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2017年の為替見通しを徹底検証!南アフリカランドの魅力は購入単価?

南アフリカ共和国の通貨ランドは、高金利通貨として投資家から人気を集めており、今後のポテンシャルを見込んで更なる期待が持たれています。

国内経済が堅調であっても流通量の少ない新興国通貨の特徴で、リスクオフの流れを受けやすいことは否めません。2016年は年初の下落に6月の最安値更新など試練が続きましたが、2017年はどのような値動きになっていくのでしょうか。

この記事では、2017年の南アフリカランドの値動きについて南アフリカ共和国の経済事情や直近1年間のレート推移なども参考にしつつご紹介していきます。今後の南アフリカランドの運用を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。

南アフリカの経済事情

南アフリカのGDPはアフリカ第3位で、サブサハラアフリカ(サハラ砂漠以南のアフリカ)で最大となっています。アフリカは労働人口の著しい増加や経済成長の伸びしろが大きいことから世界の注目を集めている地域で、そのアフリカ経済を牽引しているのが南アフリカなのです。

経済のメインは鉱工業(21.7%)とサービス業(75.7%)で、この2つでGDP全体の97%以上を占めています。金は世界最大の産出量を有しており、先進国で必須とされるレアメタルも多く輸出されています。また、サービス業の中では金融業が特に強くGDP全体の21.5%を占めるまでになっています。

南アフリカは豊富な資源大国であることに加えて、産業の自由化に伴い金融業などのサービス業を大きく発展させた、今後ますます期待が持てる経済大国と言えるでしょう。

南アフリカランドの特徴

南アフリカ共和国の通貨である南アフリカランドは、何と言ってもその高金利が魅力です。さらに1通貨単位あたりの価格が安いことと、レンジ相場が多いため値動きが読みやすいのも、投資家から人気が高い理由となっています。

南アフリカの政策金利は7.0%であり、これは日本の0.1%や利上げしたアメリカの0.75%は比較にならず、高金利の豪ドル(1.5%)やNZドル(1.75%)をもはるかにしのぐ金利の高さです。

高金利通貨のメリットであるスワップポイントは、配分の高いFX会社では1日当たり15円となっており1年間で5,475円を受け取ることができます。ただ他の高金利通貨と比較すると少ない印象を持たれたかと思いますが、1通貨単位が8.4円程度であることがポイントなのです。

これは84,000円で1万通貨分のポジションを保有できることを意味し、10万通貨を保有しても84万円です。つまり、米ドルの1万通貨よりも少ない金額で10万通貨を保有することが可能ということです。このように1通貨単位あたりを小さくして取引できることは大きなメリットと言えるでしょう。

ちなみに、1年間の利回りで計算するとレバレッジ1倍でも年率6.5%となります。リスクはありますが、最大レバレッジの25倍であれば年率162.5%というとてつもない利回りとなります。かなりハイリスクではありますが、トライする価値のある通貨でしょう。

レンジ相場になりやすいのは、南アフリカの通貨政策によるところが大きいと言えます。南アフリカは自国通貨防衛の方針を堅持しており、南アランドが暴落しそうな事態になると政策金利を引上げるなどの対抗措置を取ることが多いのです。

すると、金利目当てで購入する投資家が増えるため、結果としてレートは下げ止まり上昇していきます。この繰り返しのため、レンジ相場になりやすいということです。

以上より南アランドは、高金利通貨でありながら1通貨単位を安く抑えることができ、レンジ相場になりやすいことからレートが読みやすい、投資のメリットが大きい通貨と言えるでしょう。

南アフリカランド値動きの推移

ここからは南アランド/円の直近1年間のレート推移を確認してみましょう。画像は南アランド/円の週足チャートです。

2016年度は6.0円~8.6円ほどの間で推移しています。年初からの大きな下落と戻し、6月までの小幅なレンジ相場と6月後半の大きな値動き、9月までのレンジ相場から10月以降のアップトレンドを経て12月の調整局面から今後どのように移行していくかと言う相場感です。

2016年初の大きな下落と戻し

2016年初は中国株価の暴落、イランとサウジの国交断絶などで中東の地政学的リスクが高まったことなど世界的なリスクオフの潮流ができていました。南アランドはリスク資産として次々に売却され、大きな下落となりました。一時的に6円台前半まで下落し、それまでの最安値を更新する事態となっています。

その後1月後半に戻しているのは、日銀の追加金融緩和によるものです。しかし、この効果は限定的ですぐに元の水準まで戻しています。

2016年9月までのレンジ相場と6月後半の変動

2月以降は6.9円~7.7円ほどのレンジでもみ合いの相場となっています。6円台に入ることを市場が嫌っていたような相場で、6円台に入ってはすぐに7円台に戻すようなレンジの局面となりました。

南アランドはレンジ相場になりやすい性質ということもあり、大きなリスクオフの影響がなければこのような局面になりがちだということでしょう。

ただし、6月後半に一時的に大きな変動がありました。これは「ブレグジット」の影響によるものです。この時は世界的なリスクオフの局面となり、南アランドは大きく売られる結果となり、最安値を更新しています。

リスクオフの影響はまともに受け、そうでないときはレンジ相場、これが南アランドの基本的な値動きです。

2016年10月以降のアップトレンドと調整局面

10月以降は世界的にリスクオフの流れが止まり、アメリカ大統領選へ向けた上昇トレンドの流れとなりました。南アランドもその影響を受けています。トランプ大統領当選後は開票日こそ大きな下落になったものの、その後は経済政策への期待感などもあって上昇局面となりました。

長らく突破できなかった8円台も上抜け、明らかな上昇トレンドを形成していきました。12月以降は調整局面となって小幅なもみ合いが続いている状況です。

2017年の南アフリカランドはどうなるか

ここまでの南アフリカ経済、南アランドの特徴や直近の推移を踏まえて、2017年度の南アランドの動向を探ってみましょう。大きなリスクオフの影響などを受けなければ、8.2円~9.0円の間で推移していくものと考えられます。

ランプ政権の政策による世界的なリスクオフの流れには引き続き注意が必要ですが、それ以上に中国経済の減退によるリスクの方に懸念があります。成長を主に牽引している不動産バブルがはじけたときの影響はかなり大きいと見込まれます。

南アフリカ国内では、2017年12月には5年に1度開催されるアフリカ民族会議全国党大会での党首選挙が控えています。派閥争いなどによる政治的混乱で南アランドが大きく下落する可能性はありますので、選挙期間中の動向には注視する必要があるでしょう。

リスクをしっかり抑えてトレードをすれば、南アランドは投資先として魅力的な通貨になってくれることでしょう。

まとめ

ここまで、2016年度の南アフリカランドの動向と2017年度の展開予想、及び南アフリカ経済の特徴などについてご紹介してきました。

南アフリカはアフリカ経済の中心的存在を担っている国家です。底堅い経済を背景に高金利通貨は今後ますます注目を集めるようになるでしょう。

世界的リスクオフの影響度は大きいですが、そこを上手くコントロールできればかなり魅力のある通貨です。1通貨単位当たりの資金がかなり少なくて済みますので、試しにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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