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スワップ運用で知っておきたい3つのデメリットとその効果的な対処方法

スワップトレードは覚えることが少なく初心者でも簡単にできて、毎日定期的に収入が得られるとあって非常に人気のあるトレード手法です。取引に費やす時間が短く、忙しいサラリーマンの人などにも広まってきています。

しかし、スワップ狙いのトレードにはデメリットもいくつか存在します。トレードに臨む前にここを押さえておかないと、思うように利益を上げられず最終的には損失を出して手仕舞うという事態にもなりかねません。

この記事ではスワップ運用をしていく上でデメリットになること及びその対処方法についてご紹介していきます。スワップトレードで安定して堅実に収入を得ていきたいと考えている人は是非参考にしてみてください。

スワップ運用の主なデメリット3つ

まずは、スワップ運用をしていく上で押さえておかなければならないデメリットをご紹介します。ここでは主なもの3つを取り上げます。

ポジションを保有し続けなければならない

スワップ運用において最大のデメリットは、ポジションを保有し続けなければならないことでしょう。スワップポイントは2国間通貨の金利差によって発生するものですから、ポジションがなければ得ることができません。為替差益を得る従来のFXトレードとはここが大きく異なるところで、かつスワップ運用の難しいところなのです。

そのため、ある程度の為替変動にも耐えられる資金とレバレッジで、資金管理をしていかなえればなりません。仮に運用している通貨が急落して必要証拠金を下回ると強制ロスカットされてしまいますので、その時点でスワップポイントは得られなくなってしまいます。ですので、そうならないための適切な資金とレバレッジで資金管理をしていかなければならないのです。

スワップポイントは少額である

スワップポイントは毎日得ることができますが、大きな額ではありません。特に為替差益によって得られる利益と比較すると微々たるものですので、そこは認識しておく必要があります。

高金利通貨で人気のある南アフリカランドでも、南アランド/円の通貨ペアで1日160円(10万通貨保有)ほどです。ちなみに、これはFX業者によってもらえる額が異なりますので事前に調べておく必要があります。

ですので、スワップポイントを増やしたいのであれば、保有通貨量を増やしたりレバレッジの倍率をあげたりなどをして工夫しなければなりません。

リスクの見極めをする必要がある

スワップポイントを得るには高金利通貨を選択する必要があります。金利差が高いほど多くのスワップポイントを得られるため、この選択はやむを得ないと言えます。そして、高金利であるということは、その国が何かしらのリスクを抱えていることが多いということです。

たとえば、地政学的リスクや政情不安、クーデターやテロの危険など、日本ではあまり考えられないようなリスクを抱えている国があるのです。そのため、ある程度のファンダメンタルズ的な情報を収集してリスクの見極めをしていかなければなりません。

現在の国内情勢、周辺地域の情勢、過去の大きな為替変動の背景には何があったかなどの情報を収集して分析することで、その国の通貨を長期保有することができるかを判断していく必要があるのです。

主要な3つのデメリットを取り上げましたが、この内容を理解しているのといないのとでは、得られる利益は大きく違ってきます。しっかり要点を把握して、目標とする利益を得ていけるようにしましょう。

デメリットに対処していくために必要なこと

スワップ運用におけるデメリットはご理解いただけたことと思います。これを理解した上で、適切な運用をするための対処法をご紹介していきます。デメリットはあっても、ポイントを押さえて運用すれば十分に対応していくことが可能です。

リスクに見合った適切な資金量とレバレッジ

スワップ運用を継続していく上で最も大事なことがポジションを保有し続けることです。これは同時に最も難しく、運用上のデメリットであることは先でお伝えした通りです。しかし、これは資金量とレバレッジを適切に調節することで対応することができます。

要は強制ロスカットにならないよう、資金量とレバレッジを調節して適切な資金管理を行うということです。そして、これは運用する通貨のリスクを見極めながら行うことで効果を発揮します。

南アフリカランド/円の例

画像は南アランド/円の週足チャートですが、2016年度はおおよそ、1南アランド6.3~9.0円の間で推移していることが見て取れます。まずは、この範囲内でトレードすることをベースとして考えていきます。

南アランド/円の通貨ペアはロングポジションでスワップポイントが得られますので、注意すべきは下降の流れとなります。南アランド/円の市場最安値は2016年6月24日に記録した6.39円ですので、最悪6.00円程度までは耐えられる資金管理を当面実施していくことにすると仮定しましょう。

2017年3月現在のレートが8.5円前後で推移していることを考えると、購入時から6.00円までの下落に耐えられる資金を維持することが最初の目標となります。得られるスワップポイントを毎月1万円程度と設定すると、10万通貨あたり160円(1日平均)が現在の最高相場となっていますので、およそ20万通貨の購入が必要となります(160×2×31=9920円)。

以上の条件、購入時の8.5円から6.0円までの下落に耐えられ、且つ毎月1万円のスワップポイントを得られるように運用していくための資金を導き出します。まず、20万通貨を購入して2.5円の下落すると損失額は50万円です。加えて必要証拠金がありますので、このトータル金額が口座金額を下回ると強制ロスカットされることになります。つまり、口座資金が損失額と必要証拠金の合計を下回って時点で終了ということです。

必要証拠金は、現在の日本のFX業者の最大レバレッジ25倍で計算すると下記のようになります。

【6.0(為替レート) × 200000(通貨) × 0.04(レバレッジ25倍) = 48000(必要証拠金)】

よって、最初に必要な口座資金を計算すると下記のようになります。

【500000(最大下落時の損失額) + 48000(必要証拠金) = 548000(初期口座資金)】

この場合に得られるスワップポイントは年利でおよそ20%程度となります。また、初期資金に対するレバレッジは約3倍となります。これは1例として挙げましたが、国内情勢などから下落のリスクが少ないと判断して為替レートの下限を引き上げることや、毎月のスワップ収入をさらに増やすために通貨量を増やすなど様々なケースが考えられます。上記は1つのモデルケースとして参考にしてもらえればと思います。

トルコリラ/円の例

続いての画像はトルコリラ/円の月足チャートですが、2014年末以降、下落の一途をたどっていることが容易にお分かりになるでしょう。2017年1月にはついに1トルコリラが30円を割って最安値を更新してしまいました。

トルコにはISとのテロ闘争、それに付随した難民問題など地政学的リスクが高いことや、現在のエルドアン長期独裁政権による民衆の不満、クーデター再発の可能性など政情不安もあって、リスクを多く抱えている国です。そのため、トルコリラは変動が激しくここ2年は長期下落の傾向にあり、今後も下がり続ける可能性があります。

正直見通しが立たないため、初心者の人が安易に手を出すことはおすすめできません。ただし、経済的には非常に優れた成長を見せており、リーマンショック以降は持続的に高い成長率を維持しています。そのため、政治的なリスクが低くなれば、ここから上昇トレンドに転換していく可能性も十分にあります。

今がトルコリラ/円の底という考え方をすれば、投資先としては非常に魅力的な通貨と言えるでしょう。いずれにしても、ファンダメンタルズ分析をしっかりして、慎重な見極めをした上での投資をすることが必要です。情勢分析に長けていない人は、現時点では手を出さない方が無難かもしれません。

時にはロスカットをする必要もある

スワップ運用はロスカットをしないことが前提ではあるのですが、非常事態発生時にはその判断をする必要に迫られることもあります。大規模な戦争や災害が発生すると、為替は時として大暴落することもあります。

あまりにも急激な下落に見舞われたときやその予兆がはっきり感じられたときは、大損失を回避するために一時的に手仕舞う判断も必要です。相場が落ち着いてから再度トレードすれば、一定の損失回避にもなります。

少々の細かい変動は全く気にする必要はありませんが、歴史的な大変動が発生した時はロスカットする判断を下すことも考慮に入れておいた方が良いでしょう。

まとめ

ここまで、スワップ運用をしていく上でデメリットになること及びその対処方法についてご紹介してきました。

簡単なスワップ運用にも、知っておかなければ大損失につながるデメリットが存在することがご理解いただけたことと思います。しかし、デメリットを知って適切に運用すれば十分に対処していくことができることもお分かりいただけたことでしょう。

リスクに見合った資金量と適切なレバレッジを考えて運用すれば、スワップトレードは非常に簡単で利益を得やすい手法です。安定した利益を求めている人は、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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