【画像付き解説】サラリーマンがFXデイトレードで稼ぐ4つの投資スタイルとは?
サラリーマントレーダーの方はいったいどのようなトレードライフを送っているのでしょうか?就業時間やライフスタイルによっても、選ぶべき稼げる手法が異なってきます
「帰宅後に1~2時間ほどだけFXするなら、どんな手法がいい?」
「営業だから合間合間に結構チャートは見れるんだけど?」
「忙しくてなかなかチャートは見れないけどFXはしたい!」
今回は、FXに取り組める時間別に、稼ぎやすいトレードスタイルと戦略をご紹介していきます。
この記事の目次
【サラリーマンがデイトレード】Aさんの場合「FXできるのは帰宅後だけ」
サラリーマンAさんの勤務状況と現在のデイトレード成績
Aさんは入社3年目の営業事務で、土日以外は9時から20時くらいまで仕事をしています。FX歴は半年と浅く、まだ勉強中です。帰宅して食事、風呂などを済ませると、だいたいパソコンに向かうのが23時になってしまいます。翌日のことを考えて1時には就寝します。
2時間程度のトレード時間が取れるのですが、この時間帯は市場が活発であると同時に、アメリカの重要経済指標の発表時間になることもあって、値動きが上下にぶれることもあります。
サラリーマンAさんのデイトレードの先月の成績になります。
- トレードスタイル 長時間デイトレード(15分足)
- 手法 トレンドフォロー
- 先月月初の資金 約30万円
- 先月月末の資金 約20万円(-33%)
- 先月の成績 -350pips(約-10万円)
Aさんが負けてしまったのはどうしてでしょうか?
Aさんはポジションを持ったまま、ストップロス注文は入れて寝てしまいますので、朝になるとストップにかかっていたということが、どうも多いようです。
Aさんの場合、15分足のトレンドを追っているのですが、どうしても夕方ころからトレンドが形成されてAさんが参加する時間にはすでにトレンドの終焉だったということも多々あたようです。
このタイプのサラリーマンに向いているデイトレードはこれ
AさんはFXを始めた頃からやや長めのデイトレードをしていましたが、相場が活気づく夕方から参加ができないため、中途半端な位置でポジションをとったり、チャンスがなかったりしていました。
思い切ってAさんは、スイングトレードか短めのデイトレードに切り替えするほうが良いでしょう。日中は環境的にスマホアプリを含めて一切チャートを見れないなら、日足メインのスイングトレードがおすすめです。
4時間足だとどうしても数時間に一度はチャートをチェックしなければならないと思います。それが困難ならば日足メインにゆったりとスイングトレードをするのも手ですね。
また、デイトレードであれば15分足単位のトレンドを夜遅い帰宅後にトレードするのは難しいですから、短時間デイトレードが良いかもしれません。短時間デイトレードなら、5分足や1分足のトレンドを追っていく形なので、取り組みやすいと言えます。
ただし短い時間足になればなるほど、難易度は高くなります。FXは利幅を大きくとりにいくやり方が、特にFX初心者の方には一番利益を取りやすいやり方となるからです。
スキャルピングや短時間デイトレードは、仕掛けのタイミングが大切で勝率重視の戦略となります。短時間デイトレードに取り組まれるFX初心者の方は、オシレーターを使って仕掛けてみると今までより良いタイミングでエントリーできるかもしれません。
【サラリーマンがデイトレード】Bさんの場合「割とチャートは見れる環境」
サラリーマンBさんの勤務状況と現在のデイトレード成績
Bさんは入社5年目の営業職で、普段は8時から21時くらいまで仕事をしています。FX歴は3年になりました。外回りなので、基本的にはお客様とかかわっている時間を除いては基本的にスマホアプリでチャートを見れる環境です。
普段のトレードは、スキャルピングをしています。なかなか利益になりませんが、時間だけは多く使っています。良いときけばすぐに商材を買ったり、セミナーに参加したりと積極的にFXに取り組んでいます。
サラリーマンBさんのデイトレードの先月の成績になります。
- トレードスタイル スキャルピング(1分足)
- 手法 逆張り
- 先月月初の資金 約50万円
- 先月月末の資金 約45万円(-10%)
- 先月の成績 -100pips(約-5万円)
Bさんが負けてしまったのはどうしてでしょうか?
Bさんは積極的にFXに取り組んでいるようにも見えますが、検証することが大嫌いなのです。すぐに忙しいからという理由で検証は後回しにしています。
ひとつの手法にきちんと取り組まないので、コロコロと手法を変えてしまう癖があります。先月負けた原因はこれかもしれません。
このタイプのサラリーマンに向いているデイトレードはこれ
Bさんは基本的にチャートをみることができる環境にいるので、15分足以上をメインにした長時間デイトレードが向いていそうです。
これなら夕方から、一時間に数回のチェックで良いですし大きな利幅を狙って、スキャルピングよりは容易にトレードできるようになるかもしれませんね。
基本的に長時間デイトレードの場合は「損小利大型」の戦略を取ります。その分勝率は悪くなるものの、リスク管理を取り入れた検証を行うとわかることですが、FXは確率で考えてトータルで稼げていれば問題ありません。
あとはBさん本人の問題ですが、検証を納得いくまで行い、これと決めた手法をとことん使うだけですね。
【サラリーマンがデイトレード】Cさんの場合「夕方には帰ってFXできる」
サラリーマンCさんの勤務状況と現在のデイトレード成績
Cさんは役所勤務ですが、割と今の環境はよいため定時退社です。FX歴は2年ですが、株式の経験が長いので基本的なことはわかっているようです。勤務中にチャートを見るなどもってのほかの職場ですが、職場から家も近いので夕方よりトレードができる環境です。
普段のトレードは、デイトレードといいながらも含み損となると、株式をやっていたころのようにすぐに「塩漬け」してしまいます。いまもドル円の買いポジションを「塩漬け」しているところです。
サラリーマンCさんのデイトレード(スイングトレード?)の先月の成績になります。
- トレードスタイル デイトレード(30分足)
- 手法 トレンドフォロー
- 先月月初の資金 約200万円
- 先月月末の資金 約200万円(うち含み損が60万円で有効残高は140万)
- 先月の成績 ±0pips(決済分)
Cさんが負けているのはどうしてでしょうか?
ポジションを祈るような気持ちで持ち続けているCさん本人に問題がありそうですね。Cさんはせっかく夕方からのトレンドに乗れるチャンスがあっても、思った方向へ行かなかったらストップロス注文を甘く変更してみたり、無計画な難平をしてみたり。
ストップロス注文を不利な方向へ変更することや、デイトレードから損したくないからといってスイングトレードに切り替えることはおすすめしません。
このタイプのサラリーマンに向いているデイトレードはこれ
Cさん自身に問題があることはさておき、市場が活発になる夕方からトレードできる環境のトレーダーなら、長時間デイトレードが稼ぎやすいと言えるでしょう。
短時間デイトレード(特にスキャルピング)は、FX初心者のみならず経験のあるトレーダーにも難易度が高いので、できるだけ避けたほうが無難です。拘束時間も大きくなりますし、スキャルピングで稼げる手法を探すのもまたそのスピードについていくのも、一苦労だと思います。
【サラリーマンがデイトレード】Dさんの場合「ほとんどFXに時間が取れない」
サラリーマンDさんの勤務状況と現在のデイトレード成績
番外編として、Dさんを紹介します。
入社8年目の中間管理職で、普段は7時半から23時くらいまでへとへとになりながら仕事をしています。昨年昇格して超多忙となったので大好きなFXをほとんどできなくなりました。今まではデイトレードでしたが、なんとかまたFXをしたいと思っています。
今までの成績は見よう見まねで特に勉強やきっちりとした検証もしていないので、トータルでかなり負けているようです。ここ数か月はチャートすら見ていません。よって成績はありません。
このタイプのサラリーマンに向いているトレードはこれ
この状況から考えて、Dさんにデイトレードは無理でしょう。たまに平日に休暇がとれればデイトレードで良いと思いますが、帰宅時間や翌日のことを考えても、FXをすると体を壊すだけと思われます。
勤務中はスマホアプリでチャートを確認することもできないようなので、4時間足でスイングトレードをすることもできません。
一番良いのは、日足でスイングトレードをすることです。これなら一日のどこかでちょっとチャートを見れれば問題ないです。本当は始値付近で注文を入れたほうがいいのかもしれませんが。
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【サラリーマンがデイトレード】まとめ
同じサラリーマントレーダーでも、勤務状況や家庭環境によっても向いているトレードスタイルが異なってきます。健康を第一に考えて、それが問題なければFXにも取り組まれたらよいと思います。
デイトレードではやはり夕方以降がメインとなりますので、この時間帯にトレードできない方は短時間デイトレード(スキャルピングは最初は避けてください)や思い切ってスイングトレードへの移行も良いかもしれません。
FX初心者トレーダーにとって一番利益が残りやすいのは、15分足以上の長時間デイトレードで「損小利大型」の手法です。勝率が悪いのがネックではありますが、利益が大きくとれるというのは本当に楽です。
ぜひご自身のライフスタイルにあったトレードスタイルを検討してみてください。そしてそのトレードスタイルの戦略にあった手法をみつけていきましょう。
最後に、決して無理をしないことがFXを継続していくためには重要なことですよ。
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