FX初心者が読むべきシストレにオススメの関連本5選
シストレをやってみたいけど、どのように勉強したらよいのか分からないと考えている人は少なくないでしょう。
最初におすすめしたいのは、やはり本を読むことです。本は一覧性に秀でており、読みたい情報がまとまっているため知識が吸収しやすいからです。本からしっかりとした知識を取り入れ、シストレを始める第一歩を踏み出しましょう。
この記事では、シストレ関連の本でおすすめできるものをいくつかご紹介していきます。シストレに関する知識をしっかり蓄えたいとかんがえている人は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
究極のトレーディングガイド~全米一の投資システム分析家が明かす「儲かるシステム」
システムトレードの基本的な考え方から資金管理の方法まで、必要なことが全て学べるシステムトレードの教科書的な位置づけとも言える本です。本書ではトレード対象は通貨だけでなく、債券や商品先物などありとあらゆるものに及びます。
Futures Truth Company(フューチャーズ・トゥルース社)の面々によって記述されていることもあって、システムトレードの何たるかが分かりやすく述べられています。Futures Truthは、世界で最も権威のあるトレードシステムの第三者審査機関で、その信憑性は世界一とも言われています。
売買シグナルや資金管理、システムの評価方法、構築方法までが、長年トレーディングシステムの評価を生業としている著者によって述べられているため、とても信頼のおける内容に仕上がっています。
売買シグナルも相当数が紹介されていて、パターンだけではなく期間内にトレードの機会が何回で、利益やドローダウンがどうだったかなど詳細な検証結果も示されていて、非常に分かりやすく納得できるものと言えるでしょう。
プログラムが組める人は、本書にある売買シグナルなどを参考にしてプログラムを作成し、同様の検証をすることもできるでしょう。
システムトレードを一から学べ、初心者から上級者までのバイブルになり得る本です。
FX自動売買・ガチンコ投資必勝技 ~ローレバレッジ時代の超堅実システムトレード術~
星の数ほどある自動売買プログラムや情報商材から、本当に収益性が見込めるシステムを選択するために非常に役立つ本です。著者は投資システム分析家で、システム開発や統計解析のスペシャリストとして投資業界では広く知られている人物です。
有効なシステムを選ぶにはどうすれば良いか、収益性のあるポートフォリオはどうすれば作れるかといったことが統計学をベースに解説されています。初心者でも理解できるように、難解な統計であっても分かりやすく説明されているのがうれしいところ。
視点が独特で、FXの知識ではなくプログラムの売買成績に基づいた合理的な戦略を立案し、確率論によるローリスクな取引を実現する手法を提唱しています。FXを計算可能な「確率に基づいたトレード」とすることで、勝てるトレーダーを目指します。
本書を読めば売買システムを適切な視点から評価することができ、利益の見込めるシステムを選ぶことができるようになるでしょう。これからトレーディングシステムを選択する人も、ポートフォリオを作成する人も、必ず役立てられる一冊です。
特にシステム選びに迷っている人は必ず読むべき一冊と言えるでしょう。
Excelシートで簡単にできる 実践システムトレード入門
売買システムのロジックが分かりやすく解説されている本です。対象者は主に「独力でトレーディングシステムを作ってみたい初心者」向けです。
ただ、売買ロジックが理解できるようになっているため、この本を読んで知識を吸収すれば下らない売買プログラムを購入するようなことはなくなるでしょう。
タイトルに「入門」とありますが内容は実践的で、システムトレードを理解すると言うよりは作るためのマニュアル本といった位置づけです。
システムトレードを構築するための手順が、順を追って丁寧に分かりやすくまとまっているため、真面目に取り組めば十分に理解して活用することができるでしょう。
また、トレードロジックの実例を挙げつつ、データの取得から検証までがしっかり含まれていますので、実践的な理解が身に付くのもありがたいところです。
ただし、最低限のExcelの知識と中学生レベルの数学の素養がある方が理解しやすいかと思います。数字や関数の知識がゼロの人は少し予習をしてから本書に取り組む方が良いかも知れません。
まずは手軽に自動売買システムを作ってみたいという人は、ぜひ手に取ってみるべき一冊ではないでしょうか。
FXメタトレーダー入門―最先端システムトレードソフト使いこなし術
超高性能ツールであるメタトレーダーを使いこなすための入門書です。メタトレーダーは、テクニカル分析は言うまでもなく、指標作成や売買検証、口座管理まで何でもできるオールインワンのFXソフトです。
この高性能ソフトで自由自在に売買プログラムが構築できるようになるまでの手順が示されています。プログラミングレベルは初級レベルでも無理なくついていけるでしょう。全くの未経験者も、理論が理解できれば大丈夫でしょう。
最終的には自分で作ったプログラムで自動売買まで出来るようになることをゴールとしていますが、メタトレーダーで動いているプログラムのロジックが分かるようになりますし、自分が実践している裁量トレードのルールや考え方が適切なのかを検証することもできますので、それだけでも本書は役に立つと言えるでしょう。
メタトレーダーのロジックを知りたい人、売買ルールのポイントを知りたい人、自作のプログラムを作って検証してみたい人におすすめできる一冊です。
新版 魔術師たちの心理学―トレードで生計を立てる秘訣と心構え
世界的に有名なトレーディングコーチで、投資関連の書籍で数々のベストセラーを世に送り出してきたバン・K・タープ博士(Van K. Tharp)による著作です。
システムトレードを軸にして、トレードの基本的なことから上級者も満足するハイレベルな内容まで記された投資に関わる全ての人が読むべき本です。
最も重視されているのは「ポジションサイジング」で、1回のトレードに対するリスクの取り方、ポジションの通貨量の決め方などがよく分かるように説明されています。
1トレードあたりの期待値や、最大ドローダウン、リスクの決定方法などを一から学びたい人には確実におすすめできます。徹底的なリスク管理と検証することの大切さをこの本からは学ぶことができるでしょう。そして、トレードはリスク管理だけでも勝つことができるのがよく分かると思います。
投資の基本的な部分から、プロトレーダーになる上での心構えまでが記された全ての投資家のための一冊と言えるでしょう。
まとめ
ここまで、シストレ関連の本でおすすめできるものをご紹介してきました。
投資の基本的な部分や、システムのロジック部分、プログラムを組むための実践まで、シストレ関連の本は幅広いラインナップとなっています。プログラムのロジックを知り、勝てる売買ルールが分かれば、相場分析や自分のトレード方法の検証もできるようになるでしょう。
さらに、それをもとにプログラムを作成することができれば自分が心から納得できる売買プログラムを作成することもできます。
ここで紹介した本も参考にしていただきつつ、しっかり学習してシストレの世界に飛び込んでみてください。
コメント
この記事へのコメントはありません。
コメントする