通貨予測が立ちやすい外国通貨と予測しにくい通過ランキング
FXで稼ぐためには、使いやすい口座を持つことや再現性がある稼ぐことのできるトレードルール、あとはどの通貨ペアを選ぶか等が重要です。
今回はどの通貨ペアを選べばよいのか、各通貨の予測が立ちやすい外国通貨と立ちにくい外国通貨のランキングについてお話しします。
なぜ予測を立てやすいのか、また予測を立てにくいのかについて各通貨の特徴もあわせて紹介していきます。
前回の記事「FX歴5年未満の初心者にオススメの通貨ペアランキングと通貨ペア成績比較!」でFX初心者におすすめの通貨ペアと、同じ期間に同じ手法を使用したときの資金の増減についてのお話をしました。良かったらあわせてご覧ください。
この記事の目次
予測が立ちやすい外国通貨と立ちにくい外国通貨の差とは?
なぜ予測の立ちやすい外国通貨と立ちにくい外国通貨があるの?
FXでトレードをするというと、一般的には米ドル円を筆頭にユーロ、ポンド、豪ドル、NZドルなどがあげられます。これらの通貨は俗にメジャー通貨と呼ばれています。
ではその他、南アフリカランドやメキシコペソ、トルコリラなどは俗にマイナー通貨と呼ばれています。
メジャー通貨は取引量が非常に多いです。そのため値動きも安定していますし、少しくらいのニュースでは大幅に変動することは比較的少ないです。
それに対してマイナー通貨は取引量が少ないため、ちょっとしたニュースでマイナー通貨の買っていた投資家たちが過剰に反応し投げ売りした場合、値が飛び大暴落となる危険があります。
また、マイナー通貨の発行国のニュースはFXのトレードツールを見ていてもなかなか流れてこないです。やはりアメリカを中心に欧州、日本国内のニュースが多いです。情報の少なさも予測を立てにくくしていると考えられます。
こういった点から、いくらチャートをみて分析しても予測不能な値動きをしている場合があります。マイナー通貨のほうがFX初心者にはかなり難易度は高いといえます。
一般的にはメジャー通貨に比べてマイナー通貨は金利が高いです。スワップポイント目的にトレードをされる方は通貨の特徴やリスクなども踏まえて、マイナー通貨を選択してください。
予測が立ちやすい外国通貨しかトレードしてはいけない?
なぜマイナー通貨が値が飛ぶかというとそれは単純に市場参加者が少ないため、自分が買いたいところで売りたい投資家がいなければ売買は成立しません。
情報も少なく、値動きが安定しにくい…そんなマイナー通貨のメリットは先ほども上げた高い金利です。ですので売りから入るとあまりメリットは感じません。特にスイングトレードをするとなると日々高いスワップポイントを支払っていくことになります。
スイングトレードで買いから入るなら高いスワップポイントが日々もらえますので、うま味は十分にあります。ただしレバレッジは高くしないほうが良いでしょう。一気に暴落した場合のことは念頭に置くべきです。
FX初心者の方には予測の立ちにくい外国通貨はおすすめしません。まずはメジャー通貨でFXに慣れてから、マイナー通貨にチャレンジするほうがおすすめです。
予測が立ちやすい外国通貨ランキング
第7位【CAD】カナダドル
カナダドルは原油価格に左右されやすい特徴があります。それは意外かもしれませんがカナダが原油輸出国であるからです。
またアメリカはカナダにとって大きな貿易相手国のため、アメリカの経済の影響を受けやすいです。
予測を立てるには原油関係のニュース、カナダの政策金利や経済指標のみならず、アメリカの経済動向にも注目していくべきです。
第6位【CHF】スイスフラン
スイスは永世中立国であるため、その国内を流通するスイスフランは世界で戦争などの大きな出来事がある場合、安全資産として買われる傾向があります。
世界的に戦争懸念などの不安なニュースがある場合は注意すべきですが、普段の値動きは大きくはありません。スイスの政策金利にも注意しておくべきでしょう。
輸入、輸出ともにEU国が大半を占めることもあり、価格はユーロに連動しやすい傾向にあります。
第5位【NZD】ニュージーランドドル
ニュージーランドは主に畜産を中心とした農作物を輸出している国です。よってNZドルは農作物の価格に影響されやすいです。
また輸入先、輸出先ともにオーストラリアが圧倒的であるため、オーストラリア経済にも大きな影響を受けます。
高金利のためスワップポイント目的で買うトレーダーも多い人気の通貨です。
第4位【AUD】オーストラリアドル
豪ドルと言えば「高金利」で「資源国通貨」というイメージが強いのではないでしょうか。
オーストラリアは金をはじめとし石炭や銅など天然資源が豊富に産出しているため、世界各国に輸出しているのですが、この資源を購入するためには豪ドルを買う必要があります。こういった理由から、今のところ安定して豪ドルが買われているということです。
また大きな輸出先である中国の経済の影響も受けますので、中国の経済指標なども豪ドル投資の際には注視しておくべきでしょう。もちろんオーストラリアの政策金利には一番注目しておきましょう。
普段の値動きは派手なものではありませんが、米ドルなどに比べると取引量は少ないため、下げだすと暴落する懸念はあります。
第3位【GBP】イギリスポンド
イギリスポンドはボラティリティが大きいため、避けているトレーダーも多いのではないでしょうか。
イギリスは原油輸出国でもあるので原油相場の影響を受けなくはないのですが、ボラティリティが大きいので投機対象にもなりやすいです。
イギリスはヨーロッパの国であるため、ヨーロッパの多くの国の通貨であるユーロ相場に影響を受けやすいという特徴もあります。
イギリスの経済指標の発表前後は取引を控えるのが安全かと思います。政策金利発表などでは値動きが激しく乱高下することも多々ありますので、積極的にいくトレーダー以外は手を出さないことをおすすめします。
2016年にはイギリス国民投票によりEUから離脱することが決まり、米ドルに対してポンドが約8時間で17000pipsほど大暴落しました。こういった歴史的な大きな出来事の際は圧倒的な動き方を見せますので注意が必要です。
長期的なトレンドは出やすいので、短期的な値動きの予測は難しいですが長期的な予測はどちらかというとしやすいと捉えています。
第2位【EUR】ユーロ
ユーロは欧州連合に参加する国の中の半数以上の国で使われている通貨ですが、1999年に導入、2002年に流通といった意外にも比較的歴史の浅い通貨です。
流通量が非常に多いため値動きが安定しており、マイナー通貨のように値がしょっちゅう飛んだり何もニュースがないのに乱高下することはほとんどありません。
EUの中でも大国といえるドイツの経済動向に値動きが左右されやすいです。そして政策金利については特に注視しておくべきです。
基本的にトレンドが出ると長期的な動きになりやすいと言えますので、予測が立てやすい通貨です。
外国通貨の取引量のうち約2割強がEUR/USDとなっています。米ドルが買われるとユーロが売られるという傾向があります。
第1位【USD】アメリカドル
言わずと知れた世界の基軸通貨である米ドルです。それだけにアメリカ経済だけではなく、世界の戦乱などの有事の際も大きく売買される傾向があります。以前は「有事のドル買い」と言われていましたが、最近ではそうとも限らず注意が必要です。
取引量は1位で、多通貨よりも値が飛んだり突然の大暴落を起こしたりは少なく、安定した動きをすると言えます。FX初心者の方にとっても予測の立てやすい通貨でしょう。
予測が立てやすい理由は、安定した動きだけではなくやはり圧倒的な情報量の多さです。各FX業者の取引ツールを見ても、日本国内の相場関係のニュースに次いで、突出してアメリカ関係のニュースが多いです。
今後金利はどうなっていくのか?どんな不安材料があるのか?そんな情報を事前に知っておくことができるため、不安材料が出ているときは取引をしない等の判断をすることもできます。
まとめ
マイナー通貨には「高金利」というメリットはありますが、国内情勢が不透明であったり、取引量が少ないがために値がとびやすいというデメリットがあり、トレーダーにとって不利になることがあります。暴落が暴落を呼び取り返しのつかないこともあります。
そういった国のネガティブな情報をリアルタイムで知るのもなかなか難しいことです。FX業者の配信しているニュースにもなかなかマイナー通貨の発行国の情報は出てきません。やはり出る情報は国内やアメリカ、EUのことが多いですね。
特にFX初心者にとって、高金利という理由だけでその通貨を選択することはリスクが高いと言えます。それよりも取引量が多く値動きが安定しており、情報も得やすい先ほどランキングでご紹介した通貨を選択されることをおすすめします。
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