FX初心者にオススメ!ローソク足だけを見る簡単デイトレ手法とは?
FXが身近な存在になって久しいですが、その中でも最も支持を集めているトレード手法がデイトレードです。小額からでも気軽に始められる点と、その日のうちにトレードが終わるので安心して寝られる点などが人気の理由のようです。
とは言え、デイトレードで勝てている人はほんの一握り。9割以上は負け組のFXにおいて、デイトレードではこれ以上の人たちが資金を吸い取られていると言われています。
デイトレードはある程度の瞬発力や判断力も求められるため、テクニカル指標を多く駆使しながらトレードをしている人も少なくありませんが、基本的にはローソク足だけで勝率の高いトレードをすることは可能です。
この記事ではデイトレードについて、主にローソク足を用いた手法をご紹介していきます。シンプルにデイトレードをしてみたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
デイトレードとは?
デイトレードは1トレードでのポジション保有が主に数分~数時間(最長は1日)の短期売買手法のことです。FXの中で最も人気のあるトレード手法であり、主婦からサラリーマン、年配の方など幅広い層に支持されています。
狙う利幅は比較的小さく、10~100pipsあたりをターゲットとしています。エントリータイミングはシビアで、自分のパターンが確立できていないと勝ち続けることは難しいでしょう。
デイトレードのメリット
最大のメリットは資産の運用効率が非常に高いことでしょう。トレードが上手くいっているときは資産がみるみる増えていき、そのスピードは目を見張るものがあります。
ポジションをその日に全て手仕舞えることも大きなメリットです。翌日に持ち越してレートが気になるようなことがありませんので、ぐっすり眠れます。
少額からでも資金を増やしやすいため、初心者であっても気軽に始めることができるのも良いところでしょう。
デイトレードのデメリット
チャートを日に何度もチェックしなければならないのはデメリットと言えるでしょう。それが楽しいと感じている人は問題ありませんが、時間がない人や面倒くさく感じる人には苦痛でしかないようです。
行ってこいの相場で往復ビンタをもらうようなこともあり、大きなダメージを負うこともあります。
騙しに合いやすいのもデメリットの一つです。メインで使う時間足が5分足や1時間足など短いものですので、騙しは頻繁に出現します。それを逆手に取るトレード手法もありますので、これをマスターすればメリットに変えることも可能です。
おすすめの手法
デイトレードで手軽にできて勝ちやすい手法として、レンジ相場からのブレイクアウトをおすすめします。短期相場ではレンジブレイクが頻繁に発生するためエントリーチャンスも多く、且つ大きな利益を見込めるからです。
ただし、注意して欲しいのは安易な飛び乗りはしないということです。根拠に基づいたエントリーをしないと、簡単に資産を飛ばす結果になってしまいます。短期足のブレイクアウトは騙しが非常に多く、レンジを突破しただけで飛び乗ることはおすすめできません。
では、どのようにトレードをすれば良いのでしょうか。ブレイクアウトで利益を得続けていくにはトレードするシーンを絞ることが大切になってきます。
ブレイクアウトに適した時間帯を狙う
ブレイクアウトがハマってしっかりレートが伸びやすい時間帯があります。その時間帯を狙ってエントリーをするようにしましょう。
ブレイクアウトが上手くいくには、相場のボラティリティーが大きい必要があります。ボラティリティーが大きければ、ブレイクアウト時にレートが大きく伸び利食いをできる確率が上がるからです。
ボラティリティーが高くなる時間帯は、ロンドンとニューヨーク市場のオープン時間です。特にこれらのセッションの前半を狙いましょう。ここがブレイクアウトを狙う絶好の時間帯となります。
ブレイクアウトの期待値が高いタイミングを狙う
ブレイクアウトの期待値が高くなるのは、もみ合いが長く続き三角持ち合いのような形になった時です。値幅がどんどん狭くなり、最後の方ではらみ線が連続して出現します。この状態はブレイクアウトしやすく、いったん解放されると非常に大きな値動きとなります。
また、レジサポライン付近での攻防が長く続いた場合も、ブレイクアウトの期待値が高くなります。攻防が長く続くうちにライン付近に大量の注文が集まるようになるからです。
たとえば、レジスタンスライン付近で何度も上抜けをチャレンジされると、その買い勢力がレジスタンスライン付近の売り注文を吸収していきます。
この売り注文が約定すると、レジスタンスラインの少し上くらいに同じくらいの量の買い注文が溜まっていきます。売り注文を出したトレーダーのロスカット注文です。
このようにレジスタンスライン付近での攻防が続けば続くほど、ラインの上部にはロスカット注文が溜まっていきブレイクアウトの期待値がどんどん高まっていくのです。そして、いったん火がついてレインを抜けると、先程のロスカット注文を巻き込んで急激な上昇をすることになります。
基本的にはこのような流れでブレイクアウトは起こりますが、注意すべきなのは上抜けをチャレンジしていた値動きの少し下には買い勢力のロスカット注文が集まっていることです。
仮にブレイクアウトの勢いが小さく売り勢力に押し戻された場合に、今度は買い勢力のロスカット注文を巻き込んで大きな下落をする可能性もあるのです。
ブレイクアウトはどちらに転ぶか分からないことも多いのですが、レンジが形成されるまでの過程や勢いをしっかりと見極めた上で、タイミングを合わせることが大切だと言えるでしょう。
ブレイクアウトの際に下位の時間足でエントリーポイントを探す
ブレイクアウトの後でライン付近に戻ってきた所の反発を待って押し目買いするというのは、よくある手法です。しかし、抜ける勢いが強い場合はそのまま急激な上昇を続け、ただ眺めるだけになってしまうことも少なくありません。
せっかくのエントリーチャンスを逃さないために、下位の時間足を確認するという手法があります。短い時間足であれば詳細な動きも見れますので、そこでエントリーチャンスを探すのです。
時間軸に関しては、目安としてメイン時間足の0.1~0.2倍程度にしておけば良いでしょう。ただ、明確な決まりはありませんので、あくまで目安としておいてください。1時間足をメインとして5分足でエントリーポイントを探しても問題ありません。
押し目買いを待って利益をみすみす見逃したくない人は、ブレイクアウト直後に下位足でサインを見つけ、エントリーしてみると良いでしょう。
まとめ
ここまで、デイトレードについてご紹介してきました。
デイトレードは非常に人気のある売買手法ですので、数多くの手法があふれています。複雑なインディケーターを複数組み合わせたような難解な手法などもありますが、ローソク足だけを用いたシンプルな手法もありますので、ぜひ活用していただきたいと思います。
今回は主にブレイクアウトを用いた手法をご紹介しましたが、ブレイクアウトに至るまでの背景やエントリーに適した時間帯など、ご存知なかった人も多かったのではないでしょうか。
バックグラウンドにあるものをしっかり理解すると、エントリーの際の根拠がより確かなものになります。トレードに自信を持つことができますので、今回の手法も背景から理解していただければ幸いです。
シンプルなブレイクアウト手法、ぜひ試してみてください。
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