【画像付き】スイングトレードで稼ぐためのエントリーポイントは意外なココ!
今回は、スイングトレードで迷わない明確なエントリーポイントについて、具体的にお話ししていきます。いわゆる押し目や戻しのピンポイントな優れた場所でなくても稼ぐことができるのです。
スイングトレードをはじめようと決めたら、「手法はどうしようか?」と考える人が多いです。なお、手法(トレードルール)には以下が含まれます。
- 使うテクニカルインジケーターは使う?使わない?種類は?
- エントリーポイントは?
- 利益確定は?
- 損切り設定は?
- リスク管理は何%程度がベスト? など
初心者が迷わず稼ぐようになるために、エントリーポイントを含めた手法構築のコツも非常に重要なので、具体例を用いてお話ししていきます。
次の記事にスイングトレードの基礎知識やコツ、勝つためのテクニックなどをまとめました。お時間があるときに、じっくりご覧いただき、投資戦略の参考にしてください。
この記事の目次
スイングトレードのエントリーポイントは優れた場所でなくても良い意外な理由
スイングトレードで安定して稼ぐためには?
エントリーポイントも利益確定や損切りもそうですが、手法を考える時点で一番重要視すべきことは、条件がすべて「明確であること」です。
曖昧なトレードルールであれば、検証した時点では良いものであっても、裁量が多いとなるとトレード途中で迷いが生じ次第に不信感がつのって、結局その手法を投げ出してしまうことになります。
途中で投げ出してしまうと、安定どころか稼ぐことができないかもしれません。
何が足りなかったのかと言うと「明確さ」です。明確でないからトレードするたびに迷う…特にFX初心者の方は、最初から迷うトレードルールは採用すべきではありません。
スイングトレードで稼ぐ人は優れたエントリーポイントでポジションをとる?
FX初心者の方は「稼ぐ人はすごい良いエントリーポイントを知っているんだ!」と勘違いしておられることが多いです。これは全ての場合にあてはまるわけではありません。
実際優れたエントリーポイントでなくても、利益を上げることはできていますし、当サイトでその結果もお伝えしています。
決して優れてはいませんが「ルールが明確な」エントリーポイントでポジションをとって5年間スイングトレードをすると資金が約20倍に?過去記事「【稼ぐヒントと成績公開】4時間足でスイングトレードを5年間したらこうなった!」もぜひ参考にお読みください。
上の過去記事をご覧いただくとわかるように、決してピンポイントのエントリーポイントではないでしょう。むしろ「えっ?こんなところからなの…?」というエントリーポイントですよね。
上の画像は理想的な優れたエントリーポイントですが、実際にここでポジションを毎回取れるトレーダーはごくわずかだと思います。直近安値を2つ割り込み、青枠内で戻り売りをしたいと考えるところです。レジスタンスラインをどこに引くかも裁量が必要です。
次の画像の黄色矢印は、さきほどの過去記事で紹介した手法Cのエントリーポイントになります。
トレンドを重要視するトレーダーからすると、最初のエントリーポイントは「まだ売りではないでしょう?」というところですし、2つ目のエントリーポイントは「これは遅いでしょう?」と思われるところです。ですが、トータルでは利益がでています。
優れたエントリーポイントでポジションを取りたいという願望はあってもいいですが、FXで稼ぐことが目的なら、まずは明確なエントリーポイント、決済条件、損切り設定を見つけてみることをおすすめします。
かっこいいFXトレーダーになることよりも、稼ぐことが目的であるならばエントリーポイントは、 優れた場所 < 明確な場所 であるべきです。
スイングトレードで稼ぐために「明確な」エントリーポイントとは?
【例1】スイングトレードの明確なエントリーポイント
明確なエントリーポイントとは、誰が見てもいつ見ても同じポイントのことですね。当サイトでも紹介したことがありますが、移動平均線をチャート上でローソク足などがこえて確定したときをエントリーポイントとするものがあります。
上のチャート画像は、さきほど紹介した過去記事の手法Bを表示させたものになります。
薄い紫色の部分は一目均衡表の雲で、黄色の線は単純移動平均線の期間10表示移動3です。一目均衡表の雲とは逆側に、単純移動平均線をローソク足がこえてその足が確定したときに次のローソク足の始値(画像青矢印)で売りポジションを取ります。
ストップロス注文も単純移動平均線を超えたローソク足の高値(画像赤矢印)に置きます。誰が見ても判断しやすい明確なエントリーポイントやストップ設定になっています。
明確でなければ、検証して有効だと思った手法が、実際にトレードしてみると「使えないじゃないの!」となってしまいます。
この移動平均線をエントリーポイントとするやり方なら、FX初心者の方にも比較的取り組みやすいのでおすすめできます。
【例2】スイングトレードの明確なエントリーポイント
次に紹介する例は、単純移動平均線の期間21(表示移動なし)をつかったエントリーポイントです。
単純移動平均線より上では買い、下では売りのみです。陰線が3本以上続き、それらを上回ってローソク足が確定したときに買いポジションをとります。ストップロス注文は、その上回って確定した足の安値におきます。売りは逆になります。
裁量部分がさきほどより大きくなっているようにも感じますが、上のチャートのように陰線と陽線を色分けしておけばわかりやすいと思います。
この例では決済ポイントは紹介しませんので、利益の出そうな決済ポイントをいろいろ検証してみてください。ポジション数を固定しないリスク管理を取り入れた方法で検証することをおすすめします。
スイングトレードのエントリーポイントを逃さないために!
スイングトレードで意外と重要な「足が確定した」ということ
これはたった今のポンド円5分足チャートをキャプチャしたものです。ここからどうなるでしょうか?
トレードルールとしては、今回なら黄色の移動平均線を上にこえて足が確定すれば決済です。3つ前の足で売りエントリーしたとすると、いま陽線なのでなんとなく決済しないといけない気持ちになってしまいます。
これは5分足なので、1つのローソク足ができあがるのに5分かかりますね。この5分間じーっとみているのは精神的にもよくないです。このローソクが出来上がる前の5分の間に途中で決済してしまうことは安定した成績を残しないなら、おすすめしません。
さきほどの足は結局、陰線で確定しています。そして今もトレードルール上はポジション保有中となっています。ここから下がるかどうかは誰にもわかりませんが、チャンスはあるわけです。
もしこの5分間ずーっとチャートを見ていた場合、どんなことを考えるでしょうか?
「やっぱり上がるかも~」
「ほら上がった。こんな手法にのるんじゃなかった~。他の手法探さなきゃ!」
ぴこぴこ動くチャートを見ていると、売りポジションを持っていれば何だか上がるような気になってしまうのです。しかしこれには良い策があります。
足が確定する30秒前だけチャートを見るようにしたらどうでしょう?余計なことを考えなくてすむのです。5分足なら30秒程度ですが、4時間足なら数分前にちょっとチャートを見るだけでいいのです。そのほうが楽ですし手法どおりに注文が執行できるのです。
「いやいや…相場なんて何があるかわからないし。常に見ておかないとね。」
そのためにストップロス注文を入れて、なおかつリスク管理をしっかり行うべきなのです。
エントリーポイントを逃さないための手段
エントリーポイントを逃さないために、とても原始的かもしれませんが時計を活用しましょう。その前に、どうしても手法どおりに注文執行ができないという方はトレードルールに「トレードをしていい時間」も組み込んでみてはいかがでしょうか?
4時間足でスイングトレードをするなら、例えばローソク足の確定が12時だとすると、11時55分からの12時5分の10分間しかチャートをみたりポジションを確認したり注文をしたりしてはいけないというものです。
携帯をお持ちなら、その時間帯になるとアラームが鳴るように設定しておきます。4時間足なら、例えば11時55分、15時55分、19時55分…といった4時間ごとになります。
このトレード時間限定のルールは、非常におすすめしたいやり方なのです。スイングトレードを選ばれる方というのは、多忙な方が多いというのもありますが、FX初心者の方もスイングトレードを好まれる傾向があるからです。
チャートをずっと監視するためにパソコン前に常駐しなくてもFXで稼ぐことはできます。わたしもそうですが、メインはスマホアプリだというトレーダーも増えていますよ。
エントリータイミングの理解が深まった後は、「利益確定タイミングや損切りタイミングなどを解説したこちらの記事」を併せてご覧ください。
スイングトレードのエントリーポイントのまとめ
FX初心者の方は、優れたエントリーポイントでポジションをとらなければ勝てないと思いがちですが、決してそうではありません。
優れたエントリーポイントでポジションをとれるにこしたことはないです。しかし、それはFX初心者には非常にハードルが高いです。かっこいいトレーダーになるより、安定して稼いでいきたいなら「明確な」エントリーポイントを探しましょう。
明確なエントリーポイント、利益確定ポイント、損切り設定があってこそ手法として検証する価値があります。大切なことは再現性なのです。スーパートレーダーAさんならできるけど、ほとんどのトレーダーが再現できない…それでは意味がないのです。
スイングトレードの戦略(利幅を大きくとる)にそったエントリーポイント等が明確な再現性のある手法を構築し、リスク管理を取り入れつつ自分の手で検証すること。これが稼ぐための一番簡単な方法です。
手法構築のヒントは過去記事「スイングトレードで迷ったら必見!稼ぐための具体的な戦略とは?」や「コツはある!FX初心者でもスイングトレードで利益を上げる方法とは?」でも紹介していますので、ご参考にどうぞ!
重要テクニカル分析で利ざやを取るには、FX業者選びが最も重要です!
チャート分析に基づくデイトレやスイングトレードで利益を上げるなら、テクニカル指標の全ての機能が使えるツールを提供しているFX業者を選ぶ必要があります。
ただ、豊富な機能を搭載したツールはあるものの、各ツールによってチャートの使いやすさや見やすさに差がある為、いくつかの口座を試してみながら、あなたに合ったFX業者を見つけましょう。
次の記事では、「どの口座を選べばわからない!」という方のために、管理人の口座選びのポイントとおすすめ口座を紹介していますので、「いろんな口座を試すのが面倒だ!」という方は、参考にしてください。
コメント
この記事へのコメントはありません。
コメントする