【FX初心者向け】スイングトレードを始める6つの手順!本気で稼ぐための方法
FXの取引手法を勉強するためには、本を読むことも大事ですが、その前に、ある程度の知識をつけてから本を読んでみる方がいいでしょう。
それは、FX参考書には、実践的に勝つ方法を、わかりやすく書かれた本がとっても少ないからです。書いてなかったり、遠回しに書かれていたりします。
そこで、今回はFX参考書よりも、具体的に、そしてわかりやすく取引の手法やコツを紹介したいと思います。
トレードルール構築のために具体的なトレードルールも公開しました。ぜひ御覧ください。
この記事の目次
FX初心者がスイングトレード!【どんなトレードがしたいのか?】
【手順1】自分のトレードスタイルを決める
まずは自分を知りましょう。スイングトレードでもデイトレードでも、トレーダーそれぞれライフスタイルが違い、FXにさける時間や参加できる時間帯も異なります。また意外と年齢もトレードスタイルを決める鍵になります。
- 一日のうちFXができる時間帯(例:20時~25時)
- 一週間のうちFXに費やす時間の合計(例:平日4時間、休日6時間)
- 取り組めそうなトレードスタイル(例:デイトレードかスイングトレード)
- 余裕資金の中からFXの資金にする予定金額(例:5万円)
- FXで稼いでいくための覚悟はあるのかどうか?(例:覚悟はできた)
上記のポイントを決めておくことが重要で、できれば手書きでノートなどに記録しておくといいですね。それらを書いた日付も同時に記録してください。
初心者の方にはスキャルピングはおすすめしません。したいという方にもおすすめしていません。ある程度FXに慣れてきた方で、瞬時の判断ができる方や、スキャルピングに特化したメンターのもとで教わった方ならば良いと思います。
一見簡単に勝てそうなスキャルピングですが、全くの初心者トレーダーが勝ち続けることができるほど、FXは簡単ではないのです。スイングトレードのほうが勝ちやすく、おすすめできます。
デイトレードも夕方から夜にかけて市場が活発になる時間帯に全く参加できないのなら、利幅が取れずにトータルで見ても勝ちにくいものとなってしまいます。
「スイングトレードでおすすめの時間足と稼ぐための実践的なコツを紹介!」でも解説していますが、この時間帯に参加できない方は4時間足などでスイングトレードをされる方がトータルで勝ちやすくなりますし、忙しいのにFXもしなければ…という気持ちからも解放されます。
年齢的にはやい動きにはついていけそうにない方は無理をせず、ゆったりとスイングトレードをされるほうが良いでしょう。
なお、「デイトレードとスイングトレードを徹底比較!稼ぎやすいのはどっち?」の記事にデイトレとスイングトレードの比較を紹介していますので、参考にご覧ください。
また、スイングトレードにおける通貨ペアについては、最初はユーロドルから初めて見るとリスクが少なく、落ち着いて取引できるのでオススメです。
関連記事スイングトレードで一番オススメの通貨ペアポンド円&ユーロドル!最適な通貨ペア決定戦
【手順2】日々のトレードをシミュレーションしてみる
ここでは、デイトレードを選ぶとこんな生活、スイングトレードを選ぶとこんな生活という例を紹介します。
【専業主婦トレーダーAさんの場合】

今はパートもしていないので、子どもの学校行事を除いて時間は比較的とれる。できるだけ貯金を殖やして家のローンの繰り上げ返済をしたい。
夕方から夜にかけては15分に一度くらいならチャートをチェックすることもできる。だからデイトレードを選択。
- 午前中 子どもを送り出し家事をしながら15分に一回チャートチェック
- 昼すぎ スーパーから遠隔操作アプリで15分ごとにPCのチャートをチェック
- 夕方 夕飯をつくりながら15分ごとのチャートチェック
- 夜 お風呂に入っていてチャンスを逃してしまった…
一日中頑張れば日に50回くらいチェックすることになります。30分足にすればもう少し減るでしょうし、トレードルールにもよりますが「しばらくエントリーサインがでないな」ということも徐々にわかってきますので、ここまで多くはないと思います。
【20代後半サラリーマントレーダーBさんの場合】

地方から上京してきて一人暮らし。会社は正直きつく早くても22時に帰宅。いつかは専業トレーダーを夢見ている。
デイトレードなんてとてもできない環境だが4時間に一回程度ならスマホアプリからチャートチェックはできる。スイングトレードを選択。
- 8時 会社に入る前にチャートチェック
- 12時 お昼に向かうため会社の入り口あたりでチャートチェック
- 16時 取引先でなければトイレにいくついでにチャートチェック
- 20時 残業中ならトイレにいくついでにチャートチェック
- 24時 家のPCでチャートチェック
- 4時 チェックできないことが多いけどそこまで影響はない
この時間の3分前にスマホのアラームを鳴らしてチャートチェックする準備をしているBさん。FXに関しては、そこまで無理しているようにも見えません。
やはり忙しいサラリーマンにはスイングトレードをおすすめします。
関連記事スイングトレードを始める資金はどのくらい?資金管理はどうするの?
初心者がスイングトレード!【ルールを決める】
【手順3】トレードルールを決めていく
デイトレードでもスイングトレードでも「勝率で勝ちに行く」のはとても難しく、大げさかもしれませんが熟練の技と洗練された手法が必要なのです。
ですから、スイングトレードやデイトレードでは、単純に簡単なほうの「利幅で勝ちに行く」という方法を選択しましょう。それに加えて「資金管理×レバレッジ」という武器を使います。
なお、具体的なエントリータイミングなどのトレードルールは「【画像付き】スイングトレードで稼ぐためのエントリーポイントは意外なココ!」を参考に実践してください。
最初は誰でも判断しやすい簡単なもの、たとえばボリンジャーバンド1σを超えて確定した等を選んだ方が、過去データの検証も非常にしやすいですし再現性も高くなります。
利幅がとれそうな戦略ならとりあえず何でも良いです。ただし、「テクニカルインジケーターが上を向いたら」をトリガー(注文の引き金)にするのは初心者トレーダーには少々難しいでしょう。こういった判断しにくい条件を外したほうが成績の安定は見込めます。
【手順4】トレードルールを検証していく
候補のトレードルールがみつかれば、ノートに順次書いていきます。そのトレードルールをひとつずつ検証していきます。
はっきり言って面倒な作業になりますが、これで人生が変わるかもしれません。
検証方法はエクセル等の表計算ソフトを使用することをおすすめします。ノートに手書きでも良いですが、パソコンでチャートを見て手書きで記録して、電卓で計算して…という作業は時間も労力を要します。可能な方はぜひエクセルを使用ください。
過去から開始金額を決めて実際にトレードしていると仮定して入力(記録)していきます。口座残高の1%をリスクとした場合、10万円スタートだとその1%で1,000円が最大リスクです。
トレードルールに従ってストップまでの幅を割り出します。ストップまで20pipsとすると、建玉可能なポジション数は1000円÷0.20円=5,000通貨となります。
次に獲得(損失)pipsを出します。40pips取れた場合は5,000通貨×0.40円=2,000円が利益となります。
そして口座残高がいくらになったのか、1回のトレードで口座残高に対して損益がどれくらいとれたのかを%で表示しておくとより良いです。
エクセルならば以下の項目を作成しておくのをおすすめします。
- ロット数
- ストップまでの幅
- 損益(pips)
- 損益(金額)
- 当該トレードで何%の増減があったか
エクセルなら損益グラフもすぐに出るので、安定して増えるトレードルールかどうかの判断もしやすいです。
ノートに手書きして電卓で計算という検証方法と、エクセルで2か所を入力するだけの検証方法では検証時間が10倍以上の差がつきました。
FX初心者がスイングトレード!【練習から実践まで】
【手順5】実際のトレードをする前にデモトレードをする
賛否両論ありますが、デモトレードは非常に重要です。リアルトレードのほうが緊張感はありますしトレードルールも厳守できるでしょう。
しかし、発注ミスという想定外のことも起こりえます。ですから、使ってみたいFX業者をデモトレードで試してみるのも重要なことだと言えます。そのシステムを使ってみなければわからないこともたくさんあります。
デモトレードであっても「日々のトレード記録」は必ずつけてください。検証していた時の続きとして「日々のトレード記録」とは別にフォワードテストのように記録をつけてみるのもおすすめです。
フォワードテストと実際のトレード記録。フォワードテストだと30pipsの利益のはずだけど実際のデモトレード記録は10pipsの利益しかなかった。もしもこのように差が大きければどこかに問題があるかもしれません。
トレードルールではこうなったら決済という決まりなのに、実際はそれができなかった。このようにリアルトレードに移ってからでは気づくのが遅いということでも、デモトレードだから十分に軌道修正がききます。
つけるのが面倒な記録ですが、その記録は必ずあなたのトレーダーとしての経験を光り輝くものにしてくれます。もう一度書きます、絶対に記録はつけてください。
そして「デモトレードだから色々やっちゃおう!」という考えをお持ちなら、すぐにその考えは捨ててください。リアルトレードだと思って、自分のお金なんだと思って真剣に取り組んでみてください。
スイングトレードで勝つためには、トレードルールや投資戦略が重要ですが、同じぐらい「口座選び&ツール選び」が重要です。
スイングトレードに適した口座選び(FX業者選び)の方法は、「【2017年版】スワップ金利で選ぶスイングトレードに有利なFX口座ランキング」をご覧ください。
【手順6】実際にトレードに移る
デモトレードでシステムにも慣れて、自分の問題点や甘さがわかってそれらが修正できたなら、リアルトレードに移っても良いでしょう。
FX業者の口座開設が完了して、入金すればいよいよリアルトレードです。ここで注意しなければならないのは、いざ実際にトレードとなった途端トレードルールを破ってしまう人が非常に多いということです。
逆に言うとリアルトレードに移ってもトレードルールを最初から継続して厳守できる人はそのまま成功するトレーダーとなれる可能性が高いです。わざわざ高い授業料を払う必要はありません。検証したルールをしっかり守れば良いのです。
そして、リアルトレードに移っても絶対に継続してほしい「日々のトレード記録」です。簡単でも構いません。FX業者の約定履歴をプリントアウトしてもよいでしょう。トレードルールを守れた場合は○、守れなかった場合は×をつけるなどわかりやすくしましょう。
トレードルールを厳守できたかできなかったか。相場状況がどうだったかよりも、そこを重要視すべきでしょう。
具体的な手法は、「【画像付き】スイングトレードで稼ぐための取引タイミング」の記事で解説していますので、併せてご覧ください。
スイングトレードで稼ぐ理由を整理するのも大事なこと
FXは趣味でやるの?それとも稼ぐため?
- 「趣味がギャンブルだからその延長みたいなものです」という人
- 「FXでお金を稼ぎたいので死にもの狂いで勉強します」という人
趣味でやる人はトレードルールを構築したり検証したり、睡眠時間削ってまで勉強をしなくてもいいかと思います。
一方、FX取引で本気で利益を上げたい方は、たくさんの時間をFXに費やす必要がありますので、ものすごく覚悟が必要です。
戦う相手はプロ集団であり、FX初心者が中途半端な気持ちでちょっと知識をかじったくらいで勝ち続けることができるほど甘い世界では決してありません。
どちらのスタンスでトレードしてもいいのですが、真剣に取り組み、時間を費やした量が多いと、FXで得られる収益は増えていくのは間違い無いでしょう。
スイングトレードのトレードルール構築のための一例
FX取引では、トレードルール構築が初心者トレーダーにとって一番悩むところだと思います。
まずは、慣れるために稼げるかどうかは別として、以下のトレードルールで検証してみてください。
- 単純移動平均線(期間120)※これは日足の単純移動平均線20に相当します
- 単純移動平均線(期間10、移動3)
慣れるため4時間足でやってみましょう。トレードルールは簡単です。トレンド判断するために単純移動平均線120を使いますが、これより価格が上なら買いのみ執行で下なら売りのみ執行となります。
単純移動平均線10は注文の引き金として使います。単純移動平均線10を上に超えて足が確定したら次にできあがった足の始値で買いです。売りはその逆になり下に超えて足が確定すれば売りになります。
決済は買いの場合は単純移動平均線10を下回って確定したときになります。売りは単純移動平均線10を上回って確定したときになります。
ストップロスは単純移動平均線10を超えた足の(買いの場合)安値、(売りの場合)高値とします。リスクは口座残高の1%とし、新規注文の価格とストップロス注文までの価格の差からポジション数を算出します。
まとめ
自分のライフスタイルからトレードスタイルを決め、それが執行できるか今一度考えてみてください。そしてデイトレードやスイングトレードなら、利幅で勝つ方法が初心者トレーダーにとっても勝てないトレーダーにとっても最高の戦略だと考えています。
自身でトレードルールをいくつか作成のうえ検証をしてみてください。曖昧なルールは避けて再現性の高いルールを構築すべきです。今回紹介したトレードルールもぜひ参考にしてみてください。
コメント
この記事へのコメントはありません。
コメントする