建玉(たてぎょく)とは
建玉とは「たてぎょく」と読み、他にただの「玉」、「ポジション」とも言われています。先物取引において、売りや買いの約束はしているけれど、まだ実際にお金が動いていない、決済されていない状態のことを言います。
買ったまま、まだ決済をしていない状態ならば買建玉、売ったまま決済をしていない状態を売建玉といいます。また、建玉の数え方は1枚、2枚と数えます。
FXにおいては、建玉よりもポジションというほうが一般的です。しかし、株式では保有する株のことを玉ということから、FXにおいても建玉という単語が使われます。
FXにおける資金と建玉との関係
FXでは、実際に保有する資金よりも大きな金額で取引を行うことが出来ます。レバレッジをきかせることで、より取引の可能性を広げることが出来るのです。
建玉、つまりポジションが大きければ、それだけ利益を得る可能性も高くなります。しかし、もちろん損失の可能性も同時に高くなってきます。
ポジションを出来るだけ大きく持ちたい気持ちは分かりますが、あまりギリギリで設定してしまうと、損失が出た時にすぐロスカットになるかもしれません。特に最初のうちは、十分な余裕を確保してポジションを持った方が賢明です。
最初のうちはついつい、ポジションを出来るだけ大きく持ってしまいがちですが、それでは予想と反する動きを見せた時に対応が取れなくなってしまいます。まずは少なめの資金で始め、慣れてきたら取引ごとに建玉の量を調整していくと良いですね。
建玉の調整
建玉を持つとき、一気に買って、一気に売る、というような極端な方法を取る方はあまりいません。為替相場は常に動いています。その動きが極端な場合ならばまだしも、通常は上がったり、下がったりを微妙に繰り返しているものです。
そんな時、保有する建玉を一気に動かしていては大変です。大抵は持っているポジションの一部分を決済し、残りはそのまま保有したりします。他にも、最初は少なめにポジションを持ち、後から同じものを徐々に増やしていく方法も考えられます。
その時のトレンドが、どのような状態かによっても、調整の方法は変わってきます。最初は動きが分かりやすかったが、段々難しくなっていく場合、徐々に少なくしていく方法の方が対応がしやすいと言えます。
また、逆に今後の動きの方が分かりやすそうだ、という時には、最初は少なく、後から増やしていく方がオススメですね。基本的には、分かりやすい時には多く持ち、分かりにくい時には少なく持つ、ということになります。
その都度状況を見て、自分の建玉を調整していきましょう。
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