価格の暴落などに伴う世界的なリスクオフで全面的に円高が進行。そのため豪ドル/円も下落傾向となっていきました。

加えて年初は中国株への懸念も合わさり、1月前半にかけての下落幅は8円以上と大幅な下落となったのです。

2016年1月の上昇トレンドから4月末までのレンジ

1月の後半から豪ドルの上昇気配が見られるようになりました。これは日銀の追加緩和の予測が市場に広がったことによるものです。1月29日には日銀から追加緩和の発表がされ、円安が進み豪ドル/円も一時的に上昇トレンドへと推移することになります。

ただこの効果は限定的ですぐに元のレートまで下落し、その後は4月末まで80~86円のレンジ相場が続くこととなります。

2016年4月末の下落から6月半ばまでの小幅なレンジ

4月末の下落はレンジ相場の流れの中での値動きではあったのですが、RBA(Reserve Bank of Australia:オーストラリア準備銀行)が5月3日に0.25%の金利引き下げ、5月6日にインフレ目標の下方修正を発表したことに伴いレンジ下限の80円を下抜けることとなりました。

これらの不安要素がある一方で、貿易収支や小売売上高指標が好調でオーストラリア経済の堅調さを示す要素も多々あったことから下値は78円台で下げ止まりました。

その後6月半ばにかけては、これら実体経済の強さと金融政策の不安要素が拮抗する形で78~80円の値幅で小刻みなレンジ相場となっています。

2016年6月後半の一時的な大変動から9月までのレンジ

6月後半には、2016年度最大のインパクトと言っても過言ではないイギリスのEU離脱問題がありました。当初優勢と伝えられていた残留派を抑えて離脱派が勝利したことで世界中に衝撃が走り、市場は荒れに荒れ全面的に大幅な円高局面となりました。

豪ドル/円も例外ではなく、71円台後半~81円台後半と一週間で10円以上の値動きを見せることとなったのです。

とは言え、実体経済の影響は特になかったことと7月前半の日本の参院選での自民党の圧勝でアベノミクスへの明るい見通しが立ったことで大部分の通貨は元のレートで推移することとなりました。

その後は豪ドルの利下げの発表などもあって、明らかな上昇トレンドとはならず9月まではレンジ局面となっています。

2016年10月から年末までの上昇トレンドと11月の一時的な下落

2016年10月からは世界的に大きな不安要素もなくリスクオンの傾向となり、年末まできれいな上昇トレンドで推移していきました。

11月の前半に一時的な下落があったのは、アメリが大統領選挙でトランプ氏が当選したためです。この時はリスクオフの考え方が市場に広まりましたがそれも一時的なもので、その後は完全にリスクオンの流れとなっています。

これは経済界出身のトランプ大統領への経済政策に対する期待が表れた形でしょう。

その後12月の調整局面を迎え、「メキシコ国境の壁建設」「7か国の入国規制」などリスクオフになり得る事態はあったものの、全体としては緩やかな上昇局面だったと言えるでしょう。

ただし、上値は重く今後のアメリカ・中国・北朝鮮・中東など地政学的にも経済的にも大きなリスクオフとなる要因は、あちこちに転がっているため今後の世界情勢からは目が離せません。

過去のトレンドと経済状態から推測できる2017年の豪ドル

上記のオーストラリア経済と豪ドルの2016年度推移を踏まえて、2017年度の豪ドルがどうなるかを考えていきたいと思います。

基本的にはロングポジション保持の姿勢で問題ないでしょう。相場的には82~90円程度の値幅で推移するものと考えられます。

根拠として、オーストラリア経済自体には大きな問題はなく、むしろプラス要素の方が圧倒的に多いため不安材料が極めて少ないことが挙げられます。

注意すべきは、中国・アメリカ経済・資源価格下落などの外部要因です。しかし、これらについても、中国経済が堅調になってきていることと鉱石価格が安定していることなどから2017年度は安心材料が多く揃っています。

ゴールドマンサックスの見通しでは、2017年度のオーストラリアGDP成長率は2%台後半~3%台前半で推移するとされており、期待値はかなり大きいと言えます。加えて年内利上げの可能性もあり、2017年度の豪ドルはかなり手堅い通貨と考えておけば良いでしょう。

ただし、先述した他国の地政学的なリスクは排除できませんので、世界情勢には常に注意を払っておく必要があります。特にイスラエルのアメリカ大使館がエルサレムに移動するようなことになれば、第5次中東戦争が勃発する可能性も十分に考えられます。

北朝鮮が暴発して朝鮮戦争が発生する可能性もゼロではありません。そうなれば、世界的なリスクオフの流れとなり一気に円高局面が訪れることでしょう。

ですのでオーストラリアと直接関係のない出来事でも、世界レベルのニュースには絶えず注意を払っておく必要があるのです。

逆に言えば、これらのリスクに目を光らせた上で適切に豪ドルのロングポジション戦略を維持すれば大きな利益を得ることが可能となるでしょう。

まとめ

ここまで、2017年の豪ドルのこれまでの推移や今後の展開予想、オーストラリアの経済事情などについてご紹介してきました。

オーストラリア経済が非常に堅調であることとそれでいて高金利通貨である、投資家好みの通貨であることがご理解いただけたことでしょう。ただ、世界的なリスクオフの流れとなった時は売られやすい通貨であることもお分かりいただけたことと思います。

2017年はオーストラリア経済は順調な成長を見せる可能性が高いため、豪ドルは買い戦略でいくことをおすすめします。ただし、世界的にはきな臭い情勢もありますので政治経済のニュースには目を光らせておきましょう。

リスクヘッジをしっかり取って、豪ドルを運用すればきっと良い成果を得ることが出来るでしょう。

【参考】豪ドル円の通貨ペアで一番有利なFX会社は?

2017年9月2日現在、豪ドルと円の買いレートとスワップポイントは次の通りです。

買いレート 87.85円
1万通貨あたりスワップポイント 20円~50円

オーストラリアは政策金利が1.50%(2017年9月現在)と高く、日本とオーストラリアのニ国間の金利差が大きいため、スワップポイント狙いの取引としては、オススメできる通貨ペアです。

ただ、スワップポイントはFX業者ごとで大きく異なりますので、オーストラリアドル円の通貨ペアを取引するなら、下記の表を参考にスワップポイントが高い業者で取引しましょう。

【豪ドル円取引でスワップポイントが高いFX業者TOP5】

ヒロセ通商 DMM FX 外為ジャパン GMOクリック証券 SBI FXトレード
スワップ金利

50円

42円

42円

41円

41円

最小取引通貨

1,000

10,000

1,000

10,000

1

スプレッド
(取引コスト)

0.7銭原則固定

0.7銭原則固定

0.7銭原則固定

0.7銭原則固定

0.77銭原則固定

公式HP 公式HP 公式HP 公式HP 公式HP 公式HP

 

上記の比較表の通り、豪ドル円で取引するなら、ヒロセ通商、DMM FX、外為ジャパンの口座がオススメです。

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