スイングトレードで一番オススメの通貨ペアポンド円&ユーロドル!最適な通貨ペア決定戦
「【保存版】勝率がグッと上がるFXスイングトレードのコツ&テクニック」の各記事で紹介している通り、スイングトレードには利益を積み上げるコツがあります。
今回の記事では、スイングトレードのコツのうち、「通貨ペアの選び方」についての解説記事です。
一般的に、スイングトレードでは値動きが激しい「ポンド円」や取引量が多く安定している「ユーロドル」が良いとされています。それはなぜでしょうか。その「なぜ」がわかれば、スイングトレードの投資戦略に活かすことができ、稼げる利益が変わってきます。
それでは、徹底解説します。
この記事の目次
【まずは前提】スイングトレードの基本戦略
スイングトレードは利幅で勝負すると楽!
「【スイングトレードの負けない手法総まとめ】稼ぐためにチェックすべきポイントは?」や「【画像付き】スイングトレードで稼ぐためのエントリーポイントは意外なココ!」などで、スイングトレードを容易にするために「勝率で勝つ方法」ではなく「利幅で勝つ方法」を使うと良いというお話をしてきました。
その具体的な方法の1つは、利幅がとれる通貨ペアを探すことです。スイングトレードでは利幅で勝ちにいきますから、利幅がとれないと意味をなしません。
それを探すためには以下に注目してみてください。
- ボラティリティ(変動幅)が大きい通貨ペア
- 現在トレンドが出ている通貨ペア
詳しくは、ファンダメンタル要因の次項でお話しします。
スイングトレードはファンダメンタル要因も見るべき?
金利動向などのファンダメンタル要因も多少みたほうが良いかもしれませんが、わたしは一切考慮せず今までやってきました。数年単位のポジショントレードならばファンダメンタル要因を考慮しながらトレードすれば良いです。
数日から数週間のスイングトレードで、ファンダメンタル要因から上がるだろう(下がるだろう)という予想はそこまで影響しないと思っています。それよりもスイングトレードのような短期間の勝負であれば、目の前のチャートの値動きで判断しようという考えです。
景気が良いからその国の通貨は上がるかと言えば絶対そうとも言えません。複雑な要因がからんで通貨の価値は決まっていくので、予想すること自体ものすごく難しいです。ですから一般のトレーダーにはチャートの値動きで勝負することをおすすめしています。
スイングトレードの通貨ペアの選び方
ボラティリティの大きい通貨ペア
ボラティリティとは価格の変動幅のことを表します。ボラティリティが小さいというとあまり価格が変動しないということです。
スイングトレードではボラティリティが大きい通貨ペアを選ばれるほうが良いです。ポンドは上級者向けだとか、米ドルだと初心者も入りやすいなどと言われますが、厳格なトレードルールが確立していれば問題ないとわたしは考えます。
ヒロセ通商の公式ホームページに「ボラティリティ表」が載っています。よく動いている通貨ペアがわかります。直近ではポンド系ペアのボラティリティが大きいので、トレードする通貨ペアの候補としてみても良いでしょう。
トレンドが出ている通貨ペア
ダウ理論でトレンドが出ている、または出ていないと判断してもいいですが、わたしはできるだけぱっと見てわかるようにこの方法で見ています。ぱっとダウ理論で判断できる方はそちらで判断されたほうが良いかもしれません。
上の画像をご覧いただくと、2つのテクニカルインジケーターのみが表示されています。これはポンド/円の日足チャートになります。これに週足レベルのボリンジャーバンド±1σと単純移動平均線(期間10、表示3)を入れます。
いわゆるダマシもたくさんありますが、容易に判断がつくのがメリットです。ピンクの矢印の箇所のように、ローソク足・単純移動平均線がともにボリンジャーバンドから外へ出たと確定しているときにトレンドに入っていると判断すると容易ですよね。水色の矢印の箇所もそうですね。
簡単ですが、この状態になるとトレンドが発生する確率、つまり利幅がとれる確率も高まります。わたしはスイングトレードの場合は4時間足を使うので、この日足チャートを参考にして実際は4時間足チャートでトレードするということになります。
手法についてお話する時に詳しく書きますが、FXは勝率100%にするのはおそらく不可能です。どうやって勝つのかというと、負けを繰り返しながら勝てるところで確実に利益を得ておくことなのです。
すでにお話ししたように、スイングトレードではコツコツと負けてドカンと勝つのです。狙うのはストップ幅が小さい箇所で大きな利幅を取りに行くことです。こういった大きな獲物を虎視眈々と狙い、決して逃さないという気持ちが大切です。
関連記事デイトレードで稼ぐための手法総まとめ(2017年3月~4月成績公開)
勝率を高めるためのヒント(上級者向け)
トレンドが出ているペアとは少し話が違いますが、勝率を高めるために少しヒントとなるお話です。
これはドル/円の週足チャートになります。グレーの横線の左の起点が直近の高値になります。それを終値ベースで超えたローソク足の次の足(黄色↑部分)、つまり翌週は買い優勢となる確率が高くなります。絶対ではありませんが確率は高くなります。
こういった場合に買いポジションだけをとる、または売りのポジション数を減らしてみるなどの戦略を立てることができます。週足チャートのサインは強力な場合が多いです。FXに慣れたら、ぜひ検証してみてくださいね。
スイングトレードをするなら知っておくべき!通貨ごとの特徴
円(日本)
日本円の取引高はなんと世界で3位なのです!ご存じでしたか?少し前までは安全資産の位置づけでしたが最近は変わってきているように感じます。親しみやすさから、対円通貨ペアでトレードする人は多いです。
対円通貨ペアのトレードで気を付けるべきことは、日銀総裁の発言や発表です。特にアベノミクスの時代は黒田総裁の発言に振り回された印象があります。今後も日銀総裁の言動には要注意です。
2011年の東日本大震災の時もそうでしたが、国内で大災害が起きると日本円が大量に買い戻される(円高になる)場合がありますので、頭の片隅に入れておいてください。
ドル(アメリカ)
通貨の王様アメリカドルです。取引高が世界で第1位なのはもちろんのこと、経済大国アメリカの通貨ですので、アメリカの経済指標の影響は為替市場全体に大きな影響をもたらします。
以前は「アメリカがくしゃみをすると日本は風邪をひく」などど言われていましたね。それほど日本はアメリカ経済の影響を強く受けていたのです。
今回のアメリカ大統領選挙のようにサプライズが起こると為替市場全体に大きく混乱が生じました。アメリカの政治経済の状況や経済指標をチェックしておくことはFXをするにあたって必要不可欠です。
しかしスイングトレード程度の短期スパンで考えるなら、これをトレードのトリガーにするのではなく、何かあった時に逃げることができるように注意しておくというスタンスで良いでしょう。
関連記事2017年度の米ドルの見通し!為替相場はトランプ大統領の暴走がカギ?
ユーロ(EU)
まだ誕生して15年程度の通貨ですが、欧州連合(EU)加盟国などで使用されています。世界第2位の取引高になります。複数の国で使用されているため、数年前のギリシア問題のようにネガティブな火種があちらこちらで出やすい印象です。
ユーロとドルは、ともに取引量が膨大な通貨です。ドルが買われればユーロは売られる、ドルが売られればユーロが買われるというような関係にあります。よってユーロ/ドルはトレンドが出やすい通貨ペアであるとも言われます。
関連記事【2017年のユーロ値動き予想】為替変動のポイントは政治イベント
ポンド(イギリス)
現在ポンドの取引高は世界第4位ですが、主要通貨として扱われていた昔ほどの価値はありません。トレーダーにはボラティリティの大きい通貨として認識されています。先日のEU離脱ショックでポンド/円は一日で25円以上も暴落しています。
この動きを怖いと思うのか、チャンスだと感じるかは個人の自由です。しかし厳格なトレードルールのもと、リスク管理しっかりしていればこれ以上ない魅力的な通貨であることも覚えておいてほしいです。
関連記事2017年度の為替見通しを徹底解説!英ポンドの鍵はブレグジットとヨーロッパ選挙?
豪ドル・NZドル・加ドル
豪ドルはオーストラリア、NZドルはニュージーランド、加ドルはカナダの通貨です。これらは資源国通貨(コモディティ)と呼ばれます。
これらの国は農産物や資源(金・ウランなど)を産出し輸出しています。そのためそれら資源の価格の影響を受けやすい通貨です。しかし必ずしも連動しているわけでもなく、輸出国の影響なども受けます。
あちらこちらの影響を受けすぎて一体どうなるの~?となってしまいそうですが、目の前のチャートで勝負すれば大丈夫です。
現在の金利は少し昔に比べて低くなってしまっていますが、豪ドル/円やNZドル/円はスワップポイント狙いのトレーダーに現在でも人気があります。
関連記事2017年の為替はどう動く?各国の対円予想レートまとめ
ベテラントレーダーが選ぶ!スイングトレードにおすすめ通貨ペア
スイングトレードで勝つ覚悟があるなら!ポンド/円
上の画像はポンド/円の4時間足チャートです。なんて魅力的な通貨ペアなのでしょう。ストップ幅よりも利幅が大きい箇所なんていくらでもありますよね。チャートをみただけでトータルで利益が残ることがわかりますか?実際に残るのです。
ポンド/円の一番の魅力はボラティリティの大きさですね。「初心者には向いていない通貨ペアだよね」という声もありますが、それは厳格なトレードルールを厳守することと、資金管理をすることで簡単にクリアできることなのです。
- ルールはまだない(ふわっとしたルールならあるけれど…)
- ルールはあるけれど守れない(気づくと守っていないわ)
- ストップロス注文なんて置きたくない(損したくないもの)
この3つのうちで1つでも当てはまるなら、今はポンド/円に手を出さないでほしいです。チャンスは今後もざくざくありますので、これらをクリアしてからにしてください。絶対に。クリアするためにも当サイトは絶対に勉強になりますので今後も必見ですよ!
何度も何度もしつこいですが、スイングトレードで勝ちにいくなら勝率で勝負するよりも利幅で勝負するほうが簡単なのです。利幅で勝負するならボラティリティの小さい通貨ペアでやっていてもなかなか資金は増えません。怖いなら、リスクを口座残高の0.5%以下にしても良いです。
トレンドが出たらユーロ/ドルでスイングトレード
一度トレンドが出るとしつこくその方向に進む傾向があります。最近は2014年後半から2015年前半にかけての下落トレンドからの横ばいが続いています。ユーロ誕生以来、ここまで長い間、横ばいが続いていたことがないので、これからに大注目です。
こういったチャート背景から、個人的に今現在は手を出したくない通貨ペアでもあります。ユーロがどうこうよりもドルがどうなるか、そこに注目していきたいと思います。
スイングトレードでもスワップ!豪ドル/円(買い)
スワップ派というとポジショントレーダーをイメージしますが、豪ドル/円(買いのみ)でスイングトレードをし、オマケとしてスワップポイントもいただくのはいかがでしょうか。
ボラティリティはそこまで大きくありませんしトレンドも長期的には出ていませんが、一番高いところでは現在1万通貨あたり1日50円もらえます。1か月間、ポジションを保有すればスワップポイントだけで約1,500円ですから嬉しいですよね。
注意点としては買いだけということと、日足レベルでスイングトレードをしたほうが良いということです。4時間足でも良いですが、ボラティリティを考えると日足のほうが良いでしょう。
なお、スワップ金利狙いの場合、スワップ金利が高いFX口座で取引しましょう!スワップ金利が高いFX口座は「【2018年版】スワップ金利で選ぶスイングトレードに有利なFX口座ランキング」をご覧ください。
スイングトレード取引でおすすめできるFX口座3選
FX口座はたくさんありますが、FX口座を選ぶポイントは、それほど多くありません。
私が考える「稼げるFX口座」とは
- スプレッドが狭い
- スワップ金利が高い
- ツールが使いやすい
- スマートフォンアプリが操作しやすい
- 情報量が多い
上記の5つのポイントを網羅している事です。
もし、今使っているFX口座の結果に不満があるなら、一度口座を変えてみてはいかがでしょうか。
では、実際に私が取引で使っているFX口座を3つ紹介しますので、口座選びの参考にしてくださいね。
GMOクリック証券(取引口座数が50万口座を突破!)
運営会社 | GMOクリック証券株式会社 |
特徴 | 資産保有残高と取引量が世界一 |
スプレッド | 0.3銭原則固定(USD/JPY) |
サポート | あり |
スマホ取引 | 人気の「iClickFXneo」 |
キャッシュバック | 口座開設&取引で最大30,000円 |
GMOクリック証券のFXネオは、業界最狭のスプレッド(取引コストが低い)により、デイトレーダーやスイングトレーダーはもちろん、ポジショントレード戦略(長期保有)の方まで、幅広いユーザーに利用されている人気口座。
iPhoneやAndroidでも使いやすい取引ツール「FXネオ」が使えるのが人気で、スマートフォンで取引する方には強い武器になるでしょう。
また、待望のトルコリラ/円の追加やユーロ/円をはじめとする11通貨ペアのスプレッド縮小が実施されるなど、サービス内容も日々改善されたことから、2017年9月に取引口座数が50万口座を突破!
口座開設&取引で最大30,000円キャッシュバック
DMM FX(ユーザー数が日本1のFX口座)
運営会社 | 株式会社DMM.com証券 |
特徴 | FX口座数日本一&50万口座 |
スプレッド | 0.3銭原則固定(USD/JPY) |
サポート | あり |
スマホ取引 | DMMFXアプリ |
キャッシュバック | 口座開設&取引で20,000円 |
DMM FXは、日本で一番多くのFX投資家が口座開設しているFX口座です。私もFX初心者の頃から使い続けている口座です。
スプレッド(手数料)が狭いのはもちろんのこと、スマートフォン取引でも使い勝手がいいツールが充実していて、初心者からベテラントレーダーまで幅広い層に使われています。
取引上の不安やトラブルにも対応するサポート体制も充実しているので、1番最初に開設する口座として安心できる口座と言えます。
今なら口座開設&取引で20,000円キャッシュバック
YJFX(Yahoo! JAPANグループのFX)
運営会社 | ワイジェイFX株式会社 |
特徴 | FX取引でTポイントがたまる |
スプレッド | 0.3銭原則固定(USD/JPY) |
サポート | あり |
スマホ取引 | 外貨ex |
キャッシュバック | 口座開設&取引で24,000円 |
Yahoo! JAPANグループが手掛けるFXの「YJFX!の外貨ex」
YJFX!の外貨exの特徴は、何と言ってもスマホアプリの使いやすさです。FX初心者から上級者まで満足度が高いアプリ・ツールがあり、さすがYahooJAPAN!と言えます。
『YJFX!アカデミー』やレポート・セミナーも充実しており、初心者も安心して利用出来る口座と言えます。使い勝手の詳細は、レビュー記事をご覧ください。
今なら口座開設&取引で24,000円キャッシュバック
上記3つのFX口座は、CMなどで紹介されているため地名度はとても高いのですが、実際に使ってみると、どれも優れたFX口座でした。
どれも無料なので、一度使ってみてくださいね。
スイングトレード通貨のまとめ
スイングトレードを行う際に通貨ペア選びも重要になってきます。スイングトレードでは利幅で勝つ方法が楽に利益を出せるのでその方法がおすすめです。
ただし厳格なトレードルールづくりとその検証、ルール厳守、資金管理という条件があります。
利幅をとっていくために「ボラティリティの大きい通貨ペア」、またボラティリティが小さくても「トレンドがでている通貨ペア」を選ぶ必要があります。おすすめの通貨ペアは個人的にはボラティリティの大きいポンド/円やトレンドの出やすいユーロ/ドルです。
トレンドが出ている通貨ペアの選び方はご紹介したインジケーターにより判断する方法でもいいですし、できる方ならダウ理論で判断しても良いです。
一番容易なのはボラティリティの大きい通貨ペアを継続してトレードすることです。継続して利益を出すためには値動きが大きい通貨ペアであることがやはり大切です。
次の記事にスイングトレードの基礎知識やコツ、勝つためのテクニックなどをまとめました。お時間があるときに、じっくりご覧いただき、投資戦略の参考にしてください。
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